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ukka春ツアー2023を終えて

笑い合って迎えるフィナーレは今。


ukkaの春ツアー「ukka Major Debut Spring Tour 2023」が、4月16日の品川ステラボール公演をもって無事完結した。


楽しかったなぁ。本当に思い出に残る日々だった。


まずは何よりも、メンバーが誰一人として欠けることなく全公演を完走できたことを喜びたい。

ついでに私も無事に全通することができた。全通特典のド派手な赤Tシャツは、きっと家宝になるだろう。


2月26日から4月16日まで、50日間かけて6つの都市でそれぞれ1回ずつ、計6公演行われたこのツアーは、単に「ライブが6回行われた」というだけではない、まさに旅と呼ぶにふさわしいさまざまな出来事に彩られたものだった。

まずは何と言っても、「コロナ禍」以降のukkaワンマンでは初の声出し解禁(3月5日仙台darwin公演より)。

そして既存曲の歌割り変更によるりなちゃん・るりちゃんの出番の大幅な増加と、それに呼応するかのような2人の表現力の爆発的開花。

りなるりと言えば、初の生誕ソロライブ(2023年6月3日)の開催が発表されたことも嬉しい出来事だ。

空ちゃんとりなちゃんは、ツアー期間中に20歳を迎えた。成人年齢は18歳になったとはいえ、「20歳」というのはいまだ人生の大きな区切りとしての響きを持っている。余談だが「きっとお酒に強そう」とファンの間で囁かれていた空ちゃんは、飲んではみたもののお酒は(今のところ)苦手らしい。

るりちゃんはこの3月をもって高校を卒業した。新年度を迎える直前にアップされた、これからはアイドル一本で活動していくことを高らかに宣言したブログ「全力アイドル宣言」は、オタクたちの心を打たずにはおかない名文だった。


私個人としてはこのツアー期間に、人生で初めてできた「推し」である鈴木絢音さんのグループ(乃木坂46)からの卒業という出来事があった。これで虚脱状態に陥らずに済んだのは、間違いなくukkaがいてくれたからだ。

3月30日には、人生初の武道館でのライブ観覧(クマリデパートのおいでよ!日本武道館!)も体験した。私のような、クマリが主現場ではないオタクたちもたくさん集っていたと思われるこのライブ。おそらくこの日のクマリデパートの勇姿を目にした多くの他グループファンが「いつか自分の応援するアイドルにもここに立ってもらいたい」という思いを抱いたい違いない。もちろん私もその一人だ。

(厳密に言えば、2022年12月31日の「ももいろ歌合戦」でukkaはすでに武道館に立っているが、ここではもちろん「単独公演で」武道館に立ってほしい、という意味である。)


本当に、いろんなことがあった3ヶ月間だった。


4月16日に品川ステラボールで開催されたツアーファイナルは、ukkaに、また私という一人のオタクに、それぞれに起きた「いろいろなこと」すべてを、巨大でカラフルで賑やかで美しい一枚の絵画にまとめ描き上げるかのようなライブだった。本編トリで披露された『ボクエール』には、人目もはばからず涙してしまった。

この日は、ukkaがお世話になっている方々が多数、関係者席から観覧していたようだ。

まずは「ゴボウ」こと吉田尚記アナ。

ボイストレーナーの大友ジュン先生。

ukkaに数々の楽曲を提供してくれている(確かレコーディングのディレクションもしてくれているんだっけ?)オーノカズナリさん。

スタプラフェスも見に来てくれた、「岩下の新生姜」でおなじみ岩下食品の社長・岩下和了さん。

ukkaメンバーがたびたび出演しているラジオNIKKEI「ラジオiNEWS」でパーソナリティを務める、すずりょうさんこと日経新聞の鈴木亮さん。

著名な方々がこうしてukkaを評価し広めてくれること、本当に心強くありがたい。


この日のライブでは、新曲『TAiLWiND』が純白の新衣装とともにサプライズ初披露された。夏によく似合いそうな、さわやかでストレートな「新生活応援ソング」(byあやめさん)。この曲で夏フェスシーンを駆け抜けるukkaを見るのが、今から楽しみでならない。


こうして新しい曲とかわいらしい衣装が作られ、明日もまた今日と同じようにアイドルたちが活動を続けてくれるというのは、決して当たり前のことではない。

スタダ界隈で言えば前日4月15日にB.O.L.Tが解散したこと、私個人の体験としては絢音さんの乃木坂卒業を引き合いに出すまでもなく、アイドルというのは儚い存在だ。

だからこそ、これからも変わらずこの6人のukkaを応援できることに感謝したい。願わくば一日でも長く、彼女たちがのびのびと活動を続けられる日々が続きますように。


全公演セットリスト


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