矢口

北海道、大学、短歌 飽きやすいので不定期です。

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  • 北海学園文学会ウェブエッセイ

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    北海学園大学文学会の共同運営ウェブエッセイとなっております。

最近の記事

「それでいい。嘘には良いのもあるんだし、遠かったでしょう、ここまで」 平出奔

確かにこの短歌に救われた感覚がある。 自分にはこれまで生きてきた21年という月日の積み重ねによって得た現状があり、もちろんその要因としてマイナスなものもたくさんある。 もともとネガティブな性格で、考え出すとキリがない。 とにかく、自分は今まで嫌というほど無駄な時間を過ごしてきて、個人的には大学3年生である今も割と改善はされていないと思うし、これを見ているあなたも割とそういった経験はある、と思っている。 表題にある短歌に戻るが、「嘘には良いのもある」これは本当で、これまで生

    • 「夏の日のたった一度の合奏が終わった後の無音 今でも」岡本真帆

      たまに、高校の最後の試合をふと思い出すことがある。 吹奏楽ではなく、マーチバンドでもない。 確か最後の試合は陸上でリレーを走り、会場全体の声援と拍手を浴びていた。 高校2年の頃の新人戦では、例年、県大会に出場できる記録を出しながらも他の人がもっといい記録を出していた影響で出場できずに、競技場のスタンドで人目も憚らず泣いた。 来年は、と意気込んだ最終学年の高校3年生では、感染症の影響で全国大会及びそれに繋がる大会が全て中止。 悔しいという感情が大半を占めた反面、全国大会が

    「それでいい。嘘には良いのもあるんだし、遠かったでしょう、ここまで」 平出奔

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