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50年たっても変わらない斬新さ~本当はピンク・フロイドが好きなんですが・・・(11)

 年が明けて2023年がスタートしました。遡ること半世紀、遠く色あせた時代になってしまったけれど、当時のレコードに針を落とせば、その古さを少しも感じさせない斬新なサウンドがよみがえる。懐古、ノスタルジーといったなつかしさゆえの感情では表し切れない、今も永遠と続く新鮮さを与えてくれるピンク・フロイドの超名アルバム「狂気(The Dark Side of the Moon)」。

 当時のキャンディーズやピンク・レディースを聴けば、何とも言えない「昭和的な」古めかしさと懐かしさで何となく癒されます。しかし、「狂気」からはそうした感慨は微塵もなく、今を生きるサウンドと何ら変わりなく感じられるのは私ひとりでしょうか。

 話は飛びますが、一昨年に公開された名SF作品の映画「デューン砂の惑星(Dune)」で、フロイドのこのアルバムから「狂気日食(Eclipse)」をアレンジした曲が使われていました。なんら違和感はありませんでした。
 「砂の惑星」は私の好きなフランク・ハーバート(Frank Herbert)の長大な宇宙叙事詩で、映画化するのが困難な作品と言われながらも何人の監督により映像化されたと聞いています(失敗作が多いそうですが・・・)。原作の訳本は高校生の時にハヤカワ文庫で嬉々とした読んだことを覚えていますが、ストーリーがうる覚えでしたので、図書館で借りて、公開前に再度読み返しました。今回の映画はその序章変にあたり、その後の展開が楽しみです。またどこかでフロイドの曲を使ってもらえると最高です。

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