断捨離をした

iPhoneのソフトウェアアップデート中に家の模様替え。友人を呼ぶと間違いなく引かれるであろう変なレイアウトを人並みに戻した。

模様替え途中、毎度のように昔の日記を読み始めたり、本棚を解体してみたり回り道。断捨離も進む。払ったかも分からない水道局の支払書も、昔のメモ書きも、アイシャドウも、ネイルも捨てる。本は30冊、古本屋に出すようにダンボールに詰め込む。

一仕事を終えて、真っさらになった机の上を見て満足する。一緒にiPhoneのホーム画面も真っさらにする。

こうして断捨離をするようになったのは、他人や物事に対して厳しくなり始めた頃からのように思う。なるべく精神を安定させるように、異物を周囲から排除するように。

あればあるほどいいと思っていた情報は、さほど大切ではないことに気がつく。多くのことを知るよりも、一つのことを深くまで学ぶことの直向きさに整然とした美しさをみる。

私よりも身長の高い本棚も必要がないものであった。凝縮された本を数冊読むだけで私は精一杯になった。

ヒトも、モノも、言葉でさえも、少なくて済むように思える。ただひとつ、持つべきものは思自身の思考のみではなかろうか。

...哲学書の読みすぎかもしれない。久々にHoppipollaを聴こう。

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