網膜投影型スマートグラス『RETISSA Display』をレビュー【レンタル体験談】
こんにちは、なでしこ大和です⚔
今回は、網膜投影型のスマートグラス"RETISSA Display(レティッサディスプレイ)"を体験したのでレビューを書きます。
網膜投影という近未来感あふれるテクノロジーと、1週間500円という破格の値段でレンタルできるので、これは体験するしかないですよね!
RETISSA DisplayはRETISSAショップよりレンタルできます↓
1-1 RETISSA Displayの概要
RETISSA Display(レティッサディスプレイ)は株式会社QDレーザが2018年の夏に発売した、メガネ型のウェアラブルディスプレイです。
フレームに内蔵された超小型プロジェクタから網膜に直接投影するため、視力に関係なくクリアな映像を見ることができます。
ミニHDMIケーブルをPCやスマホに接続して使います。
また、2019年10月頃に後継機の『RETISSA(R) DisplayⅡ』が発売されています。
なので、今回レビューするのはRETISSAシリーズ最初のモデルとなります。
1-2 RETISSA Displayの外観
RETISSA Displayは眼鏡を一回りゴツくしたような見た目になっています。
レンズはサングラスのように若干黒くなっています。
プロジェクタ起動時にも外からはプロジェクタ光が見えませんでした。
ケーブルは左のつるの先から出ています。
網膜投影用のプロジェクタは片側にあり、右目用と左目用があります。
(ぼくは左目用を選びました。)
右目用のグラスだとケーブルが右側についているのかもしれません。
裏返すと、プロジェクタの位置を調節するダイヤルが現れます。
自分の目に合わせてディスプレイを左右に可動させることができます。
折り畳みもできました。
完全にたためるわけではなく、写真の角度で限界のようです。
(壊れるのが怖かったのでこれ以上の角度は試していません)
つるの部分には穴がついており、付属の耳掛けを好きな位置にセットできます。
ケーブルの先にはコントロールボックスがあります。
無骨なデザインで、けっこうずっしりとしています。
側面にはボタン類と、ミニHDMIケーブル・ACアダプタ用の端子がついています。
使い方はとても簡単で、ミニHDMIケーブルをコントロールボックスに刺して電源を入れるだけです。
PCに接続した場合、デスクトップの映像がそのままグラスに投影されます。
1-3 仕様(スペック)
RETISSA Displayの仕様は以下の通りです。
投影方法 :網膜走査型
光源 :RGBレーザ
外形寸法 :アイウェア:161x44x195mm
コントロールボックス: 80x31x160mm
入力 : HDMI(mini)
消費電力 :6W(ACアダプタ接続時)
水平視野角 :約25度
解像度 :1024x600 (WSVGA相当)
更新レート :60Hz
駆動時間 :100分程度
引用:RETISSAショップより
2-1 使用感
RETISSA Displayを使ってみた感想は、初代Microsoft HoloLens1に似てると思いました。
長方形の画面が透明レンズ越しに中央に表示されます。
ただ、視野角が狭いため、視線を少し左右に動かすと映像が欠けたり見えなくなってしまいました。
画面全体を視界に入れるには常に中央辺りを見続ける必要があり、これだと少し不便ですよね。
このあたりが網膜投影型ディスプレイの弱点なのかもしれません。
また、特に専用の使い方があるわけでもなさそうだったので、こいろいろな使い方を試してみました。
2-2 YouTubeを見てみた
RETISSA Displayの画質チェックも兼ねて、PCに接続してYouTubeを見てみました。
その時の様子が下のツイートです。
離れた状態では光の点しか見えない状態ですが、レンズをのぞき込むと長方形型の画面が目の前に現れます。
そこまで画質が良いわけではないので、小さな文字はつぶれて読めなくなります。
動画にある字幕ぐらいのサイズであれば、まぁ読めるかなという感じでした。
2-3 暗闇で使ってみた
次に暗闇の中で使ってみました。
じゃっかん紫色が強くなる印象でしたが、映像の鮮明さは明るい時とほとんど変わりませんでした。
2-4 RETISSA Displayの映像のみで歩いてみた
最後に、自宅の廊下をRETISSA Displayの映像のみを頼りに歩いてみました。
RETISSA DisplayをノートPCに繋ぎ、ノートPCに接続されているカメラの映像をRETISSA Displayに送ります。
そしてRETISSA Displayを装着し、視界を隠してカメラを顔の前に持ってくれば準備完了です。
結果は、まともに歩けませんでした(笑)
カメラから送られてくる映像とRETISSA Display自体の視野各が狭いので、正面と足元を同時に見ることができません。
映像が平面なので距離感が分からず、まるでzoomの映像を見ながら歩くようでした。
RETISSA Displayの使い方として正しいかは分かりませんが、RETISSA Displayのみの映像を頼りに歩くのは困難だと分かりました。
試しにOculus Questのパススルー機能を使って同じルートを通ったところ、10倍くらい早くゴーグルできました。
やはり視野角は偉大でした。
3 まとめ
いろいろ試してみましたが、網膜投影の素晴らしいところは視力に関係なくクリアに映像が見えることだと思います。
なので、未来の医療デバイスとしてRETISSA Displayはとてもワクワクするものがありました。
視野角や解像度はそこまで良くはなかったですが、性能がアップした後継機の『RETISSA Display II』もあるので、ぜひとも体験してみたいものです👼
今回体験させていただいたRETISSA Displayは1週間500円でレンタルできるので、この機会に体験してみてはいかがでしょうか?
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最後まで読んでいただきありがとうございました!