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有線LANにできないテレワークの民はどのようにして通信を安定させるか、という話。

今日も今日とて在宅勤務だ。
もちろんネット環境はあるので普通に使えるが、モデムのある場所は玄関のすぐ近くであるリビングで、デスクがある自室からだと扉を2枚挟む。
15mくらいのLANケーブルを買ってきて強引に優先にするのもありだが、残念ながら作業スペースは配線距離で30mくらいある。
無理ではないが、あまり現実的なものではないだろう。

理想は有線接続。そういった用途のために扉をくぐらせる薄型ケーブルも存在する。

こういうやつだ。
おそらく需要は高まるのだろう。

ちなみに他社もいくつか出しているが、こちらが最も安定しそうだ。
これは薄型ケーブルに補強&整形用のシートが被さっているだけだが、他社のものはメス-メスのものもある。
一見メス-メスのほうが便利そうだが、ケーブル自体を薄型にバラしているようで、品質や安定性に難ありという評判だった。

これはオスオスなので延長コネクタが2個ずつ必要になる。
ケーブルもコネクタも、カテゴリ5e以上であれば十分だ。

カテゴリ5 = 100Mbps
カテゴリ5e = 1Gbps

なので、間違っても5を買うべきではない。
規格上10倍違う。
まあ自宅の回線速度ならば、それくらいあれば十分だが。

そしてこの製品、驚くべきことに「屋外対応」となっている。
セキュリティとは何なのだろう。
一般人が出来ることでは無いにしろ、こち亀のエアコン回レベルの大胆さだ。

テレワークがもっと長く(半年とか)続くようであれば、回線自体の切り替えも含めて有線化を進める必要があるだろうが、当分は無線でやっていこうと思う。
宅内配線でやるのはまあまあ見苦しいので最終手段にしたい。

無線LANで安定させる方法はどういうものがあるか。

無線の場合、方法は4つくらい思い付く。

① 強力な無線LANルーターに買い替える。

ASUSなどを始めとして、最近はゲーミングの無線ルーターも増えてきたのでこれがもっと(無線の中では)力業でシンプルだ。
電波が強ければ早く安定している。当然だ。
ゲーミングをうたうだけあって、遅延も少なく動画のライブ配信などにも向いていそうだ。

自宅に巨大なモンスターを設置するわけだが、もうこんなの買うなら有線にしろよとは思う。

ここまでゴツくなくても良いが、新しくてアンテナがたくさん生えてる奴は大体強力だ。

こういうのとか。

② 無線LANの中継機を追加する。

これは現実的なようで、実際は回線速度とはあまり関係ない。
確かに安くは済ませられる。
安ければ3000円以下で買えるだろう。

電波を中継してくれる機材なので、速度が速くなるわけではない。
むしろ中継するので、その処理分遅くなる。

受信感度が低くなるくらい貧相な環境の場合は選択肢に入るだろうが、それならば①の強いルーターでも買うべきだ。
あるいは後述するメッシュWi-Fi系のルーターでも良いだろう。

③ メッシュWi-Fi

賢い子だ。
パワフルなやつをひとつか、連携できるのを複数で分担・連携するかだ。
障害物が多い場合など、どうしても①だと無理そうな場合は選択肢に入れればいい。

コスパ的には大差ない。
最低金額で見るとメッシュWi-Fiのほうが高めだろう。

④ 無線ルーター自体を再配置したり近づける。

地味に現実的だ。そして今回の話はこれだ。

機材を買い足す話は、価格コムでも見ながら好きなものを買えばいい。
しかし、電波が弱くならないように配置するだけ結構変わる。

無線2階

こちらがデスクに置いたノートPCの回線速度だ。

ひと昔の人々なら十分早いと思うのだろうが、この場合、注目すべきは本来の速度からの減速度合いだ。
2割減程度なら構わないだろうが、もし7割減ならばちょっとロスが多すぎる。

有線でつないでみた

1階有線

ルーターの近くまで行って有線接続。。。

自分で確認して悲しくなる。
有線を真剣に検討すべきだ。

同じ場所で無線接続

無線1階

無線だと、機材の能力もあるがかなり下がる。

無線ルーターを棚の上に移動してデスクで再接続

2階ルーター移動&ドア閉め.2軽量png

結構上がる!

移動してみた

一定の効果がある。
ここまででよいだろう。

結論:電波も風通しの良い場所に置くと効果がある

その2に続く。



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