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フロイドの海を漂いながら・・・やっぱり、ピンク・フロイドが好き(2)。

 レコード盤でも最も好きなうちのひとつがピンク・フロイド「鬱(A MONMENTARY LAPSE OF REASON)」ですが、その REMIXED & UPDATED版が2019年にCDとDVDで出されています。不勉強の小生はそんなことは知らず旧盤を聴いていましたが、ネット・ショッピングで売られていることを偶然知り、購入して聴き入っています。 

 ニック・メイソンのドレミングと今は亡きリチャード・ライトのキーボードが強調されて、全体に「ドーン」と暗かったレコード版よりも曲にメリハリが出て、数倍も良くなった気がします。

 以前、このコラムでニック・メイソンのドラムが「遅れ気味のような・・・。」と書きましたが、新版を聴いて、演歌の「タメ」と同じで、より一層の緊張感を出すある種のテックニックであることを理解しました。リズミカルなカール・パーマーのドラムもステキですが、別の意味でメイソンのドラムもますます好きになりました。

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