見出し画像

ukkaと過ごした熱い夏2023

8月27日に@JAM EXPO 2023が終わって、今年のアイドル夏フェスシーンが一段落した。

私の推すukkaも昨年同様多数のフェスや対バンに出演し、オタクの夏を熱く彩ってくれた。

超NATSUZOME2023

『wonder little love』のリリイベ期間が終わるとほぼ同時に、今年も超NATSUZOMEが夏フェスの季節の始まりを告げた。

ukkaの出番がある初日(7月1日)は朝から大雨でどうなることかと思われたが、午後のukkaステージの少し前には青空が見え始め、快晴とはいかないまでも雨に濡れること無くukkaのステージを堪能できた。葵るりちゃんはそのきれいな長い髪をピンクブラウンに染めた姿(人呼んで「あかいるり」)で登場しオタクを驚かせてくれた。

2曲目には皆が待っていたukkaの夏曲『灼熱とアイスクリーム』が今期初披露。3曲目『タリルリラ』ではあやめちゃんの「みんな、夏、始めるよ!」という煽りに乗っての「お前が一番」コールが気持ち良かった。

2日目は一転して快晴・猛暑となった。ukkaの出演は無かったが、クマリデパート・可憐なアイボリー・タイトル未定・二丁目の魁カミングアウトなど今自分の中でukkaに次いで熱いグループたちが集結していたので、2日目も現地参加した。

最近のクマリは『魔法少女Q』が刺さる。

大変!!みんなの力を貸して!
と言いたいときもあるけれど
貸さなくっても全然OK!
だってその力は君のものだから!

クマリデパート『魔法少女Q』より

いい歌詞(ポエトリーリーディング)だよね。

それに続くさおてゃんの〈君が〉のロングトーンでいつもとどめを刺されてしまう。本当に好き。

カレアイは、大きなステージで必死に歌う『拝啓ライバル』がかっこよかった。

二丁魁は、『マイノリティーサイレン』を思い切りシンガロングできて燃えた。

そしてタイトル未定。快晴の超ステージでの『夏のオレンジ』や『鼓動』ももちろん良かったけど、未定の真骨頂が表れていたのはやはりトリを飾ったZOMEステージだったように思う。夕闇に沈みかける空を借景にした『灯火』が終わると、他の全てのステージはすでに全プログラムを終えており、幕張の海辺を一日中覆っていた喧騒が嘘のように静まり返った中で駅へと向かうオタクたちの列は、いつにもまして満足げな表情に満ちていたように思う。

あと印象に残ったのは、iLiFE!のときの人の集まり具合がすごかったことかな。自分は後方のテントから遠巻きに見てただけだけど、『アイドルライフスターターパック』バカみたいに盛り上がってたなぁ。まああれは声出し可になったら強いよね。

ukka×fishbowl2マンライブ in 沖縄

今年のukka的・夏の一大イベントといえば、7月14日・15日に沖縄で行われたfishbowlとの2マンライブがそれに当たるだろう。タワーレコード那覇店さんの熱烈なラブコールにより実現したこの大遠征、私にとっては沖縄本島初上陸(沖縄県自体は数年前に与那国島を訪問したことがある)ともなり、観光も含めてとても思い出に残るものとなった。

歴の浅いオタクである私は、150キャパのライブハウスでのukkaというのは生誕祭を除くと経験したことが無く、狭い空間に高濃度圧縮された熱量が1曲また1曲と進むごとに点火爆発を繰り返すさまに圧倒されるばかりだった。

特に1日目のukkaのセトリ、頭悪すぎでしょ!(褒めている)

冒頭3曲が終わった時点で「これ最後まで自分の体力持つか…?」と不安になり、そこから『リンドバーグ』『キラキラ』が続いた後、とどめとばかりに『コズミック・フロート』のイントロが流れたときは、思わず「マジか!」とうなだれてしまったのを覚えている。もちろんそれは一瞬のことで、曲が始まったらもう全力だったことは言うまでもない。

ライブでの白眉はなんといってもukkaによるfishbowlの楽曲『熱波』のカバーだろう。その場にいた楽曲提供者のヤマモトショウさんも「クオリティ高すぎ」と賞賛する出来。これを見れただけでもお高い遠征費の元は十分に取れた。

1日目のトリ前には『WINGS』が来た。

声出し解禁後のWINGSは、自分が参加できているものとしては3回目になる。1回目のクロフェスは風が強い野外ということもあってオタクの声が散ってしまい、2回目の『wonder little love』リリイべ(カメイドクロック)は会場の規定で声出し禁止。3回目がこの日で、オタクのシンガロングがしっかりと「乗った」のは初となった。なんだかやっと「このWINGSが見たかった」というWINGSが体験できた気がする。中村さん、やっとやれました。

2日目には、『灼熱とアイスクリーム』と並ぶukkaの2大夏曲の片翼である『can't go back summer』が今期初披露された。自分にとっては声出し可能なキャンゴーは初体験。「いいね!」や「can't go back!」のコールをしていると、まるで若返ってukkaの皆と夏休みを一緒に過ごせているような気持ちになる。

fishbowlはukkaの『恋、いちばんめ』をカバーした。空ちゃんが“オンナ”と評したfishbowlの持ち味が十分に出た、ちょっと「ワル」な恋いち、とても新鮮で良かった。

『熱波』のラスサビでは恥ずかしながら初めてシンガロングに参加させてもらった。いや楽しいね。楽しいよ。この組み合わせを見つけて、ライブを実現してくれたタワレコ那覇店さん、どうもありがとう。

2日目のオープニングアクトを務めてくれたはいびす倶楽部にも感謝。『Blue Sky』好きです。特典会並ぼうと思っていたのだけど、ukkaの列に並んでいる間に終わってしまい惜しいことをした。

沖縄ではukkaの皆もバーベキューをしたり首里城へ行ったり砂浜で徒競走をしたりと楽しい思い出が作れたようでなにより。

SPARK2023

ukkaの皆は沖縄の翌日(7月16日)には山中湖(SPARK2023)でライブという強行スケジュールだったのだけど、私はそれには対応できずSPARKは自宅から配信にて参戦した。

配信環境の良さもあったと思うけど、この日のukkaはいつにも増してめちゃくちゃ良かった。この日のSPARKメインステージはあたかもスタダvsハロプロの様相を呈するタイムテーブルで、配信も多くのハロヲタの人が見ていたようだけど、皆ukkaのステージに満足していたのが流れていくコメントから見て取れた。

セトリ的には沖縄2日間のダイジェスト版といった感じで、私の大好きな『WINGS』がこの大きなステージで披露されたことが嬉しかった。

LukcyFes2023

沖縄ライブの翌々日、海の日三連休の最終日となる7月17日。私はLuckyFes2023に参戦するため茨城のひたち海浜公園にいた。アイドルフェスではない音楽フェスに参加するのは初めてでちょっとばかり緊張していたのだが、いやめちゃくちゃ人が多い!RIJやフジロックに比べれば小規模なこのフェスですら、「世界最大のアイドルフェス」TIFよりも余裕で人多いんだもんなぁ。参加者の年齢層も幅広く、家族で参加している人も多かった。アイドルフェスもこういう風景が当たり前になればいいのにな。

ukkaの出ないこのフェスに行こうと思った理由はAMEFURASSHIが出るから。アメフラは楽曲面においても「ステージ捌き」の面でも、アイドルオタク以外へもリーチすることができるグループだと常々思っていたので、その第一歩を踏み出したようで嬉しかった。でもこのクソ暑い中『メタモルフォーズ』は反則ですぜ。終わった後しばらくテントの下でへたり込んでしまったよ(笑)

アメフラが終わった後も、きゃりーぱみゅぱみゅや新しい学校のリーダーズ、そして私立恵比寿中学などが出ていたのでエビ中が終わる19時頃まで現地に残った。

特にきゃりーぱみゅぱみゅは10年ぐらい前からハマっていて、とはいえライブに参戦するところまでは行っていなかったので、今回こういう機会を得て初ライブ参戦できたのが嬉しかった。『原宿いやほい』ほんとエモかったなぁ。

沖縄から茨城へ、怒涛の海の日連休を終えると疲れが出たのか体調を崩してしまい、翌週のukka生誕衣装撮影会には行けなかったのが残念。

六本木アイドルフェスティバル2023

7月最終週には六本木アイドルフェスティバルに参戦。

タイムテーブルが発表されたとき、タイトル未定とukkaが並んでいてうおおってなったのを覚えている(ちなみに1週間後のTIFでも同じ並びがあって、なんだ仲良しじゃん早く2マンやっちゃいなよYOU☆って思ったりした)。

ここでは久しぶりに『ファンファーレ』が聴けたのが嬉しかった。「日々を抱きしめて」のユニゾンがこれまで以上によく揃っていて、ukkaのアンサンブル力が日々アップしているのを実感させてくれた。

あとはりじゅちゃんが参加したカラオケコラボコーナーで臨時結成された、名前に「星」がつくアイドルによるユニット(名付けて「スターウォーズ」)が、BiSHの『BiSH-星が瞬く夜に』を披露したのがアツかったな。この歌を生で聴ける機会というのはこの先そうそう無いだろうから、そういう意味でも貴重な時間だった。

この日は私にとってはフィロソフィーのダンスの新体制初現場ともなった(配信ライブでは見たことがある)。メンバーが入れ替わっても相変わらずフィロのスは王者だった。

TOKYO IDOL FESTIVAL 2023

メインステージ(HOT STAGE)が再び野外になった今年のTIF。ukkaはTシャツ限定ステージを含め全5ステージに出演。SPARK明けから喉の不調を患っていた空ちゃんはダンスのみのパフォーマンスとなった。

初日(8月4日)、TIFの開幕を飾るTシャツ限定ステージはukkaとOCHA NORMAとのコラボステージ。トークパートでは、普段は袖で行うので声しか聞けない「もあもあタイム」(いわゆる円陣)をステージ上で見られたのが新鮮だった。

「カラオケに行ったときによく歌う曲を披露する」という体で、モーニング娘。の『ザ☆ピ〜ス!』とももクロの『走れ!』を(サビのみではあったが)全員で歌うという嬉しいサプライズもあった。

同じく初日にはDOLL FACTORYとHOT STAGEでもukkaのステージがあった。

DOLL FACTORYでは久しぶりに『さいしょのさいしょ』を聴けたのが嬉しかった。『タリルリラ』では全力で「お前が一番」コールをしたことは言うまでもない。ちなみに空ちゃんの「あそぼうよ」はるりちゃんが代打。セリフはそのまま「あそぼうよ」だったが、かなりの早口で配信で見返すまで何と言ったのか聞き取れなかった(笑)。ちなみにこの時のるりちゃんの抜けには空ちゃんが映っていて、なぜか顔をぎゅっとしかめたような渋い表情をしていたのが面白かった。

HOT STAGEはTIFのメインステージという晴れの舞台だけあって、キラーチューンぶち込みまくりの強烈セトリ。特に後半の『AM0805の交差点』『キラキラ』『コズミック・フロート』の流れはukkaさん勝負かけてきたな!というのがひしひしと感じられた。

『キラキラ』は、ukka必殺のアンセムであると同時に、「空ちゃん曲」でもある。その空ちゃんが声を出せない中での『キラキラ』、嬉しくもあり複雑な心境でもあり…そんな思いを抱きながら迎えた大サビ、本来であれば空ちゃんがソロで歌う〈何度でも 何度でも 立ち上がり歌え 声を上げ 響け〉をこの日歌ったのは、りじゅちゃんだった。

その時の私の気持ちをもしセリフにして表すなら「そうか、そうか、そうだよね!」今ここで空ちゃんの代唱を務めるのにこれ以上ふさわしい人はいない、そう思えた。

最後は『コズミック・フロート』でメンバーもオタクも全て出し切ったukkaのHOT STAGE。だがこの猛暑の中30分のステージというのはさすがに過酷だったか、空ちゃんともあちゃんが熱中症の症状が見られたためその後の特典会をお休みするという事態になってしまった。翌々日には回復していたので大事にならずまずはよかったものの、やはり猛暑日が常態化している今、真夏の野外フェスというのは見直すべき時が来ているのかもしれない。

ukkaの出演しない2日目(8月5日)も現地参加し、さまざまなアイドルのパフォーマンスを楽しんだ。

3日目目(8月6日)は、ukkaの出演時間帯が遅かったため、先に特典会を実施するスケジュールとなった。特典会の列に並んでいると急に激しい雨が降り始めた。こんなこともあろうかと用意しておいたモンベル製のゴアテックスレインコートを着込む私。ふと周知を見てみると他の人は皆近くにあったテントに逃げ込んでいた。テントの存在に気づいていなかった自分だけがポツンと特典会ブースに残っている形となりなんだか恥ずかしかった。

その後すぐ、落雷注意報が発令されたことにより特典会場自体が閉鎖となり(特典会場はだだっ広い駐車場だったので落雷の危険性があると判断されたのだろう)、特典会が途中で中止になるという珍しい出来事が起きた(購入済みの特典券は8月中なら別イベントでも利用可能という措置が取られた)。

私は運良く、中止になる前にあやめちゃんと1枚だけ2S撮影することができた。

同じく雷雨の影響で、SKY STAGEの一部のグループはステージがキャンセルとなった。それらの中には、TIF全日程でわずか2ステージしか無い可憐なアイボリーも含まれており、カレアイはこのSKY STAGEで新曲(厳密には新曲ではないのだがややこしいので割愛)の披露を予定していただけに、残念だっただろう。その分、すぐ後に行われたDOLL FACTORYでのライブには一段と熱が入っていたように思えた。

そんなアクシデントもありつつ、ukkaは無事にSMILE GARDENとSKY STAGEの2つのステージを行うことができた。

SMILE GARDENはある意味ではHOT STAGEよりも「TIFの聖地」感が漂う場所で、オタクたちの遊び場のような自由なその空間(自由といってももちろんルールの範囲内であるべきだが)が私は好きだ。

SMILE GARDENでのukkaの直前はタイトル未定だった。未定はこれがTIF2023ラストステージ。各グループがここぞとばかりにブチ上げ曲を突っ込んでくるSMILEで彼女たちが披露したのは『踏切』『薄明光線』『鼓動』『灯火』の4曲だった。『薄明光線』や『灯火』のような静かに聴かせるレパートリーをこういう場で堂々と、自信を持って披露できるグループ。最高じゃないか。ぜひ来年もまた、このTIFで。

ukkaは『ファンファーレ』からの始まり。RIFに続いて聴けたのが嬉しかった。2曲目『Glow-up-Days』、3曲目はあやめちゃんの「皆さんの踊りの本気を見せてもらおうかなと思います」という煽りで始まった『それは月曜日の9時のように』、そして最後は「ビー」こと『エビ・バディ・ワナ・ビー』。

「ビー」はいわゆるマサイ曲なのだけど、「いやこんなに大勢跳んでるの見たこと無いぞ」ってぐらいみんな跳びまくってて壮観だった。

SMILE GARDENの後1時間もせずに次のSKY STAGEがあるということで、SMILEでのパフォーマンスが終わるとオタクたちは全員SKY STAGEへ登るためのエレベータに向かってダッシュしていった。私もその一群に混じった。というのは、SKY STAGEのukkaの前はクマリデパートで、こちらも絶対に見たかったので。

幸いクマリのさらに1つ前のyosugalaのステージには間に合い、彼女たちのパフォーマンスを堪能しつつクマリの出番を待った。

クマリにとってもTIF2023ラストステージになるこのステージ。『2060年チェリーブロッサムの旅』のイントロが流れてきた瞬間(最近これ聴けてなかったので)リアルに小躍りしてしまった。2曲目『宇宙の果てで恋をした』。ミラーボールこそ無いものの、本物の夜景をバックにしたこの曲のなんと美しいことか。この曲で一番好きな、2サビのスローモーションのようにゆっくりとした振り付けのところは、あまりの美しさに呆然としてステージを見つめていることしかできなかった。3曲目ラストは『アンサー!!』。下手側にいた自分は、歌い始めのさおてゃんの視線を真正面から受け止めることになり、「ああ、これはだめだ」そう思ったのを覚えている。

まさかukkaの前に泣かされることになるとは…まあちょっとは思っていたのだけど(笑)、改めて心を整えてukkaの登場を待つ。短い尺でもしっかり入れてきたovertureの後に流れた1曲目は『空想トラベル』。なるほど、その手があったか!という一手だ。心がお台場の夜空に軽やかに舞い上がったのを感じた。2曲目は『can' t go back summer』。これはまだTIFでは披露されていなかったので来るとは思っていた。いやむしろ来てくれなければ困る。ukkaとの夏はこの曲で思い出に刻まれなければならないのだから。3曲目、正真正銘ukkaのTIFラストナンバーは、『まわるまわるまわる』。もはや言葉はいらない(コールはしまくったけど)。ただただはしゃいだ。叫んだ。盛り上がった。「楽しいは正義」がそこにあった。

ukkaのステージを見終えて、すがすがしい気持ちで下りの階段に向かっていると、出演者専用のエレベータに向かって歩いているukkaの皆がこちら(オタクたち)に気づいて手を振っていた。手を振り返すオタクたち。私も振り返した。また一つ、夏の思い出に残る一コマをありがとう。

TIFではその他にもたくさんのアイドルたちに楽しさをもらった。

タイトル未定。昨年はメインステージ争奪戦で優勝してのHOT STAGEだったが、今年は通常枠でHOTにエントリーを果たした。着実に前に向かって歩んでいることは、『鼓動』で挙がる拳の数の多さからも窺い知ることができた。新曲・新衣装も素敵だった。

AMEFURASSHI。現地では1ステージ(HEAT GARAGE)しか見ることができなかったが、おしゃれさを増した新曲を中心としつつも、アイドルらしい「参加する」楽しみも捨てていない満足感たっぷりのステージだった。タンツイの早口言葉、練習しておきます(笑)。

Task have Fun。3枠しか無いHOT STAGEのトリのうち1つ(8月4日)を任されるのはさすがと言わざるを得ない。冒頭の『3WD』『メインアクター』だけでクソ暑い中最後まで残った苦労がお釣りつきで返ってきたが、新曲『Vibes』含め完全忖度無用全ぶっこみセトリでTask初心者の私も30分余すこと無くブチ上がることができた。

METAMUSE μ。6人編成との差別化なのかそれともこの日はたまたまそういうセトリだったのかはわからないが、これまでの「重さ」を幾分取っ払ったポップ成分多めのステージだった印象。激重METAMUSEも好きだけど、これはこれで楽しい。言うても『family name』はズシリと響くし、『IDOL SONG』はコミックソングのようでいて実はめちゃくちゃエモいし切ない。

開歌 -かいか-。初見。DREAM STAGE4曲目の『青い花の名』に惹き込まれた。

fishbowl。新曲『二兎』初披露に立ち会えてよかった。純粋なロック風味なのがfishbowlとしては逆に新鮮。それにしても絶妙な繋ぎで20分のステージを30分以上にも感じさせるのはfishbowlの妙味だなぁ。

CYNHN。現地で見れたのはFESTIVAL STAGEのみだったけど、ちょうど薄暮の時間帯に聴く『ラルゴ』は絶品だった。余談だが、綾瀬志希さんがTIF出演のあった2日間風呂に入っていなかったことをtwitter上でさらりと告白し界隈がザワついたのが印象に残っている(笑)。

フィロソフィーのダンス。2日目HOT STAGEのトリ前。『ダンス・ファウンダー』で木葭ののちゃんが「そんなんじゃ(トリの)BEYOOOOONDSさんが出てこれないですよ!」と煽ったのが笑いを巻き起こしていた。

Luce Twinkle Wink☆。初日DOLLのukkaの前だった。完全初見だったのだけど、ちょっとビジュアルすごくない?アイドルをビジュアルで評価するということはあまりしない(シャカマと呼びたくば呼べ)のだけど、ここは完全にビジュで吸い込まれた。ビジュ良(びじゅよ)な上にパフォーマンスも全力だったので釘付けにならざるを得なかった。こういう出会いがあるからフェスというのはやめられない。

miniちかっぱ祭 ver.5.0 in OSAKA

TIFの翌週8月12日~13日、大阪で開かれた小型のフェス。

会場はCCOクリエイティブセンターなるかっこいい名前の場所だったが、その正体は造船所の居抜き物件。乾ドックの跡があったりして元艦船ヲタとしては興味深くはあったが、音響的にはそこらのリリイベ会場とほぼ同等という感じ。

当日はTIFをも上回る酷暑で、ukkaが出演するメインステージは申し訳程度の屋根がついただけの野外というのも当日初めて知り、こりゃやばいぞ(自分はともかくメンバーが…)と震えた。

初日(8月12日)、ukkaの出番よりかなり早く着いてしまい、ukkaの他に見たいグループも特に無かったので、暑さをしのぐためだけになんとなく入った屋内会場の「ぶたばらSTAGE」では、キャパ50人ぐらいのスペースに20人ぐらいの観客がいて、客席とほとんど同じ高さのステージ(?)でアイドルが踊っていた。これがいわゆる(狭義の)地下アイドルの現場か…!と軽い衝撃を受けた。

このちかっぱ祭では、全グループ共通の企画として、「サイン入りボールを投げる」というものがあった。普通であれば自分のところに飛んでくる確率なんてごく低い(私の場合後方が定位置なのでなおさら)のだが、この人数だと話は違ってくる。実際、完全初見だったネコミミガールズのボールを受け取ってしまい(「しまい」という言い方は失礼かもしれないがファンの人を差し置いてという意味であり他意は無い)、これは挨拶に伺わないわけにはいくまいということで特典会にも参加させてもらった。曲どころかグループの名前すら今日まで知らなかった客が相手でも、にこやかに接してくれた「まう」さん、ありがとうございました。

ukkaのステージは、ご無沙汰曲が披露されることが事前に公式から示唆されていた。ご無沙汰な曲たちの中で個人的に今一番見たいのが『みしてかしてさわらして』、次点が『360°シューティングガール』なのでそれらを期待していたのだけど、実際来たのは『お年頃distance』と『わたしロマンス』だった。「お年頃」はコールが、「わたロマ」は振りコピが楽しい曲で、いずれも楽しめた。これら以外の選曲も、定番どころをあえて外したセトリとなっており、「わざわざ大阪まで追いかけてきたオタク」へのご褒美のように感じられた。

Zero Project 2周年記念ライブ

ちかっぱの翌日8月14日、Zero Projectの2周年記念ライブにukkaがゲスト出演することとなり(もあちゃんはスケジュールの都合でお休み)、平日ながらちょうどお盆の休みが重なった私は見に行くことにした。

Zero Projectなる存在については名前以外ほぼ何も知らないので、果たしてそんな人間が行ってもいいものかと逡巡もしたが、行ってみればそこには他のアイドルと変わらない熱いオタクたちがいてある種安心した。

ukkaはここでもご無沙汰曲『こころ予報』を披露してくれた。その他3曲も「ukka・戦闘モード」を伺わせる曲たち。真ん中の方で立って見てくれたゼロプロのオタクの皆さんにもありがとうを言いたい。

NEO KASSEN 2023

ゼロプロ2周年ライブから中2日の8月17日に開催された、NEO JAPONISM主催のサーキット型フェス。しかしなんだ、IDORISE FESTIVALに勝るとも劣らない規模のフェスを独力で開催できてしまう株式会社NEO JAPONISMって石油王が経営してるんだろうか。アメリカ横断ツアーとかいうすごい企画も敢行しちゃうし。ともあれタイテを見ればukkaを始め好きなグループが集結しており、ありがたいイベント。

ukkaは30分のステージに7曲の詰め込みセトリ。

そんな中の個人的白眉はなんといっても『せつないや』。下手前方にいた私はあやめちゃんの2サビをモロに「食らう」形となり、ああこの記憶に保護をかけられたらいいのにと思った。

ukka以外だとukkaからの続きでクマリデパート(季節外れの『YESモチFEVER』最高に楽しかった)、可憐なアイボリー(コール曲揃えてくれていっぱい声出せてハッピー)、CYNHN(『ジンテーゼ』ようやく初見できた)、タイトル未定(O-WESTトリおめでとう。『幸せなんだ』のカバー最高でした)などを見て回った。fishbowlが交通機関の乱れにより出演キャンセルになったは少し残念だったが、メンバーに異状が無くてまずはよかった。


8月24日のyosugala主催4マンは仕事の都合で参戦できず。

@JAM EXPO 2023

夏フェスシーズンの掉尾を飾る@JAM EXPO 2023。今年はももクロ・エビ中というスタダの2トップが参戦、他にも関東拠点のスタプラグループ総出演(関東以外からはいぎなり東北産が出演)ってことで、さながらスタプラフェスのプレ大会かという様相。

私はukkaの出演日である1日目(8月26日)のみ現地参戦した。

ukkaの出演するメインステージ(ストロベリーステージ)には、朝一からクマリデパート・AMEFURASSHIと私の好きなグループが出演していてテンション上がりまくり。ちなみに開会式では@JAM EXPO親善大使で私的には「ゴチャの人」として認識している須田亜香里さんが登壇して、おお、これがお茶の間のマドンナかぁと感激。終演後にはゴチャ13期生のあやめちゃん・15期生で現在出演中のりなちゃんとの3ショットがSNSにアップされこれまた感動した。

閑話休題。

ukkaは4グループ目に登場。

去年の@JAM EXPOでは、1曲目がりなちゃんのソロで始まる『AM0805の交差点』だったが、今回もやはり歌い出しがりなちゃんの『アフタヌーン・グラフィティ』が1曲目だった。

TIFのHOT STAGEでもオープニングナンバーに使われたこの曲。大箱で響かせることを想定して作られた曲というだけあって横アリが実によく似合う。

横アリが似合うといえばそれ以上に『ラブパレード』だろう。1月のスタプラフェスでも横アリで披露されたラブパレードだが、その時は空ちゃんとるりちゃんが不在だった。この日ようやく6人揃った完全版のラブパレードを横アリで聴けたことは感無量だった。

今回の@JAM EXPOではメインステージから花道で繋がれたセンターステージが設置されており、ukkaは『まわるまわるまわる』から『ラブパレード』にかけてセンターステージを使ってのパフォーマンスを見せてくれた。
自分はメインステージとセンターステージの間にいたので、センターステージでパフォーマンスしている間、抜けにスタンド席のペンライトの光がまるで星空のようにきらめいていて本当にきれいだった。

話は前後するけど『まわるまわるまわる』では、あやめちゃんがラスサビ前ソロの〈まわるまわるま~わるま~わる〉で本当にくるっと回っていたのがかっこよくもありかわいくもあった。

ラストは『コズミック・フロート』。あの広い横アリでどのぐらいの人が跳んでいたのか、前の方にいたのでわからなかったけどとにかく盛り上がってる雰囲気は伝わってきた。あとあやめちゃんの「ラストだよ!」っていう煽りが妙に艶っぽくてドキっとした。

ukkaの後も各グループのステージを堪能した。

二丁目の魁カミングアウトの『青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ』で、ミキティーが他の3人から離れて一人だけメインステージで歌唱し、その後3人に迎えられるようにメインステージに戻っていくという演出が印象に残った。二丁魁のオタクではないのでこれが何かを暗喩しているのか、そうでないのかはわからなかったが、彼らの歌と同様「誰の人生の中でも起きるかもしれない物語の一幕」をここで表現したように思えて、胸にこみ上げるものがあった。

最後はエビ中→ももクロで〆。

エビ中は『Family Complex』の最新版(確か8月5日のファミえんで初披露だったはず)を早くも聴くことができたのが嬉しかった。卒業した柏木ひなたさんのパート〈綴られた歌詞はギターに乗せて響け〉がそのまま全員による歌唱として残っているということはファミえんのライブ音源で知っていたけど、いざ現地でそれを目の当たりにすると、全くもってエビ中歴の浅い私でも気持ちが昂ぶるのを抑えられなかった。

そういえばエビ中とももクロのときはスタンドの指定席で見ていたのでメンバーの表情を直接見ることはできなかったのだけど、たまにスクリーンに目をやるとなぜか決まって風見和香ちゃんの姿が映ってて、すごくいい顔で歌うなぁと思った。

あと『23回目のサマーナイト』ではシンプルに真山さん好きってなった。

ももクロは、4人揃ったところを生で見るのは初めてだった。そして最初にちゃんと聴いたももクロの曲が『MYSTERION』だったので、1曲目にこの曲が流れたとき個人的にキター!の気持ちだった。もちろん新曲『MONONOFU NIPPON』でも初心者なりにブチ上がらせていただきました。

まだまだ熱いukkaの2023年

とりあえずこれでukkaにとってのフェスシーズンは終了。9月30日のワンマンまでライブは無いことが公式から明言されたので、メンバーもオタクもワンマンに向けて力を蓄える期間ということで了解した。

その9月30日のワンマン、そしてその次10月14日のワンマン、いずれもチケットは完売となっていますが、現時点でチケットぴあにて若干数のリセールが出ており、「買うなら今」となっています。

聞くところによると「2回とも全く違う内容」で「曲数はかなり多い」とのこと。

リセールチケット購入はこちらから。

2024年1月21日には恵比寿LIQUIDROOMでのワンマンライブも予定されてます。チケット発売スケジュールは未発表ですがこちらもかなりボリューム感があるものになることが予想されますのでぜひチェックを。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?