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おばあちゃんの親切心で寿命が縮む! 恐ろしいアレが、ぶら下がる部屋

今回は、笑えないホラー実話である。

私は20代の一時期、"恐ろしいもの"が、ぶら下げがる家で暮らしていた。

新婚の頃、夫のおばあちゃんが「ハエがよく落ちるよ」と、納屋から、ある物を持ってきた。

そして、それをリビングと寝室にぶら下げた。

金色でキレイだけど、金運グッズではない

上記の「虫除け」商品はどこでも入手可能(スーパー・ホームセンターなど)ですが、薬剤師の常駐するドラッグストアや薬局でしか購入できない「バポナ殺虫プレート」という商品があります。こちらはリスク分類の第1類医薬品に該当するので薬剤師が対面で販売する義務がある商品です。「殺虫」とあるように、虫を殺すことができます。効能・効果は【ハエ、蚊及びゴキブリの駆除】とあり、ハエや蚊やゴキブリに非常に効果があります。薬剤は「ジクロルボス」で【有機リン化合物系】の殺虫剤です。使用場所は、「次の場所のうち、人が長時間留まらない区域:店舗、ホテル、旅館、工場、倉庫、畜舎、テント、地下室」と記載されています。長時間「バポナ殺虫プレート」のある場所に留まっていると、頭痛や、めまいなどが起こることがあるため「バポナ殺虫プレート」は、使用する場所に注意が必要です

ヤマザワ薬品
答え

薬剤は「ジクロルボス」というのは、中国製冷凍ギョーザ中毒事件で10名の被害者が出た有毒成分である。

20代の私は、これが何なのか分からなかったが、原因不明の皮膚発疹が出て、シャワーの時に皮膚がズル剥けたり、うつ病になり、起き上がるのが大変だった時期があった。
あの頃は「劇薬指定」されていたが、最近は劇薬指定は解除になったらしい。
でも成分は変わったわけではない。

夫の実家では、おばあちゃんがせっせと、家のあちこちにバポナをぶら下げていたとのこと。夫の家族、親戚が、立て続けにガンになったのは、これのせいではないか?と私は内心疑っている。

その後、夫の実家に下げられたバポナを見た業者さんが「それは、人のいるところに吊り下げてはいけない!!!」と、激しく注意してくれたため、危険性に気がつき、我が家の物も取り払うことができた。


最強の虫除けだからと買って、どうしても部屋で使いたいなんて人もいるようだが、虫と一緒に人間も確実にダメージを食らうのは、厚生労働省の、この通達からも明らかだ。

ジクロルボス殺虫剤安全性検討会の検討結果
(1)  ジクロルボス蒸散剤は、ハエ・カの発生期に一定期間使用される製品であり、かつ、用法及び用量の制限や使用上の注意の記載により恒常的に曝露される状況を回避することが可能であることから、ADI(1日摂取許容量:ヒトが一生涯にわたって毎日摂り続けても安全と考えられる量)を基準にして安全性を論じることは必ずしも適当ではない。

厚生労働省

1)吸入:眩暈,縮瞳,視覚障害,頭痛,鼻水など 2)経口:食欲不振,嘔吐,下痢,興奮など 3)経皮:吸収箇所の発汗,引きつりなど また,経路に関わらず重症の場合,痙攣,全身発汗などを引き起こすことが知られている。

東京文化財研究所

https://www.tobunken.go.jp/ccr/pdf/47/4720.pdf

商品パッケージ裏側


生活する部屋で、こんなものを吊るしている人はいないと思うが、もししていたとしたら、一刻も早く取り外すべし!

不運な人を助けるための活動をしています。フィールドワークで現地を訪ね、取材して記事にします。クオリティの高い記事を提供出来るように心がけています。