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私が子ども達に特定のプログラミング言語を教えない理由

一番の理由は、技術の進歩にあります。
パソコンやスマホを見るとよくわかりますが、新しい機種を買っても数年たったら古くなってしまいます。そして、アプリの使い勝手だってすぐに変わってしまいます。
私たちはそのたびに勉強し直すという労力が必要になってきます。
プログラミング言語も既に数百種類ありますが、どんどん新しいものが開発されています。
ですから、小学生の時に学んだ言語が大人になっても役に立つかというと、あやしいものがあります。

将来、IT関係の仕事に就くにしても、分野によって使用する言語は異なります。
そして、ほとんどの子どもはそういう職業に就かないのです。

プログラミングを嫌いにならないで欲しいという想いもあります。
通常のプログラムは、英数字および記号の羅列です。
そして、入力を1文字間違えただけでも正常に動作してくれません。
その間違いを見つけるのに、何時間もかかることもざらです。
これでは嫌いになるなという方が無理だと思います。

トライアンドエラーを重視されている方もいらっしゃいますが、私はその考え方には賛同できません。
IT機器の性能が低かった時代にプログラミングを学んだからかもしれませんが、よく考えもせずにとりあえず動かしてみて、だめならやり直そうみたいなくせをつけて欲しくはありません。
まずはじっくり考えることが大切だと思います。

キッチンでプログラミングはアルゴリズム(処理の手順)を学ぶことを主目的にしています。
これは上記のような理由からです。

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