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夢のある資本主義で生まれる人間失格


人は、富と権力を手に入れると、なにか世の中のためになることをしたいという欲求が生まれる。


はじめは勿論 自分のために働いているのだが、事業が拡大しだんだんと富と権力を手に入れ、上り詰めて世界的にも有名になったひと。
もしくは、富はそんなに手に入れてなくても、上り詰めて国家権力を手に入れたひと。

「なにか世の中のためになることをしたい」と考える。


そして、その何かしたいは自分の中の正義に昇華していく。
そして、ときにその正義は、世の中に過ごす人々にとって歪んだ考えであることがある。

それが、「人の選別」だ。


この人は世の中にとって、地球にとって、害でしかないと思考しそれを排除しようと考える。もしくは、排除しなくとも人の階層を作ってそれを利用しようとする。
それがナチス ヒトラー時代の人種主義だったり、欧米の白人主義だったり、障害者への優生保護法だったりする。

なぜ、その発想や選別に至ったのか。
その時の時代背景があっただろうし、多少なりと困っているひともいたからだと思う。
ユダヤ人と衝突したり、黒人が悪さをしたりしたかもしれない。

ただそれは、その人種全てに選別を実行したことは許されるものではない。

人種や見ためが違っても、人間としては同じなのだから。個を否定してもその人種を否定してはならない。


いま米国で起こっている黒人の暴動についてもそうだ。個の白人を否定しても、白人全体を否定してはならない。
その逆の白人もそうだ。
誰もが理由なしに、人種差別してはならない。

資本主義経済で格差が広がっているが、それはその人が努力して掴んだものであり、それを不平等だと言うのもどうだろうか。
人種関係なしに富を掴んでいるひとはいるし、それができるのが今の世の中だ。

誰にでもチャンスがある。夢がある世の中だ。


ただ格差が広がり過ぎると、それはわかっていても妬むのが人間という生き物。
だから難しい。

そしてその妬みは、私たちの周りでも常に起きている。
矛先はお金持ちへだったり、有名人へだったり、きれいでモテる同期生へだったり、要領よく仕事をこなす同僚へだったり。

お金のあるなしで、医療現場でも受けられるサービスは違ってくる。それは当たり前のことだ。
だって高度なサービスにはお金がかかるのだから。
それを差別と言ってはいけない。
自分にチカラがないだけだ。悔しいけど。

妬みを拗らせて、差別と結びつけるひとがいるが、差別とは区別するべきだ。
お金のあるなし、その人のチカラで受けられるサービスが差別されているのか、人種で差別されているのか。
そこははっきりしておかねばならない。


明らかに人種で差別されているのであれば、それは戦うべきだ。


ただ自分の国家が、隙あれば領土を広げようとしていたり、自分ばかり優先させようとしたりすると他国からはあの人種はと思われたりする。
そういった背景があって差別されているのか、そうでないのか。

今の協調社会において、協調できないと争いが生まれるし、差別が生まれる。
宗教問題でもそうだ。
お互いがお互いの宗教を尊重できれば、テロも減る。

自分こそが正しいと主張するから、争いが生まれる。
だれが何を信じるかはその人の自由だ。

だから、私は正しい、あなたは正しくないなどと言ってはならない。
正しい、正しくないかなんてあなたの主観でしかないからだ。

だれが何を信じようと自由。
そして宗教をするのは自由だが、それを他人に押しつけたり、協調社会に持ち込んではならない。
それが人としてのマナーだ。


選別、妬み、差別、宗教・・・

人間が人間がゆえに、起こすこれらの感情や崇拝は、誰しもが等しく持つ可能性がある。
だからこそ、度々社会問題になる。

人間よ、もう少し心に余裕を持たないか。
相手を尊重し、協調できる心の余裕を持たないか。


神には、心の余裕を説く教えを広めてほしいと今、切に思っている。




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