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ひとり旅日記北欧周辺へ57日目:ゆっくり日帰り世界遺産トマールのキリスト騎士団の修道院。

2017年2/24トマール。

今日も朝食自分の為だけに早く用意して頂きまして、誠に有難うございます。+αで昨日宿戻る前に買ったデパ地下のサーモンの野菜包み、しょっぱすぎて中の野菜だけ食べてあとはセイ・グッバイ。今日もタクシーでバスターミナルまでは馬鹿らしいから、地下鉄乗り換え時間省く為に隣の駅まで歩けるかreceptionの兄ちゃんに聞いたら、この宿から5分位とのことで、窓から道を指して教えてくれた。その駅からの始発に乗った方がバスターミナルまで2駅だし。

と、6:30am前だったが隣のサンセバスチャン駅のメトロホームにアクセスできた。しかしながら、誰もおらず。もしや、メトロ駅の中に入れるのが6:30amなだけで、地下鉄が実際に来るのは6:30amとは限らなくね?もしこの路線の始まりの駅からの出発が6:30amだとしたら…?かなりのストレスだった。徐々にホームに乗客が集まりだし、近くにいたお姉さんに、「何時くらいに地下鉄来ますかね…?」と聞いたら、あと1,2分とのこと。で、そして実際にその通りだった。

バスターミナルには7時15分前に着いて、心から安心した。トイレを済ませて、バスに乗込んだ。今日はトマールへ。バスの本数が少ないから、トマールには6時間滞在予定。

9時前にトマール着。今日も良い天気。世界遺産の修道院が開くのが9時からだけど、そんなに急いで本命見に行かなくとも。と思い、隣の国立公園へ。園内案内板を見ると、view pointがあるらしいのを確認。とりあえずそこまで行ってみよう。ハイキングコースもあるんだ…。1周3.5kmで1.5時間かかるんだ。へぇ~。

隣の丘の修道院と同じ高さまで歩いて、城壁内にある修道院を違った角度から見ながら写真撮って歩いた。気温も丁度良い。ハイキング日和。この公園自体も城壁で囲まれてて、かなり遠くまでそれは続いてる。緩やかな坂道を登り切った所で、この城壁の外が見えないもんかな?と、壁に近づいてみたらブーンとすんごいデカイ蜂が飛んでた。ヤッバ!ここまで歩いてて誰とも会ってない。もしここで刺されたら発見が遅れて、自分死んでるに違いない。これ以上刺激しないようにそっと城壁から離れた。アブナイ!!

そろそろ下ろうと思った。分かれ道があった。来てない方から戻ろう。緩い坂道を下ってるのは間違いないが、なかなか公園入口の門に着かないし誰とも遭遇しない。遊具がある所でやっと犬の散歩のおじさんに会った。そして、入口から見えてた庭園に来た。ふぅ。気付いたら1時間歩いてた。もう一度園内案内板見たら、自分が歩いたのは1.5時間コースだった。そんなつもりなかったんだけどね…。ま、たまには森林浴、ハイキングもいっか。

さて、ようやく世界遺産へ。そこへ行くにはまたまた丘を登らないとならないという…。昨日のバターリャとアルコバサは丘の上にはなかった。トマールは修道院でも丘の上で城壁内にあるってことは、なんか違うのかね…。

城壁の門をくぐって、チケットと書いてある方へ。確かにその方向で、係の人達がおしゃべりしてるけど、どうやって行くの?そこに行く通路あんの??と戸惑いながら彼らのいる方へ。人ひとりやっと通れる隙間にお客さん通してチケット売場って?笑えた。係の人達が自分の反応に微笑んでた。恐らくここに初めて来る観光客は自分と変わらない反応するんだろうな。戸惑い系。団体入口はきっとどこかに別にあるんだよね?

窓口でトマールのパンフ1ユーロももちろん日本語あるだろうと思って聞いてみたら、ないとのこと。バターリャとアルコバサのパンフは日本語版あるってことは、日本人観光客が多いってことなのかな。エーゴパンフの裏面見たら確かに日本語で発行してるとは記載がなかった。まぁ、いい。

早速見学しよう。この修道院にはたくさんの写真ポイントがあったし、見学できるように解放してくれてる場所も多くてなかなか見応えあったし楽しかった。回廊の屋上に行けたし。十六角形の聖堂は、これまで見てきた中で初めてだったし、柱のペイントはアジアを感じさせる模様だった。と、男3人組がロープ張ってある聖堂内に入り出した。何?と、ドローンが離陸した。生ドローン!ってことは、トマールのこの修道院をアピる映像作成するのかな?

この修道院にも未完の部分があった。アルコバサも台所あったけど、トマールの方がより現代の台所っぽかった。大理石を彫って作った3つ並んだ洗い場はツルツルの手触りで、ここで野菜洗ったりしたのかな…とか思いを巡らせたりした。

建物の隙間からの空の写真撮りたくて、どこらへんからがキレイに撮れるかな…。とデジカメ手にしながら探してたら何かにつまずいた。井戸。おっとォ。危うく落ちそうだった。もし落ちたとしたら頭からだから、首の骨折れて間違いなく即死だな。こんな事故で日本でニュース流れんのはヤだな。注意不足の不慮の事故なんてダサ過ぎる。「写真撮るのに夢中で誤って転落した模様。」だなんて。マジ気を付けよう。

もう充分見たから去ろう。出口から外に出ると観光バスが2台停まってた。フロントガラスには日本の旅行社とツアー名があった。この旅もあと数日なのに、このツアーに紛れたいと思ったね…(苦笑)。いよいよひとり旅の限界か?

町の中心部に着いて、昼にしよう。この旅を振り返ると、日帰り先でゆっくり昼食なんてあんまなかったよな…。手作りサンドイッチかじりながらが多かったし。何軒か開いてた中のひとつのレストランにした。12時前なのにけっこうお客さん入ってた。葡料理によく使われるというタラ料理にしてみた。

隣の老人グループのおばあさんがリゾット食べてた。米なんてあったの?店内を見渡すと他のテーブルでもリゾットの人がおばあさんの他3名。注文間違えたか?フライドポテトとサラダ付きのバランス良さげな方に目が行ってしまった。自分の料理が出てくる間にお店は地元のみなさんでほぼ満席。アジア人は自分のみ。こういうパターン多くね?今回の旅で観光客いたとこって、バルセロナのマーケットとピンチョス屋、マドリッドのマッシュルーム屋とマーケットくらい?

そして自分の料理が運ばれて来た。タラのカマ?みたいな切身が揚げ焼きされて、その上に玉ねぎとアサリのソースがかかってた。切身を一口。どうしてこんなにしょっぱいの??ソースはイイ味だったのに。しょっぱ過ぎてキレイに食べ切れず。こりゃ甘いもので口直しだな…。とレストランを後にしてパン屋に駆け込んでエッグタルトを買い求めたが、やっぱ今日のエッグタルトはハズレだった。ただ塩辛さを中和する為の甘さみたいな。

今日祝日?小さい子達が仮装してパレードしてたし、インフォメーションは休みだったし、トマールのメイン通りのお店はほとんど閉まってたし。スーパーで水買ってバスターミナルに向かうことにした。まだ時間があったから向かいのカフェにアイスあるかな…。と入ってみた。陽射しが今日もヤバくなってきて、アイス日和。アイスのつもりが、店内の生搾りオレンジジュース1.5ユーロが目に入って、そっちに変更(笑)。コインブラ大学よりも安いなんて。しかも大きいコップに入って出てきたし。

お店の女性の赤ちゃん、ルーカスって名前の男の子。なんでか自分を見て笑い出した。アジア人見たことないからか?この反応に赤ちゃんの面倒を見に来た、恐らく友人であろう女性も笑ってた。ジュース飲みながら赤ちゃんを見てたら、feedingタイムのようで、面倒を見に来た女性が赤ちゃんにスープを食べさせてた。人参のカケラをペッと出してたのには笑えた。人参ダメか…。何回も出してたもんね。お母さんがルーカスの隣に座ったら、見えてたはずの自分が遮られて機嫌悪くなった。お母さんが席ズレて、また自分と目が合うようにしてあげてた。ルーカス、ウケるんだけど。そんなに自分を気に入ってくれたか!ジュース飲み終わったからバスターミナルへ。さよなら、ルーカス。

17時過ぎにリスボン着。メトロに乗って、昨日予約したにんにくタラペーストを取りに行った。予告の17時半を少し過ぎてしまったけど。ちゃんと5個袋に入れて待っててくれた。「また何かあったらTELして!」と。お姉さん、ありがとう!一度諦めなければならなかったものが手に入った奇跡。有難い。

昨日ケーブルカーに乗って上った坂を徒歩で上がってサン・ロケ教会へ。ガイドブックには19時までとあったのに、実際は18時で閉館。10分遅かったか…。またこの坂を上らんとならんのね?今日はもうおとなしく宿に戻ろう。

昨日食べ損ねたフォーを食べにフードコートへ。海鮮フォーの大盛り7.5ユーロ。もやしとハーブは別皿で提供された。スープしょっぱ目だったけど、コチュジャンのベトナム版を少しずつ入れたら美味しくなって、最後レモンを搾ったらさわやかな味に変わった。1日の〆のスイーツは、パン・デ・ロー。カステラの原型とも言われるらしい。シフォンケーキのようなしっとりふわふわ。自分このタイプのカステラの方が好きだな。

明日は鉄道日帰りシントラ。行き方をreceptionのお姉さんに教えてもらって、時間も調べてもらった。オブリガード!

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