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ダイスキだったらダイジョウブ

"斜に構える"という経験は誠に勝手ながら誰しも1度はあると思います。

 2〜3年前くらいの自分はなかなか悪い意味で尖ってました。というのも、当時の自分は本質的にμ'sが好きで、当時のAqoursに負担をかけたラブライブ運営の無茶とも言えるように感じた売り方が非常に苦手でした。それが相まってしまい一時期は心無い思想や発言をしていたという過去があります。

好きなμ'sを見れない。
μ'sの活躍の場を奪っているのは何だ。

という愚直なものでした。

実際Aqoursはアニメを1期2期共に視聴し、劇場版も映画館にて見ました。
現地も友人に連番を入れていただき、当時通っていた高校の文化祭を丸々蹴ってメットライフドームでの2ndライブを2日間参加したという武勇伝的な何かもあります。

こう見えて私の推しは小原鞠莉です。
キャストは伊波杏樹さん、小宮有紗さん。

改心(?)した今となっては、なぜあの時期があってしまったのだろう。と後悔する時があります。
冒頭に"斜に構える"とありましたが、純粋にコンテンツを見れずに、やれ「キャストの押し売りだ。」だの「アニメの内容が云々。」だの当時の自分はなかなかにゲスを極めておりました。正直今はもう思い出したくないです。

この思想がどう変わっていったのかをご紹介します。

 それは、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(以下"虹")との出会いです。
虹に貢ぐようになったのも、正直当初の理由は誇れたものではありません。
μ's、Aqoursの活動真っ盛りの時に学生だった自分は、満足に現場へ行ったりお金をかけたりすることが出来ない身分でした。
自分はそれを踏まえ、社会人となってしまった今であれば稼いだ金をかけられる、現場がある時に休みを取れば行ける、なんて安直すぎる動機でした。

 虹の蓋を開けてみるとさっそくアニメが放送され、これまでの作品を踏襲しない展開や、メンバーそれぞれの個性をメインにした今までにない新しい風に吹かれ、自分はあっという間に虹に魅了されてしまいました。
そんな中、何も考えずに買っていた虹アニメ1期ブルーレイの先行抽選だった「シャッフルフェス」に当選し、アニメの余韻を残しながら会場のぴあアリーナへと赴いたのでした。
今思えばこの当選が全ての引き金だったのかなと振り返ります。このライブは自身がこれまでで初めて自力で当てたライブだった為、より一層の気合を入れて臨んだ現場でした。※参照↓


 "油に火"を注がれたらもう勢いは止まりません。あろう事かその後の虹3rdライブにもなんと奇跡的に当選し、2日目のアリーナを引く快挙。
これにより自分は「推しコンテンツに金をかける悦び」を知ってしまうこととなり今に至ります。

閑話休題。

 虹に触れた自分は、"大好き"や"トキメキ"を実感してゆくこととなります。
"何が嫌いかより、何が好きかで自分を語れ"
どこかで見たようなセリフではありますが、そのようなメッセージを虹から受け取ったと感じました。

 自分には昔から1点にこだわりすぎて、俯瞰してものを見れない欠点がありました。治したいと思いながらもなかなか治せない、厄介な癖。
そんな自分を一蹴してくれた、初めて自力で当てた現地での光景。
もう何も迷うものはありませんでした。

運営がなんだ。活躍の場を奪っている?
それがどうした。
何が嫌いかより、何が好きかで自分を語れ。


 2018年辺りからずっと脳裏を駆け抜けていたモヤモヤが綺麗に晴れていったかのようでした。まるでムクホークのきりばらい。
好きなものは好き、それでいいじゃないか。

"答えなくていいんだわかるから
胸にえがく場所は同じ
何度でも諦めずに
探すことが僕らの挑戦"

元気の温度は下がらないとμ'sが教えてくれてたのを、ようやく思い出せた瞬間でした。
まさに究極の温故知新。

ダイスキだったらダイジョウブ!

 その教えを心に秘め、どこに向かうかまだわからないけど、面白そうな未来が待ってると信じて今日もダイスキやトキメキを叫んでいこうと思います。

 最後まで読んでくれてありがとうございました。
誤字脱字あったらすみません。

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