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大河ドラマ「光る君へ」第二回「めぐりあい」

前置き

今回はBS1800からの放送を真面目に見る→地デジ2000放送でTLを追う で見ました
余裕がある日はこれで行きたい。無理な日は無理
本放送の時にスペースつけて、ワイが一人できになったこと喋り続けるのも楽しそう。
ちなみに見出し画像は、お菓子の「満月」を半分に切ったものです。🌓半月。

ドラマ雑感

総評:1話目より2話目が面白くするの難しいね(こなみかん

内裏のセットや衣装がまるまる初見、良くも悪くも道兼インパクトで話としては面白かった1話。それに比べるとまぁ2話目の点は辛くなりがち。悪くはない、概ねロバート実資アキヤマと兼家くんと花山さまのおかげです。

箇条書き感想

・気のいいおっさんかつダークというか怖い面も滲ませる蔵之介宣孝。いいですね!というか成人の儀である腰結をやる人が未来の夫ってスケベなのでは?
・まひろこの時点でメンドクセェ女だな……でも紫式部はメンドクセェ女だと思うのでOKです
・ちなみに984年、隆家くんは979年生まれなので存在してるんですが今回は影も形もなかったです。
・もう顔を隠さずほっつき歩くまひろちゃんにつっこむのはめんどくさいんでとりあえずしない。庶民じゃないんだぞ!……と思ってたけどそういや光孝天皇本人かその奥さんが市街ほっつき歩いてる話ありましたね。説話だと思いますが、こういうのは普通はやらないから話が残るので、やっぱノーマルな貴人はぽやぽやあるかないな!光る君へ世界線と解した方が良い。
でも真夜中、供も連れずに夜遊びする隆家はアリ!!
・道長くんもほいほい御簾無しで帝の妻たる詮子姉さんに会えないだろ!と思うけど正直御簾ちょっとダルいねとは思う(表現的に) 道長と詮子ちゃまの近さをわかりやすく書きたいのか?
・道兼くん、相変わらずカワイソウ。兼家の教育が畜生なんやけど、けがれの話でたね。ただ字幕だとけがれは「汚れ」と表示されてたので、「穢れ」概念とは違うと思った方がいいのか。平安時代的触穢の悪業ではなくて、現代的に人を殺したこと自体が汚点で、目撃者も殺さなくなっちゃったじゃんワシが!(by兼家)で捉えとくほうがすんなり納得できるんだよな〜
・詮子さま、皇子産んだ自分を差し置いて子なしの遵子さまが中宮になったことに対してキレ散らかさず、円融天皇に嫌われたことが悲しいみたいな感じ。兼家の影響を感じ取ってる描写あったかな あんまりなかったような。大丈夫?めんどくさい姑にならんか?(息子一条天皇と定子のラブラブを思い)いやめんどくさい姑ムーヴと一緒にできる国母ムーヴがあるといいなと思ってます。ワイの中の詮子たまイメージが、若い時代より年取った後のやる気ある国母詮子さまなせいで……
・ほう!高麗の船が大宰府に来た話!隆家もとい刀伊の伏線ですね(なんでも伏線にする)
・ロバート実資アキヤマ、見た目からしておいしい。ドラマ最後までいるから期待してます。あと太いけど平安時代的には太いがすなわちブサイクではないから、あのくらいならむしろおモテになるかもわからん。大事なことなので3回言いました。黒すぎ!の意見はあるけど、実資健康オタクだから日光浴でビタミンD合成に熱心なんや(適当)
・まひろちゃん監禁ザルすぎて🌱

道長と紫式部(まひろ)について

まあ……今のところどうでもいいかな……。(今年2回目)
今の所の道長とまひろって完全に創作だから、もはやアグレッシブ動くまひろと道長くんのこの創作が好きかどうかしかなくないか?と思ってて「あんま興味ないですね」って感じ。
あとはまひろのすっとんだ下駄が道長の頭に当たり、道長は怒らないで下駄をまひろに履かせてあげるやつ。初見「とんだ少女漫画ムーヴだ」と思ってましたが、TL見てると鎌葛ムーヴ(大化の改新の中臣鎌足と中大兄皇子 蹴鞠で中大兄の靴が脱げたのを鎌足が拾って履かせた)は草でしたが、それを道長とまひろでやる意味はないと思いましたので、単に「シンデレラムーヴ」で落ち着いています。
とはいいつつこのカプに嫌悪もないので、今んとこ大河の味が↓


花山・奏多・天皇

第2回ではまだ師貞親王ですが、のちの花山天皇。第1回でもヤバ親王っぽくて「さす花山」と専らの話でしたが、第2話で「まじのキテレツ暗君路線なのか3年鳴かず飛ばず路線なのか謎」になってきましたが、花山天皇のオチを見ていただくと多分鳴かず飛ばず路線だけどうまくいかなかった奴になる……でも為時に懐いていて、やるときはやるぞ!とアホボンではない雰囲気も出している……あれ?これは視聴者の情緒を破壊する路線ですねこれは。気になる人は花山天皇のwikiでも見てください。ネタバレ。

触穢、多分現代解釈で良さそう

第1回で道兼くんがまひろ母を殺害した件について、Twitterくんでも色々な知見を見られました。ワイも「穢れの概念死んだんか?」と思ってましたが、今回のを見て「多分平安時代的穢れの概念は死んでる」判定しています。
平安時代の触穢は現代感覚だとウィルスや病原菌が近そうやな〜と思っておりましたが、有識者がツイートしてくれてたので貼っときます。

コロナで例えちゃいますが、コロナ予防についても気にする、そこまで気にしてないけどみんなが気にするから常識として気にしておく、まじで気にせん、と人によってばらつきがあるように触穢も気にしない奴は気にしないし、穢に触れても人に見られてなければ🆗とか、時と場合でかなり対応わけてるのもそれっぽい。
道兼が人を殺したのが罪とかではなく、生死に関わる諸々は穢れ=穢れに触れたら一定期間引きこもらなければ人に移る(宮中に参内もできなくなる)→基本的に避けるべきもの です。

しかし第二回の兼家と道兼くんのやりとりを見るに、けがしたという言葉こそ出ているものの、6年前我が家を汚した、目撃者も殺させてわしの手もけがさせたというのは(兼家は人に道兼の部下を殺させてるはずなので、穢には触れない)、平安時代的触穢じゃなくて現代的に「人殺しはよくない、人を殺すことは人に晒すべきでない罪である」って方がしっくりするなと思いました。
平安時代人、階級社会すぎて貴族に至っては庶民を人間としてカウントしてない空気あるもんな

ちな私が穢れについて気にしてたのは、考証というより光る君へ世界では、穢の概念が深くにある人々なのか?それともあんまりない、現代的解釈の汚れなのかがわからんかったからです。今後の光る君へキャラ解釈に影響があるかもしれないので……

X(ツイッター)感想まとめ

おまけ

今回の光る君へとは無関係ですが、わたくしがよく視聴している中国史ゆっくり解説チャンネルが、刀伊の入寇やってくれたんでぜひ!
中国史チャンネルなので、刀伊の入寇に至るまでの東アジア情勢の話です。刀伊の入寇への教養を深めよう!

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