データで見るVライバーの実態調査とその結果【イチナナ(17LIVE)】
こんにちは!なでしこ大和(@Yamato_7d45)です⚔
イチナナ認証VライバーをまとめるミンナナVをいつもありがとうございます!おかげさまで200名以上の掲載人数と3000回以上の閲覧数があります。
さて、今回はミンナナVの応用編ということで、Vライバーたちの生存率や1か月あたりのギフトポイント数などの調査を行いました!
少々生々しい内容ですが、配信モチベーションやV界隈の発展に繋がれば幸いです!
1. 序論
2018年、バーチャルアバターを用いたライブ配信アプリが続々と登場したり、既存のライブ配信アプリにもVライバーカテゴリが追加されたりしました。イチナナ(17LIVE)もそのうちの一つです。
昨今のVTuber界隈と共に盛り上がりを見せているVライバー界隈ですが、「果たして実態はどうなのか?」というところを今回調査しました。
ミンナナVを有効活用したかったのも動機の一つです。
ミンナナVについては以下をご覧ください↓
1.1 調査項目と手法
①Vライバーになったキッカケ
Twitter上にてアンケートを実施した。
3月7日から10日にかけて実施。
回答数:96
②1か月あたりのギフトポイント数
アプリより確認できる累計ギフトポイント数TOP100を合計し、活動月数で割り、1か月あたりのギフトポイント数として算出した。
ミンナナVに掲載されているライバーのうち2ヶ月以上活動されている かつ 調査可能なライバーを対象にした。(③、④、⑥についても同じ)
3月2日から7日にかけて実施。
調査人数:188
③継続月別ギフトポイント数
累計ギフトポイント数TOP100の合計を
・2~4か月継続したライバーたち
・5~7か月〃
・8~10か月〃
・11~13か月〃
・14~16か月〃
の5つのグループ分け、グループごとのギフトポイント数の平均値と中央値を算出した。
3月2日から7日にかけて実施。
調査人数:188
④ライバーの生存率
生存の定義を「1か月以内にTwitterの更新がある者」とし、3月7日時点での生存率を調査した。
調査人数:188
⑤他サービスの利用具合
ミンナナVに掲載している認証Vライバーの"主な活動場所"に掲載されているサービスを集計した。
調査日:3月7日
調査人数:212
⑥YouTubeチャンネル登録者数
ミンナナVに掲載されていて2ヶ月以上活動されているライバーの人数からYouTubeチャンネルを持たない者、登録者数が不明の者を除いた189人を調査対象とした。
(共有チャンネルは1人分として計算した。)
調査日:3月7日
それでは参りましょう!
2. 調査結果
2.1 アンケート結果
まず最初にTwitter上にて行った『あなたがVLiverで活動しようと思ったキッカケは?』というアンケートの結果です。
回答数:96
これらに加え、アンケート締め切り後にも関わらずDM等で答えていただいた回答を合わせると以下のような結果になりました。
回答数:103
・VLiver活動で収益を上げたかった 26%
・VLiverに興味があった・面白そうだった 40%
・自己実現・自分探し 22%
・友達に誘われた 10%
・その他 2%
「VLiverに興味があった・面白そうだった 」が最も多い回答でした。
これは収益目的が一番多くなると予想していたので、意外な結果となりました。
元々配信者だった・大手VTuberの存在が大きなモチベーションだった・〇〇さんとコラボしたかった・なんとなく などの活動背景や、キッカケが複数ある といった声も見受けられました。
次にギフトポイント数について調査した結果です。
2.2 1か月あたりのギフトポイント数
いよいよ生々しくなってきましたが、ギフトポイント数に関する調査結果です笑
イチナナでは累計ギフトポイント数のTOP100までを誰でも確認することができます。
これらの合計を活動月数で割り、1か月あたりのギフトポイント数として算出しました。
(2ヶ月以上活動されているライバーを対象に調査しました。)
調査人数:188人
結果は以下のようになりました。
"1か月あたりのギフトポイント数が5万ポイント未満"が最も多い結果となりました。
次に視点を変え、継続月別のギフトポイント数を見てみましょう。
2.3 継続月別ギフトポイント数
次に継続月別にライバーをグループ分けし、グループごとのギフトポイント数の平均値と中央値を算出しました。
グループ分けは以下の通り。
・2~4か月継続したグループ
・5~7か月継続したグループ
・8~10か月継続したグループ
・11~13か月継続したグループ
・14~16か月継続したグループ
調査人数:188
結果は以下の通りになりました。
どのグループにおいても平均値と中央値が大きく乖離していることから、少数の突出したライバーが平均値を大きく押し上げている = ライバー差が激しいことが伺えます。
しかしながら、中央値は活動期間が長いグループほど概ね右肩上がりで上がっています。
誰しもが活動を継続することで成果が伸びる可能性を秘めていると言えるでしょう。
ではライバーたちは継続できているのでしょうか?
次の調査結果に移ります。
2.4 生存率
「1か月以内にTwitterの更新がある者」を生存者とし、3月7日時点での生存率を調査しました。
調査人数:188
結果は以下のようになりました。
95%のライバーが生存していることが分かりました。
「アクティブなVTuberは1か月で半減する」といった話も耳にしていたので、これは嬉しい結果です。
ただし、あくまでTwitterの更新があるかどうかの話であるため、実際に配信活動を行っているのかは別の話になります。
(配信活動を継続しているかの判断が難しかったのでTwitterの更新で調査を行いました。)
2.5 他サービスの利用率
イチナナ、Twitter以外で併用しているサービスの利用率を調査しました。
調査人数:212名
上位7つがこちらです。
92.5%のライバーがYouTubeを利用しており、9.9%がFANBOXを、5.2%がBOOTHを利用していることが分かりました。
YouTubeが最多なのは予想通りだったので、最後にチャンネル登録者数を調査しました。
2.6 YouTubeチャンネル登録者数
調査対象189人のYouTube登録者数は以下の結果になりました。
収益化条件の1つである"チャンネル登録者数1000人以上"を満たしているライバーは20%だと分かりました。
3. まとめ
調査結果をまとめます。
・Vライバーになったキッカケは「興味があった・面白そうだった」が最多の40%、次いで「収益を上げたかった」が26%でした。
・1か月あたりのギフトポイント数は5万ポイント未満が最も多く(61%)、次いで20万ポイント以上が18%でした。
・ギフトポイント数はライバーによって差が激しいものの、誰しもが継続的に活動することで成果が伸びる可能性を秘めているでしょう。
・95%のライバーがTwitterを1か月以内に更新していることが分かりました(生存判定)。
・92.5%のライバーがYouTubeを利用しており、9.9%がFANBOXを、5.2%がBOOTHを利用していました。
・YouTubeを利用しているライバーのうち"チャンネル登録者数1000人以上"を満たしているライバーは20%でした。
※前提条件は調査項目によって微妙に異なります(1.1参照)
4. 考察など
今回の調査で最も重要だと思った項目は"継続月別ギフトポイント数"です。
ライバーによってギフトポイント数の差が大きいことは調査する前からなんとなく分かっていましたが、
継続期間別のグループで比較したときに、長く活動されているライバーたちのほうが(ギフトポイント数としての)成果がやはり数字として表れていました。
中には いきなり爆速でグングン伸びるとんでもねぇライバーさんもいることでしょう。ですが卑屈することなく、自分なりに継続できるような模索をし続けるのがいいのかなと思います。
特にイチナナは毎月のように新しいVライバーが活動されるので、焦らずにライバー生活を楽しんでいただければなと思います!
オーディエンス(リスナー)さんはなるべく末永くお付き合いいただき、楽しいリアルタイムを共有していただければと思います!
また、今回はギフトポイントに重点を置いたような調査となりましたが、ギフティングを強要するような意味合いは全くもってありませんのでご理解いただければと思います!
そしてライバー活動を長く継続できる仕組みをいかに整えるかが運営企業にとっても利益に繋がるんじゃないかと思いました!
一方で、ライバーと言えど個人の集団であり、バックグラウンドも様々なので難しい課題なのかもしれません。
今後の課題
今回の調査は、あくまでイチナナの中の かつ ミンナナVに掲載中のライバーのみであるため、事実と異なる可能性があります。
また、イチナナに限らず他のVライバー配信アプリでも同じことが言えるのかは不明ですが、傾向は似てるんじゃないかと思ってたりします。詳しく調べてみても面白いかもしれません。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございました!
アンケート等に協力していただいたライバーさんたちにも感謝しております。
今回の結果によって配信モチベーションが上がったり、V界隈の発展に繋がれば調査した甲斐があったというものです!
生々しすぎて気分を害してしまった人にはすみませんでした。
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イチナナ認証Vライバーは以下の記事等で掲載中です!
最後まで読んでいただきありがとうございました!