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GIG TAKAHASHI 2~tour 2023~ FINAL(2023/2/4)に行ってきた

どんなに汚れてしまっても、人の心の中に少しずつ眠っている暖かい光が元気玉のごとく集まって形をなしたもの、それがアイドルなんじゃないかと思うことが、そんなに長くないドルオタ生活の中でも何度かある。2023年2月4日にZepp Hanedaで開催されたGIG TAKAHASHI 2~tour 2023~ FINALは、そのことを強く感じた現場だった。

特別な演出があるわけでもなければ主催者の高橋氏がことさら表に出ることもない、外形的にはごく普通の対バンイベントだけど、登壇するアイドルたちが皆一様に「ギグタカってあったかいんですよ」と口を揃えるのが印象的で、それは観客の立場にいても強く感じることだった。

私はギグタカ自体初参戦だしこのイベントのバックグラウンドとかも何も知らない人間だけど、このイベントが「こういう姿」になるように育ててきた人たちを本当に尊敬する。

前半を中心に多くのアイドルが初見だったけど、オープニングアクトからトリまで全てのグループが余すこと無く、掛け値無しで「良かった」と思えた。その中の一つとして我が推しのukkaがこの日のステージの一角を担うことができたのを(当事者でもない立場でおこがましいが)晴れがましくも思う。


ライブ本編

以下は(お目当ての)ukka以外のグループについての備忘録的一言感想。挙げていないグループもあるけどイマイチだったというわけでは決してありません。

  • はっちゃけ隊(オープニングアクト)
    OAというと駆け出しのグループが担当するイメージがあるが、ルーツをたどると2009年から活動しているという歴史あるグループと知り、貫禄すら感じる盛り上げ方になるほどと思った。この日一日を通しての盛り上がりと「あたたかさ」の種火を灯したのは彼女たちだったと言っても過言じゃないかもしれない。

  • 星座百景グレート
    とにかく元気が良く、アイドルってこういうのでいいんだよな!と立ち返らせてくれた。ももクロとの共演、待ってます。

  • 疾走クレヨン
    バレンタイン曲の『Hotchocolate』が好みにドンピシャで、終演後早速サブスクで検索してリピしてしまった。バレンタイン+EDM=良い!(単純)

  • BLUE BLUE BLUE
    一言で言うとびっくりした。このグループを知れたことが今回一番の収穫と言っていいかもしれない。アメフラみたいなガールクラッシュスタイルのアイドル、もっと広まってほしい。

  • 九州女子翼
    良い良いという話はしきりに入ってきていたのだけど本当に良い。というか強い。『Welcome to the Music』の撮可動画を見たことがあるぐらいで事実上完全初見なのに見様見真似で振りコピするのを止められなかった。

  • 二丁目の魁カミングアウト
    今日もぺいちゃんの声は心臓を直接揺さぶってきたし筆ちゃんはかわいかったしくれちゃんは激イケてたしミキティーは身長詐称してた(ステージパフォーマンスがめちゃくちゃでかく見えるという意味の褒め言葉です)。
    Wikipediaによると「LGBTアクティビストとしての姿勢は打ち出していない」とのことだけど、この4人が歌い踊り続けることそのものが、それを包摂したもっと大きなものをこの世界に広めるアクションであるように思えてならない。

  • B.O.L.T
    スタダでありながら今まであんまりキャッチアップできてなくて、スタプラフェス以来2度目の現場だったんだけど、徐々に曲とパフォーマンスに耳と体が馴染んできた感。『Accent』は音源初聴きの時点からめっちゃ好きなので、1曲目で見れてよかった。

  • Task have Fun
    『キミなんだから』で少しだけ肩組みが復活してていいじゃんいいじゃんと思った。『メインアクター』、ようやく振りコピ覚えたけどこれめちゃめちゃ楽しいな。ていうかこの曲ミキティーの振り付けだったのね。言われれば確かに二丁魁っぽいところあるかも。

  • まなみのりさ
    名前はもちろん知っていたのだけどこの日が初見だった。今まで見ていなかったこと、後悔を超えてもはや罪かもしれないとすら思わされる圧巻のステージ。
    満天の星空が織りなす天体ショーを観ているときのような忘我の境地を体験をさせてくれた前半、「アイドルらしく」盛り上げ泣かせてくれた後半、どちらも言葉にできないほど素晴らしかったです。


でもってukka。

ukkaはマネージャー氏いわく「ダンスレパートリーで攻めた」セトリだったとのことだけど、1曲目に『おねがいよ』(バリバリのバラード)はなかなか痺れましたよ。

この曲が対バンで披露されるたび、「2サビラストの川瀬あやめのロングトーンはどうでしたか!?」と全ての観客にインタビューして回りたくなるわけだが、どうでしたかね?

翌日に行われたあやめさんのスタコミュ配信で「私は大きな声で歌ってるだけ」と謙遜していたけどそうじゃないんですよ。ただデシベルが大きいというだけでは説明できないノビ、ツヤ、剛性の強さ、細部まで行き渡った丁寧さ、熱情と冷静・主観と客観の絶妙なバランス、等々といったものがあやめさんをukkaの歌の揺るがぬ柱たらしめていると思うんです。まあ素人が言ったところでではあるんだけど、とにかくそう思います。

話を『おねがいよ』に戻すと、その他にも、1サビ終わりのるりちゃん、大サビラスト〈泣けちゃうわ〉の空ちゃんなど、聴かせどころがビタビタに決まっている限りなくベストな『おねがいよ』だった気がする。

「レミラシド」という難しい音階を毎回こともなげに当てるもあちゃんも、ダンスや声質に注目が集まる傾向があるけど技術的にもセンスの塊じゃね?と思ったり。


今日はなんか『ガールズナイト』が見れそうな予感がしてた(嘘っぽいけど本当です)。本当にかっこいい曲だし〈晴れた空 雨空 くもり空も全部が 私を彩ってる〉という歌詞が最高にエモいし空ちゃん推しの人にとってはもっとたまんないだろうな。直前に演奏された『コリオリ』との相乗効果も抜群!


「それ9」「コズミック」は、いい席(ブロック最後列の通路席)確保できていたおかげで思い切り体動かせて良かった。

そんな感じ。


特典会

今回は3人ずつ(あやめ・もあ・るり/りじゅ・空・りな)に分かれてのグループショットということで、せっかくなので両方に並ばせてもらった。

グループショットという都合上一人ひとりとそんなに会話できる感じでもなかったので、基本的には「明日(EVOLUTION POP! vol.65)も楽しみにしてます」ってことを伝えるにとどめたのだけど、ポーズリクエストで両手を羽田の「ハ」の形にするポーズ(これぐらいしか思いつかなかった)をお願いしたら、あやめさんが「おもろー」と言ってくれたので私は幸せです(笑)。


ukkaの宣伝

そんなukkaは2月から4月にかけてワンマンライブツアーを行います。ukkaが気になったという方は、ぜひ近場の公演に足を運んでみていただければと思います。現在チケット一般発売中です。

さらに、ukkaのワンマンが初めてだよという人は、最初の1回のみ無料でツーショット撮影ができるそうです。これはお得!

新曲『コズミック・フロート』のMV解禁されました。ちょっと懐かしいテイストでめっちゃおしゃれ!

その『コズミック・フロート』、およびアルバム『青春小節』ともに絶賛配信・発売中です!


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