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【黒羽担レポ】「LUPIN〜カリオストロ伯爵夫人の秘密〜」

こんにちは、ボーマニャンロスの黒羽麻璃央さんのオタクです。
心の整理をするため、感想妄想。根も歯もないRumeur〜とどのつまり、全てワタクシ個人の推理&記憶メモです。

御園座楽日にも仕上がらない体たらく!
御園座までの完走おめでとうございます!!!

ネタバレに配慮したつもりでしたが無理でした。
皆さまの脳の海馬の純血を守ることが出来かねます。
ネタバレNGな方はバルコニーで待ってて。
(伯爵夫人及びレオナールさんについては随分と我慢しました、えっへん)

時折テニミュやロミジュリ、るろミュ、エリザに意識が飛びます。
ボーマニャンの項目は狂気、全ての基準がまりニャン氏。
(としニャンも観てます!)

まりニャンのところ書くまで辿り着いてないのに軽く1万字超えてる、なにこれLUPIN怖い。

ニャンの章はネタバレしかありません。
あらかじめ、ご容赦くださいませ。

【原作とミュ】

✙ 演技力で殴り合うジャパニーズミュージカル!(舞台は🇫🇷だけど!)

ミュージカル・ピカレスクと銘打っていたため、ルパンが巨悪に立ち向かうシリアスな作品と思い込み帝国劇場に赴きましたが、それが全くの勘違いであることに気がついた「怪!盗!紳士!ルパン!(M2 Je m'appelle LUPAN)」

〽天衣無縫に
世界を駆け抜けて

と朗々と歌いあげ、華麗にマントを捌きながらターンをキメる古川雄大さんを観た瞬間に(私は今日なんだか面白いものを観に来たのかもしれない!)とスイッチが切り替わり、思わずマスク下でにっこり。

以降は、役者さまの素晴らしい全力のお芝居とお歌に全集中!
浪漫と愛に溢れるミュージカルを楽しく拝見させていただきました。

撮影が入っていた日の組み合わせで想像するに、

柚希/立石:ルパン贔屓目、作品をよりロマンチックに観たい方向け(多分)
真風/黒羽:ストイック喜劇なのに等身2次元ペア(きっと)

円盤が出ず、全身全霊のボー麻璃ニャンの生き様が多くの方々に見ていただくことが出来ないままでは、死んだ後黄泉の国で魂のまま彷徨い続けます。

柚希/黒羽の情熱大陸(?)ペアが好きじゃった

古川さんのフルコース!ブラボー!

プリンシパルさまそれぞれに見せ場があり、華のある方達ばかりで。
あまりの眩しさに目がつぶれるところだった……!
美の暴力でねじ伏せられるだけでなく、お芝居が上手すぎます。これがオールスター……!
(脳内BGM:THE TOP/テニミュ)

まさかあのドン底原作からこのようなハッピーミュージカルが生み出されるなんて脱帽でございます。

付け加えるとキャスティングの妙。
それぞれに異なるバックボーンを感じさせてくれるWで作品の見え方が変わり、シングルキャストやアンサンブルの皆さまも舞台上で生きておられました。

目が足りない!常に!

梅芸はまだ若干チケットあるようですので、キャストファンの方は是非この神々の遊びを浴びるため、劇場にお足をお運びくださいませ〜。
ワタクシは公式さま推奨のトレード「おけぴ」さまにてチケット譲っていただくこともございました。
(譲ってくださった皆さまにはこの場を借りて御礼申し上げます)
自力では7枚しか取れませんでしたが、おかげさまで計14回観劇できました!

何しろ、恐ろしいほどに飽きが来ないのです。

観たいところは増えていく一方で毎公演目はバッキバキ。毛様体筋が鍛え上げられて(?)、視力上がったかもと勘違いする程にピントが合う合う。

完全にLUPINハーブです。間違いなくキマってました。

回を重ねるごとに中毒成分が毛細血管の隅々まで行き渡るようになり、その誘惑に抗うことを止め、狂ったように通うようになります。

結果、

黒羽さん大千穐楽の愉快なカテコ中に寂しすぎて涙が溢れ出てくるほどLUPIN依存症患者と成り果てました。

フェロモン古川→モンたくんというあだ名を爆誕させてしまったビューティー立石氏と黒羽さん(黒羽さんのあだ名は如何に?)

帝国劇場 前楽カテコ

アデュー、LUPINを知るまでの私。

10回以上帝劇に足を運びましたが、こんなに行きも帰りも足取りが軽い作品があったろうか。いや、ない!

黒羽氏、舞台上で負けすぎ死にすぎ問題(※存在が優勝なので無問題)。
や、今回も負けるけれど笑
……し、死んでないから!!!明確に!!!

ボーマニャンと黒鷲団の冒険はまだまだ続く!

✙ あなたは原作を読む?それとも読まない?

私は事前に『カリオストロ伯爵夫人』『ルパンvsホームズ』『奇岩城』を予習して望みました。

『カリオストロ伯爵夫人』は昭和の昼ドラ?これが児童文学だったの?と震えるくらいにドロッドロの愛憎劇。
またラウール・ダンドレジーが怪盗アルセーヌ・ルパンと名乗る前、その後の彼が怪盗を続けることになる原点といえる重要なお話です。

その点、ミュージカルLUPINは初めて怪盗アルセーヌ・ルパンを観る人にも安心設計のエンタメ作品になっていました。

・既に怪盗アルセーヌ・ルパンとして名を馳せている
・クラリスとは本作を通して、出会って恋に落ちる
 (原作では冒頭からラウール・ダンドレジーとして相思相愛の仲)

とってもわかりやすいですね。
ルパン三世のおじいちゃんね!くらいの感覚でも問題ないです。
ホームズさんのセリフはちょいちょいルパン三世から輸入してます笑

まごうことなきオリジナル脚本ですので、Don't think! Feel!

ワタクシめは観劇前に『奇岩城』(理由はイジドールくんの項目にて後述します)くらい触れておいて、ミュージカル観劇後に『カリオストロ伯爵夫人』を読むとより楽しいめるのではないかな?と結論づけております。

▼読書が苦手、そんな時間ないわい!という方は▼

モーリス・ルブラン没後70年目に未発表だった「ルパン、最後の恋」が出版され、それを宝塚歌劇団が『ルパン -ARSÈNE LUPIN-』として上演するタイミングで、同名タイトルの文庫版が刊行されました。

そちらに付録として収録された、ルパンの最初の作品「アルセーヌ・ルパンの逮捕(初出版)」だけ読んで観劇がタイパが良いのではないかと。

ミュージカルに出てくるキャラクターはルパンとガニマールだけで30分もあれば容易に読み終わる短編のため、世界観を知っておくにはもってこいです。そして単純に面白い。これは売れる〜笑

同短編のタイトルが表題の本もあるのですが、宝塚歌劇団出身の方がいらっしゃるのと、ルパンが探偵ごっこ?をしてる短編が入っているので探偵もの大好き人間のため、こちらをチョイスしました。

『バーネット探偵社』ものをミュージカル化してくれても良いのですよ、いえ、してください。

後から読んで!と思う理由はもう一つ。

後にも先にもルパンが二股するのはこの作品だけだと書いてあった気がするのですが(なにぶんルパン歴1ヶ月のひよっこでして、まだ網羅できておりません)、とにかく二股するルパンに腹が立ちます※個人の感想です。

ジョセフィーヌとクラリスとルパンの修羅場は(ルパンお前ってやつは何て罪な男……!古川さんのご尊顔でなければ許さんぞ!!)と思わずにいられません。
この争いをミュージカルで観とうない……笑

ミュージカルでは、クラリスとの出会いから恋に落ちるまでも丁寧に描いてくださって。主にルパン、クラリス、カリオストロ伯爵夫人、ボーマニャンの四角関係の恋愛模様がストーリーを進行させます。
(原作にはニャン→クラリス要素は一切ございません)

ともあれ、原作のキャラの根幹の部分は変わっていないので、後から読むと「もしかして……?」と新しい発見がありました。

彼なりの美学を持って盗みをしているという根っこの部分が、本作のエンディングにも繋がっているので小池先生お見事〜〜と感服するばかりです。

直筆と思われるお手紙などが、今年の春に日本で発見されたことが記憶に新しい日本好きだった原作者のモーリス・ルブラン氏です。
日本でミュージカル化されていると知ったらどんなに驚いたことでしょう。

ミュージカルもシリーズ化してどうぞ〜。
お願いします東宝演劇部さん!

さてさて、キャラクターに触れていきますよぃ〜

✙ 高校生!探!偵!イジドール

ワタクシが原作で今のところ1番好きなのが『奇岩城』!
イジドール視点が多く、彼と一緒にルパンに翻弄されてしまうのでルパンの魅力的を存分に味わえる作品です。

奇岩城を読む前の私:ルパンおのれ、女たらしめ……
奇岩城を読了後の私:ルパンさま、かっこいいかよ……

ルパンの華麗な怪盗ぶりを知っておきたい方に読んで欲しい!

手のひらくるりんぱ

何より、イジドールくんが愛おしい。

ミュージカルにひとつも不満はないのですが、このクソ面白い原作を無駄遣いしてしまった感はどうしても拭えません。『奇岩城』でもう一作ミュージカル作れたのでは?という悔しいお気持ちだけ表明しておきます。

(2004年公開の映画『ルパン』でも『奇岩城』が同じ使い方をされているようなので、小池先生もそれに倣ったのかもしれないです←映画はまだ見てないですごめんなさい)

1つの物語として秀逸ですが『奇岩城』を主軸にしようとするとイジドール狂言回し、ルパン→トートな作品になってしまうだろうなと思うので、やむを得ない……?と自己完結。

ルパミュ「余りに多くを望みすぎるよ〜」
ワイ「少なすぎるわ〜」
夜のボート漕いでおきます。

『奇岩城』好きすぎ問題

と言いましても!

加藤清史郎くんが原作のイメージ通りのため、抑え切れない欲望が渦巻いて仕方がないのです。
イジドールくんレベルカンストしておりました。
一挙手一投足が想像していた通りのイジドール!!!
ありがとう、清史郎くん。清史郎くん、ありがとう。

他キャストさんのファンは気がついていないかもしれませんが、彼を視界に入れているかいないかで、作品の面白さが左右されるのでは?と思われるくらいセンスが光るお芝居をしています。

推し定点しか出来ない!気がつくと推ししか観てない!
わかる!わかるよ〜その気持ち!

そんなオタクのために東宝さんには是非とも円盤を出していただいて、皆さまにイジドールくんの挙動を確認して欲しいところです。
(果たして、面白シーンがしっかり画角に入っているのだろうか?)

1部最後のデティーク男爵家の階段で行われるショートコント(?)。
クラリスパッパ、ホームズ、イジドール、ボーマニャン、マシバン博士のやりとりはその日によって違ってオペラグラスを握りしめながらニヤニヤさせていただきました。

余談ではありますが、ミュージカル「るろうに剣心」で志々雄真実と瀬田宗次郎として黒羽氏と清史郎くんを見ていたので、もう並んでいるだけでオタク感激であります。

(ちょっと縮地使ってるよねイジドールくん)

カリオストロ伯爵夫人がボーマニャンの愛人だったってルパンにバラされたあたりでイジドールくんがニャン氏を冷めたい目で見ていたり、枝が偽物って証明された後「ねぇねぇ今どんな気持ちー!?」的なニヤニヤ顔でニャンを覗き込んでいる時があって好きでした……。

東宝さん、早いうちにまたお二人を共演させてください!!!

あ、スカートを持って走るところの走り方がすんごいかわいいです。タイプです。

✙ 愛しのガニマール警部

ただただ可愛い勝矢さん!
(『勝矢』が苗字だとこの度初めて知りました笑)

原作では比較的有能に描かれているガニマールさんですが、本作品ではマスコットキャラクター?ユニコーン?です。

お稽古中、小池修一郎先生がバウンドしながら喜んだという噂のどっしりした包容力のある歌声は(下の記事参照)もちろんのこと、

ガニマール氏のダンスシーンに刮目せよ!

動きが果てしなくひたすらにかわいい!!!
私もバランスボールに乗って観劇していたならボヨヨンボヨヨンしたかったくらいよ。

なんとも癒される存在!あの姿なのに!(失礼)
慌てん坊のダンシングサンタかな?
リアルハグリッド???
お髭タイプのベイマックス???
クリスマスにはガニマールさんとケーキ食べたいです。

よく考えたら任侠ものの『日本統一』でも山崎一門のマスコットだった!

日本統一10周年記念の外伝映画『氷室蓮司』に黒羽氏が出るんですよ来年4月公開です(ダイマ)

特にオススメは、イジドールくんの自己紹介ソングでルパン、イジドール、ガニマールで並んで踊るところのステップは見逃せない〜〜
な、なんだその手足の動きは!?キュンです!!

原作のガニマールがどうとか忘れます。いえ、忘れましょう。

人間ガニマールさんの時と、体裁を整えた警部ガニマールさんの時の声色がすっかり別人なところが個人的にツボです。
ヒエラルキーって怖いですね。

ヒエラルキーといえば、高校生のイジドールくんに「ガニマール」と呼び捨てにされたり、お腹を手の置き場所にされたりとぞんざいな扱いをされています笑
それでも大人対応しているガニマールさんが素敵。

一度清史郎くんがセリフがぐっちゃぐちゃになってしまった時(←気持ちが先行してしまった様子が非常に愛くるしかったです)に、ものすごいでっかいガニマールさんの「はぁ?」で会場を大爆笑に変えてしまった回があって最高におもしろかっこよかった……。ときめきました。

黒羽ボーマニャンの回には「マキシム・ザ・ロワイヤル」で特殊イベントが発生して、そりゃあもう大笑いなのです!

が。

まりニャンは帝劇で大千穐楽を迎え(ry
はぁ、虚無ります。

イベント詳細についてはまりニャン項に。
まりニャンと勝兄のガニマールさん、違う出会い方だったら絶対仲が良かったと思います!

THE CAWAII★三人衆

✙ 永遠のライバル ホームズ

結論から申しますと、小西さんのシャーロック・ホームズが愛おしすぎてメロい。

実のところモーリス・ルブランのホームズだと思って期待していなかったんです笑
それが一番美味しい役になったと言って過言ではなく!
番狂せおもしろ〜〜〜い(大の字)

「ルパン vs ホームズ」は日本語訳以外「アルセーヌ・ルパン vs エルロック・ショルメ(シャーロック・ホームズのスペルをアナグラムした名前)」として刊行されており、ルパンのホームズは皆さまが思い描くホームズ像とは異なる人物です。

※ルパンと対決させたい探偵を掲載雑誌で公募し1位を獲得したのがホームズ。けれどホームズの原作者コナン・ドイルの許可が得られず、このような形になったそう。

ミュージカルのホームズも小池先生と小西さんが作り上げた新しいキャラクターのため、モーリス・ルブランのホームズには触れても触れなくても笑。

ホームズが出てくる「奇岩城」も「ルパン vs ホームズ」も作品として非常に面白いのですが、奇岩城におけるショルメの扱いは特に酷すぎるので流し読みして欲しい!!決して!ホームズではないのです!!!!

ジェレミー・ブレッドとベネディクト・カンバーバッチのホームズが好きな女より

小西さんはお顔もお歌もかっこいい。
お声と哀愁のあるメロディーが絶妙にマッチしたソロ曲も素晴らしい!

……なのに!

舞台上にいるだけで笑いが込み上げてきてもうダメです。
2回目以降の観劇では、ソロ前のサックスソロBGMがあまりにセクシーすぎて笑けてきます(とても褒めている)

BGMさえ愉快にさせるってどういうこと?
助けて、ジョン!!!

コナン・ドイル氏のホームズも事件解決のためなら、どんなことでも真剣に突飛なこともしてしまう方なので、真っ直ぐさ加減は正しいホームズ像かもしれない……?

そうそう。
ワタクシ、ホームズのジョン(ワトソン)への態度に目がないのデス。
真逆あんな悶え死ぬ(僅か1分足らずと思われる)シーンが挿入されてるとは!!※上記に書いたBGMの後のシーン。

もしテレビ越しで観ていたなら狂喜乱舞しながら床を転がっていたことでしょう。同志にはわかっていただけると信じております。

それから毎公演ポーズや仕草を変えて笑わせにくるシーンがあってずるい!
テニミュだったなら円盤で日替わり収録されたのに!!!と歯軋りしまくりです。奥歯なくなりそう。

あの素敵なホームズさんを東宝さんはTikTokかYouTubeのショートでまとめてアップするべきですね。再び夜のボート漕いじゃいますよ。

爆笑をかっさらった後、0番から袖に直角に帰って行くのがたまらなく好き。

それと黒羽くんのオタクとして、いつも思うことがあるので思い切って告白しようと思います。

ドイル氏のホームズさんはボクシングがプロ級で、フェンシングも嗜んでおられるのですが、小西さんホームズはちょっと様子がおかしいようで。
それがわかるとあのバトルシーン……。

とっても股関節が柔らかそう!!!
なので、ファーストできそう!!!

推しくんとご一緒に野球しませんか?
(推しくんに共演者と野球してほしい脳)

いつしかの回でホームズさんが前のめりすぎて暗転中に「もしもし!?」とお芝居を始めてて可愛かったです。とても焦燥感が出てて面白さMAXでした。

ホームズ好きとしても大変満足な小西ホームズさんであります!

✙ 流行語大賞レオナール「アレ」

巷で「アレ(秘密)」が大人気のレオナールですが、原作ではジョセフィーヌのアレでアレなので(これが悪夢か!)と天を仰いでしまいたくなるので、こちらを正史として受け止めたい。

カリオストロ伯爵夫人については、タイトル通り「秘密」でございますので、割愛いたします……。

なので、今のところレオナールさんについてもあまり書きません。
カンパニーが完走したら書いてやるんだからーー!

7%のときの、章平さんのソロタンゴ。
それだけは見逃さないで……!とだけ告げておきます。
キメのポーズをアクリルスタンド化してほしい。

ワタクシごとですが、テニミュ青学7代目がワタクシの初めての2.5次元舞台の親でございます。
そのため、章平さんと麻璃央くんが小池先生の舞台で輝いていらっしゃるのがエモエモのエモがすぎるので、涙で前が見えない時がございます。
(全くといって感動的なシーンではございません)

この先ずっと仲良く野球をしながら、共演も続けて欲しい……!

✙ ヒロイン、クラリス

原作のクラリスちゃん、ルパンさんが箇条書きのようにここが好きという描写があるものの最初から両想いなのでインパクトにかけるヒロイン(ごめんなさい土下座)

モーリス・ルブラン氏を擁護?というとおこがましいけれども、クラリスの結末は最初から決まっておりましたし、彼女を深堀すると悲劇になりすぎるというか。読者を悲しませるためにこのお話を書いたわけではないと思うので、敢えて彼女について仔細を描かなかったと思います。
ルパンは冒険奇譚!

お涙頂戴キャラ死作品撲滅委員会会員

クラリスにはちょっと不良っぽいところがあるらしいけれど、原作では具体的にそれを感じられるエピソードさほどなく……?
本作だと、っぽさが感じられます。
不良っぽいというか、ちょっとした反抗期?
ちょいワル男に引っかかっちゃうヤーツ!

数少ないクラリス情報を膨らませておられるのはもちろん、真彩さんご自身からヒロインオーラが放たれ続けており、紛うことなきヒロインでございまする。

何と言ってもビジュアルのカツラの髪型と色、ドレスのシャーベットカラーのピンクが天才すぎる。
こんなにカツラに違和感ないことってある……?
この色で清楚に見える人類いるんだ!という衝撃。
どこから見てもきれいだなーー♪

冒頭の水色チェックも彼女の誠実さや聡明さが感じられて、衣装をデザインした方も神です。

真彩さんクラリスはルパンが憧れる『真っ当な人生』を与えてくれそう(無理だが←原作準拠)

お歌が素晴らしいのは言うまでもなく。
乾杯曲のピアノのメロディが非常に愛らしいのですが、クラリスにピッタリ!
モナムールのオーボエも彼女の包み込むような愛のようで癒しです……
(ちょっとレミゼエポ感があるの面白い笑)

ボーマニャンとの結婚が嫌すぎるあまり、結婚のお相手探しに積極的なところがいい。
しっかりしているようで恋に恋しちゃって、ほにゃほにゃしてるのもかわいい!
知らない人について行っちゃうのあぶなっかしい。

コメディっぽくしたいのかなというところは、まだ模索中だったのかタイミングや言い方を変えてみたりして、なんて真面目なお嬢さんなのかしら!と好感度が上がりっぱなしでした。
ツアー中にどんなクラリスに変化して行くのか見てみたかったです。

確か初回撮影日に、掛け布団バッサーって落としてしまって、ワイルドに「えいやっ」とお布団をベッドに戻したの面白かったのですが、円盤になったら入りますか?

下手をすれば嫌われそうなヒロイン像になりそうなところ、真彩さんのチャーミングさにKA・N・PA・I(乾杯/完敗)☆

wikiの宝塚の男役になりたかったエピソードが面白すぎてたまに見返してます。

✙ アルセーヌ・ゆパン

もはや、何を書いたらいいのか分からない……。
天衣無縫を極めております。
ニヒルな笑みで1秒ごとにハートを奪いまくっている、ルパンさま。

古川さんのためのミュージカルであったことは紛れもない事実であり、彼以外にルパンを演じられる方がこの世におられるのでしょうか? いや、いるはずがない!

当て書きだもの。

小池先生の重すぎる愛を(FC回カテコ)一身に受け止めてらっしゃいます笑

古川さんのファンは蛇のように地を這ってでも観た方が人生後悔しないと思います(真顔)。
セバスやトートのような耽美で人外な古川さんを捩じ込むことは尺的に無理だったようですが、万が一にも再演がなければ観られないと思われる離れ業?のお姿が拝見できます。きっと虜になることでしょう ✞

原作のラウール・ダンドレジーをあまり好きになれなかったのですが、正直ガワと歌声が古川雄大さんだったら恋心ストップ高。

そのお美しいお口は愛を唄うためにがあるのですね!!!

と、しか言いようがなく(?)
圧倒的な美の前にオタクは語彙力を失うのでありました。

どうぞその全貌はご自身の目でお確かめくださいませ。

アチアさんの曲にモンたさま節全開のお歌がクセになる。
これがケミストリーというやーつ!
7%の中毒性はここが発生源だと思われます。

それから個人的に意外だったこと。
古川さんを1789とタイタニックと黒執事とロミジュリとエリザと下町ロケットとエールと恋と弾丸と大奥くらいしか拝見したことないので(いがいと遭遇している)スタイリッシュで常に美しく2.5次元と3次元の狭間を生きている人間らしからぬ俳優さんだと思っておりました。

んが……!

クラリスの言葉に隠しきれないくらいの喜びを体現されてて!
クラリスのセリフにもあるんですが本当に少年の心のままなんだなっていう。

これほど母性本能を掻き乱してくるルパンだと思っていなかったため……、
非常に、非常に……動揺いたしました……。
ルパン、ういやつ…………!
(すっかりハート奪われてる)

✙ アンサンブルさん常に優勝

プリンのみなさまの魅力はもちろんなのですが!
LUPINのアンサンブルさんたちが愛おしすぎて、優勝しまくります。

ルパン、現る振り付け可愛すぎる
エトルタ市民のみなさま社交ダンス上手すぎる
(ピスタチオ姫という推しが増えました)
20世紀騎士団、いい声すぎるもっと聴かせろください
(朝隈さん暗闇で遊びまくる)
クラリスの妖精さんたち天女
(果物屋さんの美麗さんかわちぃ)
来し方劇場
婦人運動家さんのフォーメーション芸(芸?)
カンカンダンサーズアドレナリン出すぎる
ニャンズ(黒鷲団)ふつくしいし、ボス好きすぎる
アンサンブルさんの方がルパンよりも変身してる説

見どころありすぎて、息が出来ない……ケテ…タスケテ……。

舞台装置シンプルにしていただいたみたいですけど、もっとなくても良かったというか、全くと言って背景とか目に入らないので……笑
(場面転換のカラーの色変わるのオシャレだなくらい笑)

こっちは演者さんの機微を捉えるのに脳みそフル回転なんです!
なんて贅沢な舞台なんだろうと、幸せいっぱいになりました。

アンサンブルさんを含めて、お衣装全部みたいから写真集だしてください!?
カンカン娘(カンカン男子?)の全員のメイクもみたい……
黒鷲団のコードネームも知りたい……
LUPINカンパニーの虜です。

黒羽さんの言葉を借りるとこんなに愛おしく思える作品に出会えて嬉しい。
出演すらしてませんが、大好きです!
LUPIN座組、モナムール~♪

円盤の特典映像で全景も入れてください。
コマ送りで拝見致します!

【ボーマニャンの章】

✙ 原作ボーマニャン

ボーマニャンはカリオストロ伯爵夫人ことジョセフィーヌ・バルサモに矜持を叩きのめされた後のお話で、大きく改変されているキャラクターの一人です。

原作のニャン氏はイエスズ会(カトリック教会の組織)にて地位を確立し、クラリスパッパたち一味の首領になりました。
ミュージカルと同じように彼だけ爵位はありません。

職業は弁護士。
小池先生式ニャンも暗闇にてクラリスパッパに向かって吐くセリフが弁護士っぽさが残っている気がして、とても好きです。

レミゼのマリウスもパリで貧乏弁護士をしていたので、ニャンも同様に裕福ではなかったと想像しています。
としニャンはちょっと裕福な家庭で育ってそうですけど笑

(急にネタバレします)
ジョセフィーヌ曰く、「ボーマニャンに信仰心はない」。

のだけれど、彼女に惚れてしまってお宝の情報を洩らしてしまったことに苛まれていたり、彼女が自分を殺そうとしていることを知ってしまってから人の道を踏み外したようにも読めるので、果たしてそうなのかしら?と思っております。

結末も書いてしまいますが、
ジョセフィーヌに宝を奪われたと知って、ボーマニャンは自死を選びます。
その時に遺した言葉からも、自分のためだけに宝探しをしていたとは思えず。
(ルパンとクラリスパッパへの遺言はジョセフィーヌへの復讐以外の何ものでもないですが)

ニャンが自死をしたジュミエージュにある大修道院

宝探しに横槍を入れてきたジョセフィーヌとルパンにめためたにされて、最も可哀想な人なのでは……?
とミュージカルを見た後だと余計に思ってしまうから小池先生とWニャンずは罪深い。

再演ではボーマニャンの来し方をください!!

わがままを言えば、ジョセフィーヌとボーマニャンのデュエットソングは観てみたかったです。
再演する際は是非2人の10年前の愛別離苦ソングを……
(ロミジュリのティボとキャピュママ「憎しみ」みたいな絡み方でどうぞ)

それにしても立石氏と黒羽氏全然タイプの違うニャンだったので、しばらくはボーマニャンのハーデスをさまよい続けます。

ただ、まりニャンは帝劇で大千穐楽を迎えt……(ry
まりニャン復活ミサはいつですか。

✙ 【余談】としあんどまりー

ミュージカルではラスボスのニャンですが、中の子たちがとってもかわいいことだけ先にお伝えしておこうと思います。

同じ1993年、東北生まれ。
テニミュは黒羽氏が2nd7代目青学、立石氏3rd立海のため入れ違い。

黒羽氏が主演の配信ドラマ「パパ、はじめました」に立石氏がゲストとして出演したときが初共演。
(配信元?がサ終で現在視聴できず。助けて日テレさんHuluさん)

その時のアフトで初めましての立石くんを「変な人」認定してましたが、黒羽さんの「変!」は大抵「好き!!」なので、この頃から立石くんがお気に入りだったことを黒羽担はまるっとお見通しです。
※黒羽担はご存知かと思いますがご自身も比較的不思議系男子です。

ボーマニャンのボの字のカケラも見えない頃のおふたり(ロミジュリ)
気持ちがほんわかします。

以前は黒羽さんが「永遠のライバル〜♪」と歌うほどかはわかりませんが、立石氏をライバルの一人と明言し「さけるチーズ」を割く対決を挑むなど(黒羽氏10周年イベ/立石氏の勝利に終わる)、ロミジュリと野球(気になる方はアクターズリーグで検索検索!)を通じて交流は続き……

今年の黒羽さんのバースデーミュージックパーティーではゲストで来てくださった立石さん。僕たち2人と言えばこの曲!とGReeeeNの「キセキ」をお歌いになられました。かわいい。

ロミジュリやエリザでも共演されていましたが「ミュージカルナンバーを一緒に歌う時は同じ舞台に立った時に歌いたいので、選ばなかった」と立石氏。
そして彼が命名のユニット名が「としあんどまりー」。

ハイ、かわいい(2回目)。

あまりのかわいさに(次はWキャストやん)という脳内ツッコミも忘れるオタク。

ともあれ、今ではライバルから相方へ。

腹巻をあげる仲になりました。ほっこり。

✙ 【命題(?)】俺はルシファー

ボーマニャンのソロ曲『せか手に』がかっこ良すぎて死ねる件。
前奏のギターを思い出すだけで心が震えます……!

いき勢い余って作ったマフラータオル(は?)(ルパン感謝祭待ってます)
黒羽氏にライブやってね!!!とカレイベにてお伝えしました笑

バフォメットの舞台装置考えた方は誰なの、天才なの、神さまなの???
この1曲でS席代ペイ出来ます。
ありがとう世界。

Cメロのボーカルエフェクトもしびれりゅ!
ボーマニャンズとニャンのお戯れも美しすぎて芸術が過ぎます。

Wボーマニャンの声質やアプローチの仕方が違うのでとっても良きソロ曲でございました。
黒羽/立石Wにした人素晴らしき。

ニャンずでCDデビューしてMV作って欲しいです。

サンシャインシティの噴水広場でリリイベしてほしいですねぇ
ドレスコードは黒!

その際、立石くんには白い羽で黒羽くんは黒い羽で、2人とも片翼でお願いします!

内に閉じ込めていた中二病が暴走して爆ぜました。
とても危険な曲です。
命がいくつあっても足りません。

毎回、スタオベしたいところ我慢しておりました。
赤いペンラを振りたい所存……!

✙ 【本題】としニャンまりニャン

※魂を株式会社KUROBAに売っているため、としニャン1回(モンたくんFC公演)のみとあからさまに観劇回数が異なります。
見逃し等々あるかと思いますが、お許しください。
(むしろ黒羽氏のWキャストのお相手を生観劇したの初めてなので個人的キセキです)

としニャンとまりニャンで違う表現の仕方のところや、ここ良かった!を箇条書きにしてますが、幻覚を観ている可能性もございますため、異なる感想を持った方を否定する意図などは毛頭ございません。

※御園座のとしニャンの成分は含まれておりません。

▼ボーマニャン共通お楽しみポイント

ルパンの蝶ネクタイゴンドラ、ボーマニャンの掛け声で動いてる。

▼としニャン

▽ 原作通り軍人のような体つき
宗教家っぽくないのも黒羽氏と違って良きでした。怪しい。
(実際のイエスズ会は軍人っぽい人が多いらしい)

▽ 力で物を言わせるタイプ(←衝撃!!)
 + 婦人運動家たちに羽交い締めにされながら本気で振り解こうとしてる
 + 無理やりかけられた襷を(彩花さん演じる)婦人運動家さんへの投げ方
 + クラリスパッパのぶん投げ方
 + イジドールが現れた時の警官への暴力
 + ガニマールへのあたりが強い
などなど、口よりも先に手が出るニャン。

▽ 歌声がそこはかとなく天使。いや神?
 + 音程とリズムのブレなさが人外。
 + セカ手に、上にフェイクするのが元天使感ある

▽ 顔がいい(みなさんご存知ですね)。顔がいいのに何故。
 + 顔がいい自覚もおありで、女遊びの手つきがエロい

▽ 爵位、本当にお持ちでない?
 + デティーク家の執事に「あっちにいけ」ってジェスチャーする
 + クラリスパッパにも容赦がない(手紙の捥ぎとり方とか)
 + 歩き方立ち方座り方の態度がデカい(褒めてる)
きれいなジャイアンかな……?
ナチュラルに横柄な態度をとっているので、ちっちゃい頃から坊っちゃん扱いをされてきたお金持ちの可能性。

特にとしニャンで好きなところは、

★「YAH!!!」の時に手がY字でかわいい(ちゃんと観てない感)
★世界をこの手に、のお歌前までほぼニコリともしないのにここだけ笑って歌ってる怖い
★ルパンと対峙するときに剣ズルズル引きずってく怖い

です!
怖すぎて震えた(とてもラスボス)
奇岩城で壊れて溢れ出すサイコパス……

以上のことから、「自然とクラリスに嫌われそう」「長年偉い立場を過ごしてきた」「リアルに天界から堕ちてきました?」「あくまで『黒鷲団』ボス」「自分が神だと思ってた」「クラリスに言われるまで卑怯者だと思ったことはない」ボーマニャンと推察。
やや人外味を感じる……。

クラリスより自分が好きで俺に似合う女がクラリスくらいの感情だったのに、引っ叩かれて「おもしれー女」認定。
自分より優れた人間に会ったことがなかったところ、ルパンっていうライバルに出会い狂い始めた?

美しいものと美しくないものの線引きがきっちりしていて、(ほぼ「俺か、俺以外か」的な)独自の脳内カースト制度をお持ちのため?横暴な態度の数々!

そこに、あの美貌や人気に加えて叡智も持ち合わせたルパン、現る!

クラリスよりもルパンに執着しているように感じました。

とっても素敵なニャン氏です。
腹巻をお守りにして、地方を走りきってくださいませ!

恐らくあの体つきですし、としニャンは自力で海岸まで辿り着いてると思ってます笑

さー、次はまりニャンにまいりましょー。

▼まりニャン

▽ 体裁を気にする神経質な弁護士ニャン
 + クラリスに無視されてもそれらしく誤魔化す
 + 20世紀騎士団の方々に意見をしたり求めたりボディタッチ
 + 彩花さん運動家に襷を畳んでアンダースローで返す
 + ことあるごとにお召し物を正す
 + 感情が溢れ出そうになった時に呼吸を整えて飲み込む(小声になる)
 + 指の先まで神経の行き届いている
 + エトルタ市民の貴婦人たちや警察官など分け隔てなく話す
  ホームズのサインせがまれたりしているっぽい?
 + 立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花とはまりニャンのこと
トレジャーハンターでなければ政治家になってそうなくらい抜け目ないセルフプロデュースぶり。

▽ ボーマリにゃん劇場
 + 七本枝を白い歯見せて笑って見ているので演出ニャンでは?
 + カテドラルの演説の身振り手振りと表情
  たまに腰に手を回して胸を逸らしドヤる
 + 章平さん記者「検閲だ!」後の小芝居。
  唾飛んだぞ!とかちょっと何言ってんのか分からないみたいな振り。
 + 下瞼をあげて目を細めて悪巧み顔をしたり、ほくそ笑む(ディズニーヴィランズがよくやるやつ!)
  三日月宗近/黄瀬涼太/志々雄真実の目の細め方と違う
  下瞼あげる筋肉鍛えると顎が弛まないらしいよ(黒羽氏の小顔の秘密?)
 + 『魔性の女』ルンルンで20世紀騎士団にうざ絡みしてかわいい
 + ホームズお出迎え前に市民たちに向かって「しっ」と口に指を当てて名探偵登場をお膳立て
 + 顎下をなぞる、『魂を抜かれ〜/美しい女〜』で手をひらひら下ろす、『セカ手に』で伸脚→床を触ったあとその姿勢のまま腕をグルグルしたり、歌詞にあわせたオリジナル振り付け多々あり。ラスト『俺はルシファー』で客席に背を向けた羽を広げてイナバウアーがカッコ良すぎた(前楽とその前の日は客席向きでした)

▽ 黒鷲団ボスでありトレジャーハンターニャン
 + メノラーや枝に触れる時や見る時の恍惚とした顔と漏れ出る声
  トレジャーハンターだとバレバレである
 + 魔性の女リプライズ、黒鷲団を送り出す手振りが美しい
 + としニャンの微笑み多めに比べ、真顔多めのまりニャン『セカ手に』。下手側で歌う『悪魔になった〜』→こめかみトンッ後に中央の黒鷲団に目配せしてニヤリっと笑うので絆感が!!激重感情!
 + 北斗七星の全員歌唱時、微笑んでる夢見るトレジャーハンターニャン

▽ 歌詞通りクラリスにゾッコンニャン
 + 『女遊び~♪』はビジネス感ある手つきなのにクラリスには必死すぎるアプローチで可愛い
 + クラリス失踪後、手すりに拳を叩きつけるなど1番嘆いてる
 + クラリスの手紙読まれるとき目を伏せて悲しそう
 + 背中を撫でたり、手紙をスマートに取ったりパッパにも紳士
 + パッパに言う「見損なったぞ」が掠れ声で悲壮感
 + からのマジギレ「俺がクラリスを取り返す!(ドス声)」
 + 「それはおめでとうございます(クラリス)」に傷ついた顔をする。または湧き上がってきた感情を噛み締める顔をするなど、もしかして自分の恋心に気づいてなかったニャン?
 + 「私は誰のものでもない!(クラリス)」の後のショック顔
これが恋でなければなんなんだ、まりニャン

▽ 思い込んだらまっしぐらニャン
 + 「きゃー!男がいるわー!(アネット嬢)」のあと必死にガニマールを隠そうとお尻をぐいぐい押す
  片手の日も両手で押す日もありました
 + からの「あの大女だ!」で違う方向指さしてガニマールとごっつんこ。
とっても大真面目にコメディしてくれて勝兄&麻璃央くんコンビ好きだー!
毎回笑わせて貰いました。
まりニャンしかやらないことを知ってあまりに悲しいので、としニャンもやって欲しい。
袖のところで顔を見合わせるボーマニャンとガニマールのところ勝矢さんがニコニコしちゃってる時があって、仲良しかwwww

▽ 剣術は出来ても体力はないニャン
 + 婦人運動家さんを振り解けなくて美麗さんを睨むニャン
 + 至法ボーイに軽々と持ち上げられてジタバタする体重軽すぎニャン
 + 奇岩城のラストシーンの息切れ演技が死にそう
 剣術は嗜んでいるけれど、体力はないっぽいw
 黒羽担としては、刀ミュやるろミュ(両者とも強者の殺陣)とも全く違った感情の入った(気持ちの余裕がない)殺陣なので、新鮮でした!全力でクラリスが欲しいニャンかわいいです。

まりニャンの推しポイント

★お芝居の延長上にあるお歌とオーケストラとの一体感
★周りのキャストさんを輝かせる、役割に徹した身の処し方やお芝居
★声圧が強い、声の緩急とコントロールが宮城大弥投手並み(楽天投手で思い当たらずごめんなさい、殺意は松井裕樹投手クラス)
★剣の重みの表現が天才すぐる

黒羽ボーマニャンは喜劇的悲劇で最高に面白いし可哀想になるので、全国の皆さまに観ていただけなかったことが、あまりにも無念。

雑誌ミュージカルでのインタビューで、モンたさまがまりニャンについて「面白いです」と言っていたのが、まんまそのままの意味だったとは笑

エリザの『番狂わせ』でも思っていたのだけれど、『魔性の女』のようなオケさんのリズムや強弱への没入感?が素晴らしいです。こう歌うとこの曲が作者さまや演奏者さまの意図が伝わる(と思って歌っているかは存じ上げませんが)だろうという歌の表現が最高オブ最高です。

ご自身の役柄の役割も理解しているし、その曲の役割も解釈して歌っているのだろうなというのが分かりやすくて、大好きです。

2.5次元時代、ロミジュリ時代も変わらず歌詞がまるで目に浮かぶような表現が上手い方でしたけど、生オーケストラになったら、お歌もオケの中の1つの楽器であるかのようで新たな物語を感じさせる……!!!つまり天才(宗教)

その一方セカ手にでは、感情のまま叫んだりガナリ声を使ったりと彼のソロ曲としてエンジョイしつつ、黒鷲団を従えて舞うボスとして振る舞い、ダンスもまさかフリースタイルだったとは……!
アチアさんの難曲をあのダンスしながら歌うとか狂気の沙汰?

としニャンの天使感もよきですが、まりニャンの悪魔感も素晴らしき。

つまるところ堕天使ルシファー、ワールドシリーズ優勝です。

黒羽氏ニャンは地を這って生きてきた人物で、ありとあらゆる手を尽くして上り詰めてきたニャンさまでした。

この世には美しいものとそうでないものしかなく、そうでないものはどんな手を使ってもそれを手に入れるか、それに擬態して生きていくしかないと覚悟を決めてらっしゃる道化のようでもあり……お可哀想。
(ご本人もインタビューで可哀想な人だと思って演じると仰ってた)

平民まりニャンにはトレジャーハンターになるほかに、生きていけなかった人なんだろうなと。
最初はただ信仰心から神を崇めていて、偶然にもお宝に出会ってしまったのかなと推察しております。

原作ルパンは結局、クラリスに知られないところで怪盗業(?)を続けたけれど、まりニャンはクラリスに悪いことをしていたことを知られた上でも愛を真っ直ぐに表現していて、ルパンの器用さとボーマニャンの不器用さの対比が皮肉ですね。

1番一途なまりニャン報われない。何故。

アプローチさえ間違えなければクラリスとも幸せになれかかもしれないまりニャンくん。
(としニャンは間違いなく亭主関白になりそう)
クラリスちゃんの願いなら叶えるためにトレジャーハンターとしてめちゃんこお金稼いできてくれたよ!

救いなのは黒鷲団と相思相愛なので、奇岩城のあと黒鷲団がみんなで助けに来てくれるはず!

演出指示は「紳士らしく」以外、特に指示がなかったそう。
とっても忠実に紳士でした。

推しくん、今回も愉快でカッコよくて美しい役作りありがとうございました!!!

✙ 【まとめ】円盤/凱旋(再演可)ください

とどのつまり、東宝さん円盤をご用意ください。

ということなのでございます。

柚希さんのタンゴがあまりにも素敵だったので、ワタクシは2枚買わなくてはならない運命のため、セット販売でもご購入させろください。

ハッピーミュージカルバンザイ!
そして、この長文にお付き合いくださりありがとうございました!

缶バッチも作りました、あは!

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