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「タクシーと栄養どりんく」-若旦さんの単純な散文#14

最近タクシーを使うときは「GO」というアプリをよく使う様になった。

ご存じの方も居られるかもしれないが、タクシーの配車アプリなのだが、このアプリの中に「GO Pay」というサービスがあって、これにクレジットカードを登録しておくと、支払い方法を「Go Pay」に選択しておくだけで、自動的に支払いがなされてスムーズに乗り降りできる。

これが思いのほか便利で、流しのタクシーも最近なかなか掴まらないので、非常に助かっている。

この「GO」に登録しているタクシー会社に乗ると、客席側に端末がぶら下がっていて、いろんなCMが流れている。

おそらくこの広告の収入は「GO」側へ行くのだろうが、結構この動画広告も面白い。特にタクシーでの移動中は、一人で移動している場合、特にすることがないので、意外と見てしまう。よくできた設計だなぁと思う。タクシーも車内で広告が流せる世界なのか...と、しみじみ思っていると、ふと、栄養ドリンクを売ってるタクシーがあったなということを思い出した。

よく個人タクシーで見かけたのだが、アームレストのところに設置された黄色いカバーの中に栄養ドリンクが3本入っていて、もちろん一本いくらの値段設定がされているので、ちゃんと買える。子供の自分は非常に気になったものだが、ついぞ買ったことはない。

今思うとあれを買うお客さんはいるのか?仕入れはどこからするのか?そもそも今あれを備え付けたタクシーって走っているのだろうか?

疑問混じりのノスタルジーに浸っていたが、よくよく考えると、

昭和の残滓が色こく残る平成の話、「24時間働けますか」的な香りする設備など、令和の移動空間には不似合いなのかもしれない。



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