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240403(詩)

財布を小さくした
馬鹿みたいに憧れていた
足元に広がるネオンサインは
ピンヒールと一緒に捨てた

地方都市は街なかの
人口密度が低くて呼吸しやすい
気を失いながらでも
歩いていける

人を押しのけてまでしたいことは
あったのかもしれない
でも誰にも言わなかった

笑われるのが怖かった

渋谷は再開発され
ビルになるむき出しの鉄骨は
ここを立ち去る人の後ろ髪を強くひく

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