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耳たぶに穴ブチ開けた

26歳、夏。両耳にピアス孔をあけました。
クリニックの看護師さんや医者はとても慣れていて、手際よく上手くやってくれたのでありがたかった。耳たぶ冷やしてたから全然痛くなかったし。

だけどバチンって孔があいた瞬間、ブワッって、交感神経が全開(全開というのは流石に言い過ぎではあるけど)になったから動揺した。左耳から先にあけて、バチン、ブワッ、バチン、ブワッ。私が猫だったら背中の毛と尻尾が全部逆立ってたし、ジブリの女の子だったら目を開ききっておさげが天を向いてたと思う。動悸がしてきて、そう思ったらクルクルめまいがしてきて、たぶん大体は精神的なものだったね。実際神経がどうとかは知らん。

耳たぶに孔があいたくらいでフラついて、自分の生き物としての弱さに結構がっかりした。そういえば私はもともと、採血されて気持ちが悪くなってしまうようなタイプだった。クリニックを予約するのにも自分で笑っちゃうくらいグズグズしたし、そもそも今頃やっと孔をあけたのも結局ビビリだったからだ。高校を卒業した18歳の春にいきがってピアッサーを買ったものの実行に移せず、この度8年越しでの悲願達成。

画像は動揺した気持ちを落ち着かせるために、耳があなだらけな友達に送ったLINEとその返事。これからは巷でピアスあいている人たちのこともちょっと尊敬しちゃう。昔地元のスーパーで立ち読みした木下優樹菜の自伝に、中学生のときに安全ピンを使ってピアス孔をあけた話が書かれていたのが忘れられない。やっぱりギャルって強ええ。みんな強ええ。

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