今年はデスクに加湿器を置くべきだ。
こんな時勢でなくたって、冬のオフィスは乾燥する。
換気をされて過暖房状態のオフィスの湿度は低く、マスクをしていようと乾くものは乾く。
オフィスにいくつか置いてある大きな加湿器程度では賄いきれない乾燥に対抗するためにはデスクにマイ加湿器を置くのが早いだろう。
結論から言う。USB式の超音波加湿器にすべきだ。種類はたくさんあるが迷うな。
加湿器には大きく分けて5種類ある。
加熱式、超音波式、自然気化式、強制気化式、ハイブリッド式だ。
ざっと説明すると、、、
■加熱式:
水を沸騰させて気化させる。
やかんでお湯を沸かすのと同じ原理。
メリットは「沸騰しているので基本的に清潔」「湯気なので温かく、やさしい」
デメリットは「やけどをする危険がある」「電気を食う」「加湿器の筐体サイズが大きめになる」
しっかり加湿できる。
熱を使うので変なメーカーの物は買わないようにしたい。
■超音波式:
超音波で水を砕いて霧にする。
メリットは「温度が上がらずやけどの危険が無い」「商品電力が低い」「小さいサイズで作れる」「無音」「デザインの自由度がダントツで高い」
デメリットは「湯気ではないのでモノに振れるとそのまま濡れる。」「カビ対策などをしないと不潔だったりする」
USBで使えるタイプも多く、卓上サイズは大体これ。
小さいものは毛細管現象で水を吸い上げるタイプが多いので、消耗品が必要だったりするのは少しデメリットかもしれない。
■自然気化式:
水が自然に蒸発するのに任せる。
部屋でタオルを干すのと同じ加湿方法。
メリットは「だいたい無電源でエコ」「必要以上に蒸発しない」
デメリットは「マジでカビやすい」「加湿力は弱い」
ちなみに、大体の場合安くもなんともないが、100均でも売ってる。
■強制気化式:
自然気化をファンなどで強制的に行う。
干したタオルに扇風機を当てて無理やり蒸発させる方法。
メリットは「自然かつ強力」
デメリットは「本気で五月蠅い」「とにかくファンが五月蠅い」
結構パワフルなタイプが多い。
ちょっと高めのものが多い。
■ハイブリッド式:
上記のいずれかを組み合わせたもの。
大体が加熱&超音波。
メリットは「各方法の良いとこ取り」
デメリットは「だいたい筐体がでかい」
近未来的な見た目のやつが多い印象。
小さくて電気を食わないものは超音波式か自然気化式しかない
自然気化式は、ひとつだけあってもあまり効果が無い。
自然過ぎて効果を実感できないのだ。
部屋が乾燥していればその分加湿してくれるが、フラットな状態に戻すだけなので、インテリア程度に考えたほうが良いかもしれない。
エコ志向の人から絶大な人気があるが、それなら観葉植物を置いておけばいい。
観葉植物の加湿効果はまあまああるらしい。
もちろん加湿器ほどじゃないが。
デスクに置くならUSBタイプが良い
携帯の充電器と同じものが使えたりするので、電源を占有せず、我々が常に行っている電源争奪戦に影響しづらい。
場合によってはPCからの電源供給でもよいのだから。
MTGのときにノートPCを持ち上げてひっくり返さないように。
どれくらいの時間使えるのか
上記くらいのサイズだと、だいたい半日だ。4-5時間くらい。
朝と昼過ぎ、1日に2回水を入れる感じの運用になると思う。
もっと大きなものなら1日持つが、そんな広いデスクスペースは我々には無いだろう。
出来るだけ毎日濯いで乾かしてから帰るべきだ。
加熱しないのでカビることもある。
水道水なのでカルキが固まってしまうこともある。
浄水器の水ではなく水道水が良いと思う。
浄水器で塩素が抜けたら余計にカビやすくなるから。
カルキ結晶とはトレードオフだ。
手入れはしっかりするように。
我々加湿器マニアの間で大流行しているのはこの「除菌タイム」だ。
水に添加して、カビ等を防ぐことが出来るので、潔癖な人々にも大人気だ。
霧が直接当たるとビタビタになるので注意
超音波式加湿器は便利な点が多いのだが、霧が常温なのでモノに触れると濡れる。
ノートPCに霧が当たり続けないように注意して配置する必要がある。
本体がビタビタになったら目も当てられない。
今年の冬は不用意に風邪もひけない。
体調管理の一環として加湿器の検討は是非すべきだと思う。
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