パワハラ上司の実態
上司の怒り
EAP企業のカウンセラーとして働く人にたくさんカウンセリングをしてきた。
かなり少ないのだけど、たまに相談を受けるのはパワハラについて。
※EAPとは、働く人の心と身体の健康を守るための取り組みで、パワハラや職場環境でメンタル不調を起こさないように支援する会社のこと。
パワハラ(パワーハラスメント)とは、組織の中で立場や地位、人間関係などを利用して他者に苦痛を与えること。
パワハラ行為には6つの分類がある。
1、身体的な攻撃 2、精神的な攻撃 3、人間関係からの切り離し 4、過大な要求 5、過小な要求 6、個の侵害
厚生労働省の定義にそれぞれの詳細について載っています。
https://www.mhlw.go.jp/content/11909500/000366276.pdf
上司がパワハラする隠れた心理
「こいつなら怒鳴って大丈夫」
「訴えることはしない」
「いきなり裏切って会社に来なくなったりしない」
という立場や部下の性格に甘えた思いが存在してることが多い。
悲しいことに、上司の側はこの思いを
「信頼関係が成り立っている」
と勘違いしやすい。
軽薄な信頼では、叱ったときに部下の気持ちが離れていくのみ。
職場に対する不満がどんどん溜まっていく。
叱るを下支えする信頼関係をつくるには
必ず上司の立場として部下を指導しなくてはいけないときがくる。
部下の叱り方、パワハラにならない接し方の情報がたくさんあるのだけど
根本としてとても大事なのは、叱るときではなくて普段からの信頼関係の構築。
見ていること。
褒めること。
話を聞くこと。
これがいつか部下を叱ったときに下支えする信頼関係の作り方。
「叱り方」はその次の段階のお話。
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