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読み始めた本~1945年のクリスマス 日本国憲法に「男女平等」を書いた女性の自伝

こちら、読み始めました。
今年のクリスマスに読もうと思って、半年前から積んでいたのです。

日本国憲法はGHQの意向がものすごく入ったもので、それゆえ、『憲法改正』したほうが良いなどという乱暴な言説もありますが(そもそもその方達の言う『憲法改正』って、言葉が広すぎてどさくさに紛れて何かされそうで怖い。この話はそのうち書きましょう)
その日本国憲法に『男女平等』を盛り込んだ一人の女性がいると言うことを、不勉強なわたくしは今年まで知りませんでした。

知ったのは、私が偏愛するピアニストアナトリー・ヴェデルニコフのCDを聞いていたとき、ふいに、そういえば、ヴェデルニコフについて何も知らないな! と思い立ったのがきっかけでした。

ハルピン生まれのロシア人。そして戦前の東京に滞在し、レオ・シロタに師事したということがwikipediaに掲載されていました。

それではこのレオ・シロタという方はどんな方だったのか……と調べましたらウクライナ出身のユダヤ系のピアニストということでした。

第二次世界大戦中のユダヤ人が、想像を絶する困難を経験されたことは周知の事実ですが、おそらくこの方も、欧州にいるよりは日本にいた方が安全だと判断されて、日本に居たのだろうと思いました。
この方の演奏を聴いたことはなかったのですが、どうやらリマスター版の音源があるらしく、後ほど探してみる所存です。

ちなみにシロタというお名前なので「白田」と思ってしまいそうですが、多分、ロシア語圏のお名前なんだと思います。ロシア語のСирота(シロタ)だと、多分「孤児」とかの意味になるかと。
昔、真偽はともかく、ロシア人は悪い名前を付けることが多い、というのを聞いたことが有ります。あ、これは私の勝手な妄想なので気にしないでください。

さて、このレオ・シロタの家族が、ベアテ・シロタ・ゴードンです。
本書の著者ですね。
wikipediaを調べていたときに

娘のベアテ・シロタ・ゴードンは、戦後GHQ民政局の一員として来日し、日本国憲法の人権条項作成にたずさわり、女性の権利を明記することに尽力した。その功績は『ベアテの贈りもの』として、2005年に映画化された。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%82%BF

という文字を見つけ、どういう女性なのだろうかと興味を持って、本書に行き着いたというのが経緯です。

最初に調べていたことから、全く外れていくのが私のクセですが今まで知らなかった、興味深い人物について知るのは良いと思ったのです。

そして、タイトルが『1945年のクリスマス』なので、今年のクリスマス近辺に読もうと思って、積んでおきました。
丁度、クリスマスが近いので、今日から読み始めました。

読了したら感想を書くかも知れませんが、積み本から一冊を読み始めるという、読書好きにとって至福の時間を過ごしています。

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