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手術入院までのオハナシ②

春から病院を探しはじめて紹介の紹介で大学病院にたどり着いたのは10月でした。
ずっと子宮筋腫だったと思ってたのが違うことが分かってそれが何なのかってことを知るためにこの病院で頑張ると決めた時でもある。

血液検査、レントゲン、尿検査、再度MRI検査をしました。検査結果日は2週間後ぐらいでした。

よくTVで観たことがあるなと頭に浮かびました。検査結果が良くないとき電話が来て早めに病院に来れますか?って流れを...
まさに私にも同じことが。
丁度、仕事の休憩時間に入るときでスマホをチェックしたら未登録番号の着信が入っていてどこからだろって調べたら病院だったんです。
「あっ、私よくなかったんだ」
「あかんやつだったんだ」
と心の中で自分に言ってました。
とりあえず折り返し電話をして直接、先生と話をして左下腹部辺りにできてる筋腫が筋腫でないことが分かった。電話でははっきりと言えないみたいな雰囲気やったけど何となく伝わるよね、筋腫じゃないってことは腫瘍ということだ。
まぁ、まぁ、大きくなってたから正直やってしまったなぁって、、、心が震えた。
この時、強がりな性格が出たのか笑ってた自分がいました。もう笑うしかなかったのかな。
あと一生忘れないけど電話があった日は私の39歳の誕生日でした。よりによって何で誕生日の日にこんな悪い報告聞かなくちゃいけないんだって思った。だけどある意味、この日を忘れないようにという意味なのかなと今は思ってます。
休憩中はご飯を食べる気分にならず上司に連絡してそのことを報告して病院を優先にシフトの調整をしてもらいました。職場の唯一の理解者であった上司。彼女も入院、手術経験者で職場での支えになってくれた大きな存在の一人です。
電話をもらって2、3日後に病院へ行きました。先生が代わって婦人科医、腫瘍専門の先生に代わっていました。私は女性の医師がいいと思っていました、でも今回の先生は男性でした。嫌な偏見な考えがあった私の気持ちをクリアしてくれた先生でした。ゆっくりと今の私の状況を説明してくれて今後の治療と手術のことなど解りやすく話してくれました。
昔から人間観察力だけは得意というかしてしまう癖があった私。診察室に入って私の観察ははじまっていて雰囲気、喋り方、どんな言葉の返事をしてくれるのか、この人に任せていいのかってとこのチェックだ。説明を終えたあとの私はすごく落ち着いていて冷静だった。本当は結果を聞くのが怖くて嫌だった。両親は病院に行ってることは知ってたけどまだ、ここまでのことを言ってなかったから一人で行っていたのだ。そうなんです、私は今までの人生も経過は言わない相談しないタイプで自分で決めていつも結果論を伝えていたから。大事こと程、後回しになってしまう、今回も同じでした。

先生からは手術前にその腫瘍が良性なのか悪性なのか他の臓器に転移がないかを調べるためにPET検査をやることを伝えられました。
また、検査かと思いました。

PET検査とは、、、
治療前にがんの有無や広がり、他の臓器への転移がないかを調べたり、治療中の効果を判定したり、治療後の再発がないかを確認するなど、さまざまな目的で行われる精密検査。

次回は人生はじめてのPET検査と結果の話です。

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