『耳をすませば』を見た話
先日金曜ロードショーで放送された、録画していた『耳をすませば』を見た。
10年後の世界、とあり、大人になったら雫と聖司を見て、ジブリだな、と思った。
しかし、スタッフロールにはスタジオジブリに関する名前はなかった。見落としかもしれない。
あくまで、原作柊あおい先生の作品の実写化である。
しかし、雫や、聖司の動きや反応の仕方は、ジブリ作品の主人公のそれだった。
少女漫画の主人公が、そうだったのかもしれない。
アニメ映画は何度も見たことがあるが、原作は読んだことがなかった。
コンクリートロードの話は一切出てこない。
背景は色鮮やかで、空とかきれいなのに、どこか不自然さを感じる。そんな違和感が、物語の中であるようで。フィクションを見ている、と思わせてくる。
1998年が舞台なので、今みたいにインターネットが発達しているわけでもない。
旅行に行くのもきっと大変だろう。ひとり単身でイタリアまで旅立った雫ってすごい。
原作(アニメ映画も)を知らなくてもなんとなく楽しめる作品だ。
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