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人生とは旅であり、旅とは人生である

『人生とは旅であり、旅とは人生である』

このフレーズは、日本のフットボール界に多大なる影響をもたらした、中田英寿氏が残した言葉だ。

2024年現在も世界中や日本中を駆け巡っているであろう中田英寿さん。

僕がサッカーにのめり込んだ時から憧れであった名選手だった。

思えば、僕が小学生のときにW杯のフランス大会が開催され、はじめてW杯カップを観たのがその大会だった。

金髪で青い代表ユニフォーム(燃えるアシックス)を身にまとい、TVで観ていてもすぐにどこにいるのかわかるくらい目立っていた。プレーでもアルゼンチン、クロアチア、カメルーンを相手に日本人で1人だけ異質を放っていた。

そのときの少年の僕は、サッカーという競技というよりも、中田英寿さんにハマってしまった。他の選手たちよりも随分若いのに、こんなにすごいことができるんだ!小学生が任天堂のテレビゲームにハマるように、画面に食いついていた。

そこから、中田英寿さんの書籍を読み、この人はどんな人なんだろう?と興味が湧いた。当時、テストで100点をとると、おじいちゃんが100円玉をくれたので、100円玉を集めては、中田英寿さんの本を買った。

セリエAに移籍した中田英寿さんを夜中に録画して何度も試合を観た。それくらい追っかけていた。

そんな中田英寿さんが引退のとき、ある雑誌の特集にこう答えていた。

『人生とは旅であり、旅とは人生である』

またまたグサッときてしまった。

そうか。世界で活躍された日本一のフットボーラーがそう言うのなら間違いない。と。

そこから僕は旅することを目標に掲げた。もう大学生くらいになっていたかな。

どこかの誰かがこんなことを言ってたな。

『旅をしていない人は、まだ人生の1ページ目をめくれていない』

『人生の大事な3つのことは、人の話を聞くこと、読書をすること、そして旅をすること』

そこから幾らかの僕の旅もはじまるわけだけど、僕の旅については、また書くとして。

もしこれを読んでくれた若者がいたら、中年のおっさんからの忠告として「旅をしなさい」と心から告げたい。

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