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ひとり旅日記ギリシャとイタリアへ57日目:世界遺産ジェノヴァで、またまた腹立つ対応にキレた

2018年2/27ジェノヴァ

6時起床。6:30に6階台所へ。朝食の果物を頂く為に。財布、スマホが置きっぱのテーブル。ナニコレ?電気ポットは行方不明…。インスタントコーヒー(遂に使い切れなかった!)のお湯はレンチンするしかない。荒れたテーブルに欧米系の男が戻ってきた。「何か辛くなるもの知ってる?」と聞いてきた。「唐辛子じゃん?」と言いながら、台所にあった袋を取ってやった。「これどこのやつ?」「知らない」このやり取り2回。

自分はみかん、バナナ、洋ナシを切って皿に盛って食べ始めたら、奴が咳込んで、流しで口ゆすいでた。唐辛子かけすぎた?”Next time more worse.”とブロークンイングリッシュで何か言ってたが、知らねーよ。だったら聞くんじゃねーよ💢何?このクソ野郎。いつ作ったか知らない、クッソ不味そうなパスタに唐辛子かけた所で、劇的にウマくなるわきゃないだろ?さっさと朝食流し込んで台所を後にした。

7時前に宿を出て、切符を購入して電車で世界遺産ジェノヴァへ。ジェノヴァに到着して、駅の外に出ると、寒い…。海が近いと少し暖かいのかと思ってたが、日本海側みたいな?でも天気は良かった。ストラーデ・ヌオーヴェまでは駅から少し歩く。地図と道案内を頼りに歩く。写真を撮りながら進むと、世界遺産マークが付いたゴージャスな建物発見。世界遺産を周るならどういうチケットがあるのか尋ねると、インフォメーションに行く事を勧められた。

再度外に出る。これが世界遺産登録要件の、立派な建物なのか!薬局の気温表示、日陰は-1度、日向の薬局だと1度。日陰、マジ寒い。建物が立派過ぎて、メイン通りは日陰…。インフォメーションで地図をもらい、チケットの説明を受けた。24時間有効のチケットだと世界遺産全て周れるらしい。この町にはコロンブスの生家もあると教えてもらった。カモグリは時間的に行けないけど、あとは行けそう。24時間チケットを買った。

まずは、赤の宮殿からスタート。ジェノヴァは海運業で繁栄したらしい。宮殿は邸宅の様子と美術品の展示があった。ホールの様な所の天井画がゴージャスだった。4階を見終えた所で、係の人にエレベーターに乗せられ、6階屋上へ。外に出られる展望台だったけど、北風ピーピー。もはや体感温度は-1度以下。エレベーター乗り合わせた欧米系の女性は寒すぎて、さっさとエレベーターに乗って下に降りちゃったし。しばし展望ポイントは貸切。四方向を写真に撮って、自分も下に降りた。5階はモダンな室内だった。ゴージャスな寝室でなくて、自分ここのベッドでいいや(笑)。日当たり1番イイし。ロフトっぽい所が本棚でおしゃれだった。ヘーベルハウスのカタログに載ってそうな(笑)。1時間かけて見終えた。もう11時。15:44の電車に乗りたいから、前倒しで行こう。

次は赤の宮殿の対面の白の宮殿。2階部に庭園。今日は絵よりも、世界遺産登録要件の建物メインで見たいから、特に魅かれる絵もなかったから飛ばした。小部屋に浴槽発見。写真撮った。ってか、大理石の浴槽って、お湯冷めるの早そう…。長さはあるけど、横幅は狭かった。寛げなそう…。

次の世界遺産に登録された所は、酷かった。昨日のブレーシャと正反対。窓口の女も警備の野郎もヤバイ。まず、エーゴ通じない。こっちの質問答えない。あまりに酷過ぎて思わず日本語で、「なんなの?糞伊」とキレたら、「ケーサツ呼ぶぞ!」(ここはエーゴで言えるんだ?)と言う低レベルな返し方。オマエらの対応のヤバイくせに、よくそんな事言えるよね。そして、館内仏語ツアーに強制参加とか。このツアー参加者は印系父と中国系母の一家。この組合せだと、こんなブサイクなハーフの女の子生まれるんだ。可哀想。自由に見られない上に、仏語とかマジ失礼じゃね?ジェノヴァの印象はこの一件でサイアクに転じた。

13時前。腹減った。日が当たる公園っぽい所でサンドイッチランチ。食後はこの公園の隣のコロンブスの生家と言われてる所へ。コロンブスの墓って、西にあったよね…。本当は伊人だったんだ…。知らなかった。生家。タダの小さい家。特に何も展示物もない。

24時間チケット最後は、先にiインフォメーションに行くことを勧めてくれたゴージャスな建物。その前に、サンドイッチランチ食べたけど、フライドポテトを食べたくなり、けっこう人が入ってる店でポテトのみ注文。ウルビーノで懲りたから、塩はそんなにかけない様お願いした。ここでは注文したものが出来上がったら、名前で呼ぶシステムだった。自分の名前を伝えた所で言えないだろうから、わざわざレシートの裏に書いたのに結局呼ばれず。発音できないんだろうね。皮が所々付いてる細身の揚げたてポテト。アツアツサクサクでしょっぱくなくておいしかった。

海沿い歩きながら最後の見学場所に向かおうと、ポテト食べながら海の方へ。海近い。雰囲気が横浜赤レンガ倉庫と山下公園に似てた。水族館があった。入場料26ユーロ…。

最後の宮殿は、最後にしておいて正解だった。本当に美しかったし、写真はフラッシュなしならOKと予め言ってくれたし。同じ世界遺産登録要件でスタッフのレベルの差は一体なんなのかね?ここの目玉は、パガニーニのバイオリンが保管されてる所。カノンと呼ばれる彼のバイオリンがここにある理由は、彼が生まれ故郷のジェノヴァで永久に保管される事を遺言で残したから。だそう。

更に説明は続く。保管とは言え、実際はコンクールの優勝者が彼のバイオリンで演奏できるから、この場所に展示しっぱなしという訳ではない。との事。肩に当たる部分がすり減ってた。使い込まれたバイオリンだった。貴重な展示物を見せて頂けた。

電車が来るまで、あと45分くらい。今度は駅側から海へ。アジア食材店発見。ネギ欲しい…。冷蔵庫に入ってた束をひとつ。と、突然、警察官3人が入ってきて、「ID見せろ!」と。このやり取りの最中に買い物してる、場違いな自分…。ネギ、80セントって安い…。町中のスーパーは3ユーロくらいしたから。さすがアジア食材店。警察官ども、このお店の人をイジメないで!心の中でしか叫べなかった。

17:30にミラノ駅に着いて、美術館に急いだ。伊で5本の指に入るというブレラ絵画館。ガイドブック必見ベスト10のうち3点がどこかに貸出中で展示がなかった。閉館まであと1時間。急いで見たら40分で見終わって、もう一周したとかね…。伊美術館巡りは今日を以って終わり。

宿に戻って、シェアメイトの台湾の子がくれたもう一つの麺を夕飯にした。汁ありと思ったら、汁なしだった。ここに今日買ったネギを全部ブッかけたら、ネギが辛すぎた(苦笑)。水を入れて、再度煮立たせてみそ汁入れて食べた。おいしかった。明日は最後の観光。ボルミオへ。


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