ウィークエンドシトロンを焼いて新居におじゃました週末
先日の週末、前々から決まっていた楽しいことがあった。少し先ににんじんがぶら下がっていると平日を楽しく過ごせるタチなので、精神的にとても良い週だった。
なんと、前支社でお世話になった(背中合わせで生き抜いたともいう)先輩がご結婚され、その新居にお邪魔するというこれはこれは楽しみなイベント。1週間くらい前から私の頭はあることでいっぱいだった。
何焼こう。
焼くことは決まっている。何を焼くかである。
一緒に働いている時はよくクッキーとかシフォンケーキをお裾分けしたりしていた。異動する時に瓶詰めの焼き菓子を贈ったらすごい喜んでくれた記憶がある。
あの時みたく、なんか気持ちのこもったものを焼いて持っていきたいな、そう思った。
そしてもう一つ、お昼ご飯を一緒に作りたいと申し出てくれたので、メニュー決定権をもらった。前日までにメニューと材料を考えなければいけない。
何作ろう。
これまた楽しくて仕方がないけど、難しい。人様のお家で、ささっとできて、キッチンを汚すことなく、かつマンネリ系のレシピじゃ芸がないよなあ、、、とぐるぐるぐるぐる。
そんな中なんとかランチのメニューを決めて、LINEを送る。そして金曜夜、キッチンに立つ。家にあるのはバター、砂糖、小麦粉、卵。(これがあれば大体の焼き菓子は作れるのでとりあえず家にある)
迷った末、焼き上げたのがこちら。
パウンドケーキ。またの名をカロリーの延べ棒。ちょうど新しいパウンド型をポチったところで、小嶋ルミさんのレシピも付いていたのでそれを試しに作ってみた。一つはレモンピール、もう一つはほうじ茶。(レシピはプレーンだったけど適当に副材料を足してみた)
夜遅いので仕上げは明日の朝に持ち越す。シロップだけ塗って、大事に大事に包んで冷蔵庫でおやすみなさい。
朝イチ、仕上げにかかる🍋
レモンの方をアイシングとピスタチオでおめかしした。そう、ウィークエンドシトロンである。週末の新婚さんのお家に持ってくに相応しいおやつだなと我ながら心の中で自画自賛する。
うむ、アイシングも良き仕上がりだ。
大事にかわいく包みます
グラシン紙で包んだものを、アイシングがよく見えるように透明の袋に入れてラッピング。
ほうじ茶の方は家用にと、味見がてら朝食のデザートでいただく。
あれ、めちゃくちゃウマイんだが……
シトロンケーキの方を持ってくつもりで用意していたのに、思いがけず適当な配合で焼いたほうじ茶ケーキが美味しかった。しかしもうカットしてしまったなあ……うーーん。
迷った末こうなった。
中途半端だなオイ。
でもきっと好きそうな味だったんだよ。ということでおまけも入れて手土産の準備が完了した。
おじゃましますタイム!
先輩のおうちに着くなり、内々に行った結婚式の写真を見せてもらったり、新生活のお話を聞いたり。なんてしてるうちに時間があっという間に過ぎてるので、昼食の準備へ。
メニューは迷った末、家でもよく作る蒸し鶏と、油淋鶏に使うネギだれソースを作ることに。
乱切りにして揚げ炒めしたナスと、さっと炒めた小松菜も一緒にワンプレートで。
ちなみに、人の家で目分量による失敗は犯せねえと思い、家を出る前にオレンジページの該当ページを写メっておくなどしたのでちゃんと美味しくできて良かった。(普段は洗い物が出るのが嫌で大さじを使わない)
オレンジページの黄金比率の本、使えそうと思い買いましたがとても役立ちます。今回はねぎ甘酢だれを使いました。ネットにもいくつか乗ってるので、ぜひ!
ご飯を3人でたらふく食べたあとは、のんびりお茶を飲みながらおしゃべりしたり、アマプラで見つけたのだめカンタービレを見たり、めちゃくちゃ自由に過ごさせてもらった。
そしておやつタイム!ウィークエンドシトロンを切り分けて、手土産に持ってきたフルーツティーをいれてもらったよ。おしゃべりに夢中で写真は残ってないけど、楽しいひとときだったなあ。
ちなみにほうじ茶の方もちょこっと食べたら美味しい美味しいと言ってくれて、持ってきて良かったな〜と思った。
おまけ、ピアノで遊んだりした🎹
ピアノ専攻の先輩、のだめ見たあとにすぐ即興でモーツァルトの連弾の曲を弾いてくれて感動した……!耳がいい人ってすごい。
私もちょっと弾かせてもらったけど、年季が入って大事にされてるピアノだった。
やっぱり人のために焼くおやつって、作る時間も楽しいし、食べる時間も美味しいね。そんなこんな、ウィークエンドシトロンを大切な人と週末に食べましたという、平和でオチのないお話でした。ちゃんちゃん。
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