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乃木坂46 鈴木絢音さん卒業によせて

2023年3月28日、乃木坂46 2期生が結成されてからちょうど10年になるこの日、2期生で最後まで「現役」を続けていた鈴木絢音さんが、乃木坂46から卒業しました。

当日には卒業セレモニーがLINE CUBE SHIBUYAで開催され、現地チケットが当たらなかった私は配信でそれを観覧しました。


乃木坂46・鈴木絢音。私にとって人生で初めての、そして永遠の「推し」。

私が絢音さんのことを知ったのは2020年のことなので、絢音さんを応援できたのは足掛け4年、実質約3年。10年にわたる絢音さんの乃木坂生活の、半分にも及びません。

私と同じ秋田という土地から東京に出てきて頑張っているアイドルがいる、ということが応援するきっかけでしたが、その魅力を知るにつれ、絢音さんを応援する理由は単なる同郷意識にとどまらないものとなっていきました。

今ではよく喋りよく笑う絢音さんですが、私が知る以前の絢音さんは「あまり喋らない子」だったようです。口さがない人たちからは「暗い子」などとも言われていたかもしれません。でも私は、もしその頃に絢音さんを知っていたとしても、決して「暗い子だな」なんて思わなかったでしょう。

ある時絢音さんがSHOWROOM配信で「私、心はおしゃべりなんです」と言っていたのをよく覚えています。そうなんです、秋田の人って。言葉も態度も控えめだけど、心の中には確固とした自我と意思とを持っていて、常にたくさんのことを感じ考え、静かに自分を育てている。そして周囲からほんの少しきっかけをもらえれば、それが一気に芽吹き花開く。それはあたかも、長い冬を耐えた後、雪解けとともに一斉に路傍を埋め尽くす大潟村の桜と菜の花のように。


ゆっくりと咲く花。

まさに絢音さんのことだと思います。

卒業セレモニー最後の挨拶で、一旦芸能活動をお休みし、決心がついたときには皆の前に戻ってきたいということ、そしてそのときには「また私のことを見つけてくれたら嬉しいです」と話されていましたね。

言うまでもありません。必ず見つけます。見つけないわけがありません。

でも今はゆっくりお休みください。この10年、立ち止まる暇も無かったことでしょうから。

そしていつの日か絢音さんが私たちの前に戻ってきても、またそうでなくとも、同じこの空の下で生きている限り、私が絢音さんの人生を応援し続けることに変わりはありません。

出会ってくれて本当にありがとうございました。

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