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カップ麺の汁は、どう処理するべきか?

こんにちは。

住谷知厚です。


皆さんは、カップ麺を食べますか?
現代のカップ麺は、種類も様々でラーメン、うどん、焼きそばなど幅広いラインナップがあると思います。
スーパーやコンビニなどへ行った時に、どのカップ麺を食べようか悩んだという経験は多くの方がしているのではないでしょうか。
そして、カップ麺を食べた後にもカップ麺の汁を飲むか捨てるかで悩むことはありませんか?

カップ麺の汁は、とても美味しくて全部飲みたいけれども、塩分が少し気になってしまいます。
しかし、そのまま捨ててしまうのも何となく勿体ないと感じてしまいます。
皆さんもこの葛藤は、一度は経験があるのではないでしょうか?

今回は、カップ麺の汁について考察、検証した面白い記事を発見したので、紹介していきます。


検証内容

検証は、具材はネットで濾し取り、150mlの汁を水で薄めて、水質検査の「パックテスト」を実施したそうです。
(カップ麺の種類は、醤油、シーフード、カレーの3種です。)
結果として、1000倍以上の薄めたとしても魚が住む環境にはなり得ないとのことでした。
(引用元の記事に解説があります。)

食べ物のイメージ的に1位カレー、2位シーフード、3位醤油の順番かと思っていましたが実際は、

 1位:シーフード(COD値: 50mg/Lから100 mg/L)
 2位:カレー(COD値: 20mg/L〜50mg/Lの間)
 3位:醤油(COD値:約10mg/L)

という結果となりました。
(各カップ麺の汁を1000倍に薄めた際の結果です。なお、魚が河川で住めるとされている数値は5mg/L以下なのだそうです。)

予想に反してシーフードの値が環境に悪いと出ていたことには驚きでした。
(色の濃ゆいカレーが高いと思いました。)
名前だけの勝手な予想ではなく、科学的に解析した結果を信じなければならないなと改めて思いました。


下水に流すとどうなる?

実際、下水処理場で処理しているから大丈夫だと思う人もいれば、流すと環境に悪いという人もいるのではないでしょうか。
そして、記事では使用している下水処理方法によって分かれるとの結論でした。


・合流式
生活排水と雨水を一本の下水管で処理する方式です。
大雨などで対応できる流量を超えた場合は、河川へそのまま流してしまいます。
そのため、雨の日は水質汚濁の可能性が高まるそうです。
ただ、莫大な量の水が流れているため、どのくらい影響があるのか気になる所ではあります。

・分流式
生活排水と道路等の雨水をそれぞれ1本ずつ分けて、処理をしています。
こちらの形式だと、生活排水での水質汚濁リスクは低いと思います。
ただ、道路の雨水はそのまま流してしまうため、その水質汚濁のリスクは存在します。


自分の住まいがどの下水処理の方法を取っているかで、環境に良い悪いの主張は正しいと言えるのではないでしょうか。
ただ、カップ麺の汁は、下水道に汚れが溜まる原因にもなるので、積極的に下水へ流すべきだとは言えなさそうです。

環境に配慮する上でとても重要なことだったのだと再認識しました。


最後に

自然環境を良くしていくために、汚水などの排出物へ配慮することは絶対に必須になっていきます。
世界で掲げているSDGsを達成するためにも、身近なところから環境対策を気にしていくことも大切ですね。


今日はこのへんで。


<引用元>
実験!「カップ麺の汁」流しに捨てた驚きの結果


住谷 知厚(すみたに ともひろ)

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