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不純情小説

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決して純情ではない男女の悲しい物語
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#ラブホテル

【短編連載・不純情小説】リバーサイドマルシェ④

【短編連載・不純情小説】リバーサイドマルシェ④

 一時間ほど話したところで、多香美は時計を気にして帰りたそうなそぶりを見せ始めた。その反対に俺には妙な下心が生まれていた。
「これから川沿いに行かないか?」
「なにそれ?行かないわよ」
 タクシーで10分くらい行くとゆったりとした川が流れている。その川に沿った河口寄りに男女が夜を過ごすためのホテルが立ち並ぶ一画があった。この時間帯に川沿いといえは、大人ならその意味がわかる。俺の唐突な誘いに多香美は

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