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ひとり旅日記欧州へ6日目:食事の恩人現る。

2015年12/26ブタペスト2日目。

ザルツブルク駅で買ったミニトマトと昨日のサブウェイ半分7.5cm、チョコレートの朝食後、この宿から近いシナゴーグと聖イシュトバーン大聖堂へ。チェックアウト11時前までに行って来た。クレジットカードなくたって、見られるとこ見とかないと。シナゴーグ。ユダヤ教会?もちろん今日休み(苦笑)。シナゴーグは入ったことないから、どうなってるのか見たかった…。次、大聖堂。10時過ぎに着いた。中はちょうどお祈りの時間だった。自分も手を合わせ涙を滲ませながら、どうかウィーンで無事にクレジットカードを受け取れます様にと真剣に祈った。本当に真剣に。今までこれほど神様に祈ったことはないというくらいに。そしたら、おばあさんが、「ここの席が開いてるからここにいらっしゃい」と手招きしてくれたが、チェックアウトの時間もあるから笑顔で「もう行かなくてはならないので大丈夫です。ありがとうございます」と伝えた。自分の真剣な祈りが痛々しかったのかね…

チェックアウトの手続き前に、昨日宿の共用スペースにいたアジア人の女の子が教えてくれた24時間開いてる小さいスーパーに行った。今日と明日の食料ゲット。みかん4個、バナナ2本、ヨーグルト、パン1個計260フォリント=116円…ボンビー。

早速みかん2個とバナナをほおばって、共用スペースでヨーグルト食べて次の宿へ。初トラム。ってか、どこで降りるか分からず、近くにいたお兄さんに聞いたが、エーゴ通じず。お姉さんが「オクタゴンで降りて左側にあるわ」と教えてくれた。オクタゴンか…NZダニーデンと一緒!と思った。

オクタゴンで降りて少し歩くと2件目の宿。でもインターホンの使い方分からない…。ヤングが道を歩いて来るのを待って、助けてもらった。48押すだけだったらしい。口コミにあった様に、3階まで荷物上げるのはキツかった(苦笑)。休み休みなんとかフロントまでたどり着いた。時計見ると12時。チェックイン時に記帳したが、個人情報放置で大丈夫かね…名前、生年月日、国籍の一覧丸見え。ってか、宿泊客はほぼ20代。同年代ゼロ(苦笑)。

部屋に荷物置いて街歩きするか…。今日は霧。建物の彫刻の変顔撮るのが好きだから、そればっか写真撮ってた。世界一美しいマックに行ったがクレジットカードないから、注文してなかで食すことはできず写真のみ撮らせてもらった。ぶーらぶらしてマルギット橋。国会議事堂をぼーっと見てたら、「こんにちは」と聞こえた気がしたが、気のせいと思ったら、もう一度「こんにちは」が聞こえた。観光名所くさり橋でないマルギット橋で日本語で話しかけられるとは!あいさつもそこそこに、今まで胸にしまっといたクレジットカード事件を、ただ声をかけてくれた彼に一気に話してしまった。

どれだけこのネタで立ち話したのか、一連の出来事を打ち明けてしまった後に、「お昼しませんか?」と言ってくださり、「ありがとうございます!ごちそうさまです!!」と口走った飢えた馬鹿な自分よ…。いずれにせよ、話せたことで救われたし、今日ご飯どうするか…って考えてたから有難かった。ピンチの時でも映画のワンシーンみたいなことが起きてた。

9番バスに乗って祈りを捧げた大聖堂で降りた。ハンガリー料理出してくれそうな所でランチ。スープとメインを注文。そしてやっと自己紹介。よしさん。ロンドン在住の男性。自分がNZダニーデンにいた話したら、なんとダニーデンを知ってると言うではないか!宿移動した時にオクタゴンでダニーデンを思い出し、まさか日本じゃ有名でもなんでもないダニーデンを知ってるって人に会うとは!本当に面白い偶然。

よしさんは年に7~8回旅してるとか。い~な~。マンモスうらやまP。色々話してたら料理が出て来た。ハンガリーの煮込み料理。「別皿の小麦粉練ったダンプリンを入れて食べてね」とウェイターに言われた。小さい小麦粉のダンプリン、特筆することはない…。これをよしさんとシェアし、メインが来た。よしさんはチキン、自分はサーモン。メインも少しずつ交換した。

ブタペスト滞在は思いっきりクリスマスの祝日にかぶってしまって、まともにご飯する所がなく、唯一開いてるサブウェイに祝日の事情知らない観光客が駆け込んで、開いててくれてありがとう!状態だったから、久々にボリュームがあってまともな食事を頂いた。声をかけてくださって、ごちそうまでしてくださったよしさんには感謝してもしきれない。

メアドを交換し、よしさんはミラノに経つ為に空港へ。別れ際に、「万が一クレジットカードがどうにもならなかったら、日本のご両親よりロンドンのオレの方が距離的になんとかできると思うからその時は言って」とまで言われた。これ以上よしさんには申し訳ないから、カード届いてくれないと困る。固い握手をしてよしさんがメトロの駅に向かうのを見送った。

自分はもう少しぶらぶらしようと思ったら、霧がより深くなってた。もう夜の9時ぐらい?と思ったが実際はまだ夕方だった。

17時半には宿に戻って、今後のブタペストのプランを練った。色々調べて、温泉に専念することにした。

今日を振り返って、よしさんが旅でいろんな世代やジャンルの人と話せるのが良いと思うって話してたのには、心底賛成した。

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