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極上音響上映(佐野元春LIVE)

佐野元春について、かける自信がないのでかかないが、
人生で一度、二度観れるかどうか。
そんな映像と体感だった。
中にはすすり泣く人すらいた。
「ハートビート」のハーモニカの心地よさ。
浮遊する魂たちの叫び。

佐野元春がエク○タシーなのか、
立川シネマシティのサウンドシステムが、
エク○タシーなのか、
合体したからそうなのか、、、
とにかくスピーカーにしがみつきたくなる。

ここのイコライザーシステムとウーハーは、まだまだご健在だと感極まった。

というかシネマシティの公式サイトには

「2013年、直接音響監修エンジニアに調整を行って頂き極上音響上映した佐野元春ドキュメンタリー・フィルム「Film No Damage」を再上映。今回は2018年に再マスタリングした音声マスターに対し劇場の音響特性に合わせた調整を施し、より格段にクオリティアップしたサウンドで80年代の興奮を送ります。」
とあったのだ。

立川シネマシティの音響の恐ろしさを幾度と経験しているつもりだが、
またも、鳥肌と汗をたっぷりかいてしまった。
映画館なのにフェスから帰ってきた様な心地いい疲れを感じるのだ。
ここに来てしまうと、ここしか来なくなるとわかっているから、他の劇場もいくのだが、
先日ふれた、マッドマックスであったり、
劇団☆新感線の「ゲキ×シネ」シリーズを観に来て、ここは特別だと確信していた。

ライブハウスや大型野外フェスの様に移動して良い場所で音をきく事が叶わないのが映画館の辛い所だが。

今回はシネマツーの「C studio」
音響設備 「KICリアルサウンド」
スピーカー「Meyer」
座席数 180

と、一見、座席数だけ観ると大した事ない様に感じる人もいるかもしれないが、

音響が飛び抜けているのである。


新宿ピカデリー
スクリーン1  580席Dolby cinema Dolby Atmos

グランドシネマサンシャイン池袋
スクリーン12  542席 I MAX 12ch

とか、私が過去働いていた、
TOHOシネマズ梅田
スクリーン1   737席Dolby Atmos

等、勿論、ボックスシート席含め、大型の特別なシアターは沢山あるのだが、立川シネマシティの様に、ここまで作品とシアターがマッチする、いやマッチさせてくる劇場は唯一無二だと思っている。

立川シネマシティに佐野元春を観に行く人には、G列含めた中央後方座席を進める。音の集合場所はこの付近だと私は感じているからだ。細かく言えば座席番号は「8」。
8番の後方の列。勿論、個人的意見なので、
「いやサイドブロック通路側でしょう?」
「前方ブロックで、もっと振動が欲しい」
とか色々あると思うが。
上映時間は71分と短めなので、お手洗いに立ちたくなる事は少ないと思う。

シネマシティならではである、
お決まりの下から這い上がってくる振動が心臓を突き抜けていくあの感覚、
音を浴びるとはまた違う、
這い出てきた粒子に捕まるようなあの感覚。
是非、沢山の方に体感して欲しいと思う。

今回の佐野元春「Film No Damage」は、
吉祥寺バウスシアター(閉館)で、ケミカルブラザーズとアトムスフォーピースのライブ映像以来の立ち上がりたくなる映像であった。

実際バウスシアターは立ち上がって踊れる映画館だったので、当時は立ち上がって踊りながら映像を観ていたのだが。
というかほぼ、全員立ち上がっていたし。
あの光景はもう観れないのが、本当に残念だ。
座席でなくとも通路に座布団をひいて、劇場内にお客さんをいれてしまう、一人でも多くの人に観てもらおうとする、その心意気がバウスの良さで大好きな場所だった。。。

立川シネマシティ、絶対になくならないでくれ。頑張れ!踏ん張れ!映画界!

もう7月がくる。
さあ、いよいよ、
細田守の「竜とそばかすの姫」が公開だ。
時かけ、サマーウォーズ、おおかみこどもの雨と雪の細田守だ。
今回はKing Gnu の常田大希率いるミレニアムパレードがメインテーマ曲の担当らしいですが。
高木正勝さんは出てこないのかな……?

どちらにせよ楽しみです。



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