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岡山Web3勉強会第2回 レポート「現場目線で語る!Web3のテクノロジーと活用方法」|#DX企画書のネタ帳

近森満です。

記事概要

2024年6月20日、岡山県で開催されたWeb3勉強会において、谷田彰吾(SHOWGO)氏が「Web3のテクノロジーと活用方法」をテーマに講演を行いました。本レポートでは、谷田氏の講演内容を詳細に取り上げ、Web3の概要、主要技術、実践事例など実務者ならではのご苦労をお聞きすることができ、そのあたり解説します。

谷田氏は放送作家、社長、IT会社員と現在の職業、数々のご経歴・実績があり、その一つに元メジャーリーガー上原浩治の雑談魂というYouTubeの企画と運営を行っていて登録者91.2万人(2024/6/24現在)というモンスターチャネルの立役者です。

1. 開会の挨拶と導入

谷田氏は、Web3という新しいインターネットの形態に対する興味を引き出し、技術的な知識を得るだけでなく、具体的な事例や実践を通じてWeb3を理解することの重要性を強調しました。講演の目的は、参加者がWeb3の基本的な概念を理解し、どのようにして実際のプロジェクトに応用できるかを学ぶことでした。

2. Web3の概要と文化

(1) Web3とは

Web3は、ブロックチェーン技術を基盤にし、分散型アプリケーション(DApps)を用いて中央集権的な管理を排除し、ユーザーがデータやデジタル資産の完全な所有権を持つことを目指す次世代インターネットの概念です。

(2) 4つの文化

谷田氏はWeb3を理解するための4つの重要な文化を紹介しました。

  • 競争文化:プロジェクト運営とユーザーが一体となって進めていく文化。

  • 資金調達文化:株式を発行せずに誰でも素早く資金調達ができる文化。

  • 報酬文化:ユーザーに金銭的な見返りが発生する文化。

  • 主人公文化:誰もが自分ごととしてプロジェクトに参加できる文化。

(3) 実例紹介

谷田氏は、これらの文化を具現化する実例として、以下のプロジェクトを紹介しました。

  • バンドザウルス:西野亮廣氏が仕掛けたプロジェクトで、ユーザーがAIを使ってデジタルアートを作成し、NFTとして販売。オークションで32万円で落札された例がある。

  • クリプトニンジャパートナーズ:2万枚以上のNFTを発行し、流通総額が34億円に達したプロジェクト。アニメ制作やゲーム開発に資金を活用。

3. Web3の主な技術とその概要

(1) NFT

ブロックチェーン技術を利用してデジタル資産の所有権を証明するトークンで、デジタルアートやゲーム内アイテムなどが主な用途。

(2) DAO

ブロックチェーン技術を基盤とし、スマートコントラクトによって運営される自律分散型組織。中央管理者を持たず、メンバー全員が平等に意思決定に参加できる。

(3) メタバース

インターネット上の仮想空間で、ユーザーがアバターを通じて交流する。ゲーム、ソーシャルメディア、VRなど様々な形態がある。

4. Web3の活用方法

(1) コミュニティの重要性

Web3はコミュニティから始まると強調し、ユーザー同士がつながり、共にプロジェクトを進めることで新しいイノベーションが生まれると説明しました。

(2) 実践事例

谷田氏は、自身が運営するファラDAOの活動を紹介。AIアートの大喜利大会やメタバースイベント、アプリゲームの開発など、メンバーの自主的な活動によってコミュニティが活性化していることを示しました。

(3) ビジネスとマーケティングへの応用

コミュニティマーケティングがこれからのトレンドであり、エンゲージメントを高めるために企業がどのようにコミュニティと関わるかが重要であると述べました。

5. まとめと今後の展望

谷田氏は、Web3がまだ発展途上であり、真の成功事例は少ないものの、コミュニティを基盤とするアプローチが未来を切り拓く鍵であると結論付けました。「あくまでテクノロジーは手段でありDAOなどのコミュニティは人が運営し、参加者とのパッションの共有が大切です。」
今後のWeb3の発展に期待し、参加者に対してコミュニティ構築の重要性を再度強調しました。

谷田(SHOWGO)氏の音声配信

上原浩治の雑談魂



このレポートは、岡山県でのWeb3勉強会における谷田彰吾氏の講演内容をもとに作成されました。Web3の基本的な理解から、具体的な実践方法まで、参加者がWeb3の可能性を最大限に活用するための参考となることを願っています。

次回の勉強会では、海外からの有識者の招聘、参加者とのディスカッション、実装方法や地域特有の課題解決について議論される予定です。楽しみですね!

ではまた。

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