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「それでいい。嘘には良いのもあるんだし、遠かったでしょう、ここまで」 平出奔

確かにこの短歌に救われた感覚がある。
自分にはこれまで生きてきた21年という月日の積み重ねによって得た現状があり、もちろんその要因としてマイナスなものもたくさんある。

・PS-VITAを叔母から買い与えてもらって、ネットサーフィンの楽しさに目覚めていなかったらどうだったんだろう
・高校受験のために予備校に通わせてもらっていたのに、第一志望の高校を諦めてしまっていて、もし受験していたらどうだったんだろう
・小さいころからいろいろな習い事をさせてもらっていて、ほとんど全て上達せずに辞めてしまったけど小さいなりに全力で取り組んでいたらどうだっただろう

もともとネガティブな性格で、考え出すとキリがない。
とにかく、自分は今まで嫌というほど無駄な時間を過ごしてきて、個人的には大学3年生である今も割と改善はされていないと思うし、これを見ているあなたも割とそういった経験はある、と思っている。

表題にある短歌に戻るが、「嘘には良いのもある」これは本当で、これまで生きてきたことを形づける要素の一つとしてマイナスな要素があったことは前に述べたが、それは100%マイナスではなかったはずだ。

いざ高校に入学して、高校選びを間違ったと思ったこともたくさんあったが、楽しかった経験や得た友人関係、それも全部ひっくるめて全部嘘じゃない、本当のことだって思う。


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