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編み物は楽しい

母が腰が冷えると言うのでベストを編むことにした。

手芸店に行って中細のウールの毛糸を選んだ。何玉くらいいるかわからなかったので、店員さんに相談してみた。ウエストが97cmであることを告げると店員さんは展示してあった男性用のベストを見せて13玉くらい必要だと言った。更に、足りなかった時のことを考えて15玉買っといた方が安心と言われた。見たところ、展示品は太めの糸で編まれており、一玉の大きさも小さかったのでそんなにいる訳はないと思ったが、洋服を編むのは久し振りだったし、手芸店までは車で30分近くかかるので念のため15玉買うことにした。レジに持っていくと、店員さんがロットの違うのがあると言ったが、棚にある商品をほとんど買い占めたのだから仕方がない。

私は図面が描けないので簡単な形にした。

軽いことと腰が冷えないことを第一目的にしたので、全体に丈を長くするのではなく、前は短く後ろはワイシャツの裾のような形にすることにした。そして、サイズが合わなくても着れるように前開きにした。

とにかく速く仕上げたかったので、長編みでしゃかしゃか編んだ。後ろは手違いがあって思っていた形にはならなかったが、まあいいことにした。

できあがって母に着てもらったら、やっぱり前が合わなかった。前開きにしておいてよかった。

母は腰が温かいと繰り返し言ってくれた。

編んでよかった。

でも、毛糸は6玉しか使わなかった。あの手芸店の店員さんのレベルの低さは何なんだ。返品はきかないと言っていたし。

さてさて、残った毛糸はどうしよう。

あまり難しいものは嫌だしな。

ということで、モモンガカーディガンを編むことにした。これは、ほとんど長方形に編むだけなので、さすがに長編みだけでは芸がない。模様編みにすることにした。今、20cm編めたところだ。予定では7玉か8玉で編めそうだ。

自分で着ようかな、それとも、誰かにプレゼントしようかな。ワクワクする。

最近、アクリルたわしとか、シュシュ、ブローチ、イヤリングなんかの小物しか作っていなかったので、少し根気のいる作品も楽しい。

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