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dot yell fes 2周年SPとukka『リンドバーグ』の歌割り変更と

ukkaをお目当てに、2023年3月1日にKT Zepp Yokohamaで開催された「dot yell fes 2周年SP」に行ってきました。

このライブについてはたった一つの事だけ書きます。それは『リンドバーグ』の歌割り変更について。

1A・1B・2A・2Bに各2フレーズずつ、計8回の「名前コール」があるこの曲。旧6人時代のオリジナル歌割りでは各メンバーが1回または2回ずつ名前を呼ばれるフレーズがあったのだけど、桜井美里さん・水春さんがグループを離れ、その後しばらくしてりなちゃん・るりちゃんが加入した後も、この2人はサビにしかソロが割り当てられておらず、そのため名前を呼ばれることが無かった(※)。

※そもそもりなるり加入時にはすでに「コロナ禍」真っ只中だったため、コールが可能なライブ自体が片手で数えられるほどしか無かったのではあるが。

それがこの日を境に歌割りが変更され、オリジナルで美里さんが歌っていた1A後半の<囚われたココロを 解き放つステージのオブリビオン>をりなちゃんが、水春さんが歌っていた2A後半の<退屈な明日を拒んで 夜空に僕らは飲み込まれてく>をるりちゃんが歌った。

伏線は、3日前にあったukkaワンマンツアー「ukka Major Debut Spring Tour 2023」初日(横浜ベイホール)で張られていた。この日披露されたうち一部の曲で、りなるりの出番が増える形で歌割りが変更されており、この日披露されなかった『リンドバーグ』でも歌割り変更があるのではないかと予想していた。もしかしたらツアーの次日程である3月5日の仙台公演でそれが披露されるかもしれないとは思っていたが、それを待たずしてこの日に新歌割り初披露が行われたことは、私にとってサプライズだった。

このフェスは一部グループを除いて声出し可だったので、新歌割り初披露にはちょうどいい舞台と判断されたのかもしれない。もちろん私も、りなちゃん・るりちゃんを含む全員の名前を全力でコールした。

2人に新たに割り当てられた歌割りのうち、特に印象に残ったのはるりちゃんの<退屈な明日を拒んで 夜空に僕らは飲み込まれてく>だった。もちろんりなちゃんの1Aも良かったのだけど、オリジナルでは水春さんという歌の名手が歌い上げていた、ある意味ではサビ以上に印象的なこのフレーズを、この日るりちゃんが堂々と歌ったこと。そしてその歌唱が本当に、本当に素晴らしかったことをずっと記憶に留めたい。

本人も認める通り、るりちゃんは加入当初、歌が得意とは言えなかった。それでも努力することを止めず、『Killer Lips』では初めて落ちサビを担当し、振り回される白大閃光に歌うことの喜びを知り、この日の『リンドバーグ』で溜めに溜めていた努力の成果が花開いた。そんな物語をオタクに描かせるに十分なこの日のパフォーマンスだった。

また、私自身は参加できなかったものの、翌日3月2日のイベント「東京やかんランドvol.1」では、るりちゃんがファンである乃木坂46の『君の名は希望』をソロ歌唱したとのことで、それもまた「葵るりの物語」の大切な一幕として胸に刻みたい出来事だと思った。

そして、グループを離れた2人が受け持っていたパートを約2年間(※)守ってきたりじゅちゃんと空ちゃんは、新たなメンバーにそれを引き継いだことになる。変な言い方かもしれないけれど、本当にお疲れ様でした。

※[2023/3/6]「約3年間」と誤記していたので訂正。

りなるり加入からここまでの約1年半が「ukka復活」のストーリーだとするなら、現在催行中の春ツアーを嚆矢としてukkaがさらに「強く」なっていく次のストーリーを象徴する出来事として、この歌割り変更を記憶に留めたい。

ukkaの宣伝

現在敢行中のukka春ツアー、次回3月5日(仙台)より声出し可となりました!(自治体の判断により変更となる可能性あり)。地方公演は撮可もあるそうです。

シンプルにとても楽しいし今しか見れない「今だからこそ」の輝きがあると思います。あと衣装がめちゃかわいいです。お近くの公演にぜひ!

ツアーで披露の可能性が高い『コズミック・フロート』『アフタヌーン・グラフィティ』『ラブパレード』それぞれMV公開されてます!

これら最新曲は、各種サブスクでも配信中です!


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