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ひとり旅日記ギリシャとイタリアへ31日目:ローマ遺跡とバロック様式があるカターニャへ

2018年1/31カターニャ

朝食のクロワッサンは変わらずサクサクでおいしかった。今日はブラックコーヒーで。チェックアウトして、昨日の鉄道チケットが果たして予約できたかどうかを確認する為に、駅には早目に着く様にした。窓口のおばさんに状況を説明して、予約番号入力して検索してもらった。「大丈夫よ!」との事で安心した。マジで。これで問題1個解決。

カターニャ行きは9:22am発。2両編成。赤ちゃんと犬がいた車両で、それぞれのなき声…。10分遅れでカターニャ着。宿のヘンな日本語案内がネットで見つかったから、それを見ながら宿着。呼鈴を鳴らし、正面の門が開き、続いてすんごい重厚なデッカイ木製ドア(高さ4mくらい)を押すも、笑っちゃうくらいめちゃくちゃ重い…。これは人が出入りするドアに相応しくないだろう…。ドアマンがいれば別だが。エレベーターで4階に上がって、また呼鈴を鳴らす。出ない…。3回鳴らしてやっと出てくれた。各種クレジットカードのステッカー貼ってるクセに機械壊れてるとか。マジか!現金払いかよ。視線動かすとYouth Hostel のステッカーも貼ってあった。スミマセン。もはやyouthの域出てるのに泊まってしまうことを。

チェックイン後、オーナーのおじさんにカターニャの見どころを教えてもらった。大通りまで一緒に歩き、自分は中心部へ。すぐになんとなくオシャレなスーパーを見つけた。紅茶バラ売りしてた。マジお茶飲みたい。ひとつ25セント。4つと、可愛いネコさんのイラストの缶のお菓子を見つけてしまったから、それも合わせてカゴの中に。このスーパーを一周してみると、アジアン食品の取り扱いもしてて、ラーメンコーナーが充実してたけど、日本と韓国のみだった。インド系の人がお店のオーナー。中国製品は置かないのかな…?ポーランドで見て結局買えなかった、幻の味の素が作ってる袋麺。袋の裏見ると、ポーランド製だった。現地に工場あるのかな?日本じゃ味の素ラーメン市場に参入してないし。レジで支払い終えると、自分の次は伊女子。日清のラーメンが大量にカゴに入ってた。パスタより好きなの?

そして対面にもスーパー発見。帰りに寄ろう。中心部、賑わってる。マズそうなお菓子の露店がズラッと並んでる。ナッツを蜜で固めたお菓子をお店のお姉さんが、デッカい包丁を台とそのお菓子の間にシャッシャッシャッと切り込んでるのがカッコ良かった。試食させてくれたけど、おいしくない…。

そういや宿のオーナーがおススメのお店で「買った物を公園で食べるのも良いよ!」と提案してくれた。そのお店を覗くと、ライスコロッケをみんな買ってる。1872年創業と書いてある。電車の中でランチ済ませてからまだそんなに時間経ってないから後で来ようかな。そういや昨日もコロッケ食べたよな…。ま、気分次第で。

カターニャ。もはやここが島の中の町とは思えない程大きな町で、なんかお洒落。来た道を戻って、教えてもらった見所がある方へ。と、ローマ遺跡がある。塩野七海さんのローマ人の物語でよく出てきた地名カターニャに自分は来たんだな〜と改めて実感した。遺跡入口にねこさん。階段降りるとここは円形闘技場跡の一部と知った。ここを埋めた上に新しく建物作っちゃうんだもんな…。

さんざん遺跡に浸って、移動するとインフォメーションマーク掲げてないのに、ツーリストオフィスとあった。「ここは私的施設ですか?」と聞いたら、公的だとの事でカターニャの見所を改めて尋ねてみた。ついでに明日カタルジローネ行きたい旨を伝えると、3人のスタッフの皆さん総出で、エーゴ対応の担当のおばさんはバス会社に電話までしてくれて、カタルジローネ行きのバス会社と時刻表を調べてくれた。すんごい助かった。本当にインフォメーションって有難い。グラッチェ!

そして着いたこの町1番の大聖堂。16時〜開くとの事で、あと15分。周辺のお店の建物を見て時間潰した。この大聖堂、ファサードは確かにスゴイけど、中は大したことなく。この町出身の音楽家ベッニーニのお墓には音符が刻まれてたのは、なんか良かった。

日が暮れないうちにもう一つのローマ遺跡へ。入口は遺跡っぽくなくて、フツーの建物が立ち並ぶ所にあった。ここは良かった。さっきは円形闘技場。ここは劇場がローマ帝国時代ほぼそのままで残ってる。1600年代には、この遺跡の上というか中というかに人が住み着いていたが、地震で崩れたとの解説。更に1800年代には、完全に家を建てたって事で、その家の中を見学。窓の外にはローマ遺跡が広がってるって、どうよ?スゴくね??劇場の最後列までの階段をけっこう上った所に建てられた家の部屋数5つ。台所、洗濯場、テラスも。何ここ?ここに住みたい!そう思ったね…。家の中の見学終えて、今度は劇場の方に出てその家の外観を眺める。またまたグッドタイミングで、夕焼けがちょうど遺跡を照らして、輝いてた。貸切で見学できた。贅沢な時間よ。出口にいたねこさん達を写真撮った。って、自分が出るのを待ってた様で、入口はもう閉まってた。17時閉館?ガイドブックには19:30までとあったが…。自分が去ったのは17:10。町は賑わってるのに、ここは人通り少ないのかな。それとも夜まで開けてても人が来ないかオフシーズンか。

バロックな建物(じつはこのバロック建築が世界遺産に登録されてるカターニャ。正式名称はヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の都市景観)の通りがあるとインフォメーションで教えてもらった道を通って、修道院に向かう途中でローマ浴場跡があって、写真撮った。修道院は今は大学になってるらしく、少し中を歩かせてもらった。

すっかり日も暮れたから、人気の老舗ライスコロッケ屋まで戻った。三角のおにぎり見たいのが1番売れてるから、それにしてみた。ナニコレ?今まで食べて来たのはクソだったんじゃないか?と思う程のクオリティの高さ。米の味付けも具も。かなりデカイ肉とトロトロチーズ。立ち止まって食べながら考えた。カターニャは今日1日しかない。これをリピらないで後悔しないか?ペロリと食べ終わって、やっぱリピりたい!レジのお姉さんに「もう1個同じのください!」と支払って、もう1回食べた。油っぽくなくて、本当においしい。ガイドブック読者はここのデザートを口コミしてたが、ライスコロッケでしょう!

スーパーに寄って、明日の果物一式と生ハム買った。宿に着いたら、オーナーがこの後出掛けないで明日チェックアウトならもう鍵使わないだろうから返却して欲しいと言って来た。明日はカタルジローネに行って15時くらいに荷物取りに戻りたいんです…。と言ったら、鍵は今返却でなくて良くなった。8人部屋に自分ひとりってのは初めて。オフシーズンのホステルは寂しすぎ。キッチンも2つに分かれてるし食堂も広いから、ハイシーズンはさぞかし賑わって楽しいんだろうな…。と想像しながら、今日の食事バランス取る為にサラダと、買った緑茶を早速飲んだ。シャワーは着替えるスペースないし、エアコン使えないからパス。寝よう。それにしても寒いぞ。カターニャも。夜は。


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