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ひとり旅日記ギリシャとイタリアへ25日目:宿のサングリアナイト、サイコー!

2018年1/25世界遺産カゼルタの18世紀の王宮と庭園へ

今日で仏女子2人はチェックアウトとの事で、朝食一緒に食べた。2人は眼科医で、メガネ屋で働いていると教えてくれた。ステキな髪型の彼女は天パーとの事。羨ましいくらいのくるくるカール。彼女たちは相部屋でささやく様に話してて、本当に好感度高かった。それに比べて伊人って公共の場で粗野な人多いと思う。パリから車で2時間の所に住んでるとの事。記念に一緒に写真撮った。サンキュースイーツをあげて、ハグして別れた。出会いと別れ。旅だね。素敵な宿には素敵な人しか来ないのかも。

出発前にふと、またナポリに戻ってくるけど、アルベロベッロとマテーラ行くのにキャリーじゃ特にマテーラ大変だろうな…。と思った。ダメ元で宿のマスターに明日からの予定を伝えたら、あっさりと荷物置いといて良いと言ってくれた。有難い。これで、火曜日休みだったカゼルタに行ける。

到着した駅を出てすぐに王宮っぽいのがあるんだけど、工事中で道が塞がってて遠回りして着いた。電車のトイレを使う気にならなかったから、駅近と思ってた王宮は遠かったし、着いたら着いたでトイレサインないから、ここか?と思った扉開けたらあった。こりゃ分からんわ…。

内部見学。ババァの集団、真面目に見ないで喋って通り過ぎるなら、来んじゃねーよ💢マジうるさかった。ババァの集団が去って、やっと心ゆくまで鑑賞。透明の花のシャンデリアとローマの風景を描いた1700年代の絵が印象に残った位で、あとは特には…。

世界遺産は18世紀の王宮と庭園etcで登録されてる。庭園の噴水、マジ長い。歩きたくない人用の有料カートまであった。一番奥の滝みたいな噴水は両端から登って全体を見渡せるはずなんだけど、進入禁止のテープが…。王宮からここまで3kmだから、宮殿なんてもう見えない。しかしこの噴水、全部が繋がってる訳ではなくて、途中に行き来できる所がある。ここが世界遺産か…。王宮も庭園も別に…。エステ家の噴水はスゴイと思ったけど、ここは長い噴水!と思っただけだった。

14:07カゼルタ発の電車でナポリへ戻った。今日は早目にランチ終えたから、ナポリに戻ったら、ジュリア・ロバーツの映画「食べて祈って恋して」が撮影されたピザ屋に行こうと思った。その前に今日の夕飯兼明日のランチ何にするか。まずはアジアンスーパーに行ったら、オクラと長芋があった。ネバネバ丼…。違うな…。缶詰使ってなんかするか…。頭の中のレシピ問合せても応答なし。駅近スーパーに移動。青果担当のお兄さんに何回重さ測ってもらって値段シール貼ってもらったんだろう。通って5日目にして、「コンニチハ!」と言ってくれた。ま、初めは「你好」だったけど。果物は決まったが、夕飯…。肉売り場に行って、あぁ、このすき焼き用の肉っぽいの買おうとカゴに入れた。

もう一回アジアンスーパーに行って、リークとエノキを買った。他にすき焼きの具材が思い浮かばなくて。買った食材を置きに、一度宿に戻った。初日に対応してくれたreception のおじさんにも、念の為、荷物の件を伝えたら、OKとの事で、本当に有難い。

最後の旧市街観光。初日は観光ポイント見られるだけ見て、お店とかあんま見てないから。ネットで調べた守護神マスクと繁栄の角を買う事にした。ウワサでは自分で買ってはいけないらしいが。Who cares?初日に見たカラフルなマスクのお店が見つからず。お土産通りの始まりの方にあったお土産屋まで戻って、友人と自分用に。店内はミニチュア屋だったらしい。店内にもカラフルなマスクがあったが、黒を見た瞬間、コレだ!と思って、2つ持ってレジへ。おじさんに「黒にしたんだね?」と言われて、「黒が強そうに見えるから」と答えた。

そういや初日に宿のおじさんおススメの地図に乗ってたピザ屋の名前なんだっけ?と思ったら、まさにその真ん前にいて、笑った。ジュリア・ロバーツのピザ屋は友人から分かりにくい場所と聞いてたし、ここら辺?と思ったら違ってて、カフェのお姉さんに教えてもらった。

なんとか着いた。周囲にもピザ屋あるけど、ここだけは並んでた。ネットで調べた情報によると、番号札をもらって並ぶとの事。レジのおじさんに「ひとりなんですけど…。」と伝えたら、すぐに席に案内された。自分の席の目の前にも同じくひとりで来たおじさん。そのおじさんに「注文決まった?」と聞かれたから、「マルリーナとコーラ」と言うと注文してくれた。

おじさんに「よく来るんですか?」と聞いたら、「10年ぶりだよ」「元々はどこのご出身ですか?」「バーリだよ。今はローマに住んでるんだけど、あともう少ししたら鉄道でローマに戻るのに、時間があったから10年ぶりに」「10年ぶり!」「盆暮れなくピザを焼くのは見てる分には簡単そうに見えるけど、大変な仕事だよ」とも言ってた。

若い衆がピザ生地を窯に入れると、職人のおじいさんが最後に焼き加減をチェックして、窯から出してた。おじいさんのこのポジション、次は誰が継ぐんだろう?店内にはジュリア・ロバーツの写真が2枚飾ってあった。映画のワンシーンのピザをほおばってるものと、映画撮影後にお店のみなさんと映った1枚。

出てきた。ピザマリナーラ。もっとニンニク効いてると思ったが、あっさり味のピザ。そして感動も何もなく…。ピザハットの方がウマくね?生地もフツーだったし。相席のおじさん、鉄道の時間迫ってるのかすんごい速さで完食。自分は上品ぶってる訳ではなく、トマトソースで手を汚したくないから、ピザをフォークとナイフで細い三角形に切って丸めて口の中へ。支払い時にチップの要求があったが、感動も何もないから無視。

ある意味今日がナポリ最終日。友人からはナポリは危ないから注意して!と言われたが、自分のナポリの印象は、なんか味があって、嫌いじゃない所だったな〜と思いながら、初日歩いてない、旧市街の道を歩き続けた。暗くなったし、メトロ乗ってすき焼き作ろう。最後にもう一度キレイ!と感動したトレド駅から地下鉄乗ろう。帰宅ラッシュだった様で激混み。カバン注意。

無事に戻れた宿18時半。早めに夕飯。すき焼きと米飯。今日こそはNOおこげと早めに火を止めた。すき焼きもそれなりにできた。と、19:30。スタッフの女の子達が何か始めた。聞くと、サングリアナイトが毎週木曜にあるとの事。楽しそう!つまみのガーリックブレッドがヤケにおいしくて、パッケージを写メった。

アルゼンチンからのスタッフがパイナップルジュースで割ったウォッカを作って提供してた。今回のサングリアナイト参加者はUK1名、米2名、仏5名、そして自分。アジアが少ないから部屋の台湾女子に声掛けたが、ちょっと顔だしてまた部屋に戻ってしまった。

サングリア。キケン。2杯でもうクラクラ。どーでも良い話で盛り上がった。UKの彼が、「伊はエーゴがなかなか通じないのはストレスだった」との話に、酔った自分は昨日の夜腕の内側に突然出た発疹見せながら、「イェース、イターリアンストレースッッ!」と言ったら、「自分で噛んだんだろ?」のツッコミが入り、ウケた。こんなんで、2時間サングリア飲んでふらふらになりながら、22時に楽しい夜は終了。

部屋に戻って、遂にこのジャマイカンヘアとサヨナラ。って、ほどくのに30分。洗ってコームでとかすのに20分…。今まで抜け落ちなかった分の大量の抜け毛…。予め予想してたけど、ここまでとは…。ハゲてるんではないか?と思った量。ゴミ箱に大量の髪の毛。シェアメイトのみなさん、ごめんなさい。


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