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北のビルバオから南のマラガに引っ越しました!


引っ越した理由。アンダルシアに憧れて

先日2024年4月20日(土)のビルバオ発の夜の夜行バスに乗り、アンダルシアは”コスタ・デル・ソル(=太陽の海岸)”の中心地、マラガへやって参りました。

なぜなら、元々ビルバオは仕事が見つかったという理由と去年9,10月に来た時に魅力的な場所だと知っていたので、一旦住む場所として考えていましたが、いずれ他の土地に引越すつもりがありました。

そして、どこに引っ越すか考えた際に、ガラッと場所を変えたいと思っていたのと、以前の旅でとても好きになったアンダルシアに行きたいと思っておりました。本当はカディス、セビージャ、グラナダといった場所が大好きな街だったのですが、まずカディスはかなり田舎というか仕事がなさそうだということ、セビージャとグラナダは海がないということで違うなと感じておりました。

そこで候補に挙がったマラガ。下記のような理由から住むことを決めました。
1. アンダルシアで一番の都会なので仕事もありそう(既に働き先候補もあった)
2. ビーチもある
3. 地理的にもアンダルシアのどこにでも行きやすい(空港も近い)
4. 日本人の方々から「住みやすいよ」とアドバイスをいただいていた

しかし、それぞれ事情があって、家も仕事も決めていないままマラガに引っ越してきたので、ある程度サバイブ感があり、苦労もしました。
引っ越しが完了しようやく落ち着いたので、どんな風に引っ越したのか下記にまとめてみます。

家探し。・・・めちゃくちゃストレス

まず最初に書きますが、最も骨が折れたのは家探しです。これは最初から覚悟していましたが、予想以上となりました。以前のブログにも書かせていただいたのですが、家探しはIdealistaというアプリを主に使いました。そしてビルバオにいる際からリサーチを始めていましたが、今回あえてマラガに来てから主に物件を決めるという方法をとりました。その理由を下記に説明していきます。
結果的に一週間かかりましたし、その間は大量の荷物を持ってホステル暮らしでした。でかいスーツケース、スノボバック(スケボーとウェットスーツのため)、バックパック、ウクレレといった重くて大量の荷物と共に、いくつかのホステルを転々とする羽目になったため、かなり大変でした、、、ふぅ。


まず探し方ですが、Idealista他のサイトなども友人から教えてもらったり、調べたりしましたが、件数や値段を加味すると一番お得に効率よく探すことができるのはやはりIdealistaかなと思います。

ただ、Idealistaで気を付けなければいけないのは、詐欺やオーナーとのトラブルです。日本のSUUMOなどと違って、業者が利用者とオーナーとの間に入らず、アプリの利用者がその物件を載せた掲載者とやり取りすることになります。また、掲載者に関しては業者の場合もあるのですが、オーナー自ら掲載するパターンが多く、もしくはオーナーではなくシェアハウス用の物件を借りている人が一緒に住んでくれるシェアメイトを探す目的で掲載している場合があります。
恐らく物件を載せる際にとりわけしっかりした審査がなされていないのでしょう、誰でも掲載できるプラットフォームというわけです。

それが故に詐欺などが横行しているそうです。実際に僕も以前のブログにも書いたようにビルバオに住む際に詐欺にあいました。。。

Idealistaで家を探して、メッセージを送ったり電話をしていると、掲載者から「〇月△日から空くから、見に来ないか」という風に言われます。そして実際に見に行って、オーナー(または中心となって借りている人、以下省略)がどんな人かも含めて、部屋を確認するわけです。
気に入ったとしたら、それをオーナーに伝えるのですが、大体の場合は他にもたくさん候補がいるので、早いもの順や、オーナーの好き嫌いで決まります。場合によっては、その日のうちに予約金として一か月分のお金を払う事で抑えることができるパターンもあります。

実際に、今回僕も一つの物件を見に行ったあと、「後で希望が決まったら連絡して」と言われたのですが、その後オーナーから「君が着た後、お金を払って予約した人がいたからもう埋まってしまったよ」と連絡が来て、「え、そんなのありなん?」という風になりました。
また、他の物件では見た後すぐに借りたい!という意思をオーナーに伝えたのですが、結局「他の女の子に決めました、すみません」というメッセージをその夜にもらいました。

僕の場合は、家が決まるまでホステルに泊まらなければいけなかったので、その日のホステルも決めないまま、オーナーの返事を待っていたりしたこともありました。大量の荷物と共に、バーガーキングで6時間くらい返事を待っていたこともありました。(笑)

最終的には、街の中心なのに人気がない、観光客が夜中じゅううるさいエリアの、さらに窓がなくて暗い雰囲気の部屋を選ぶことにしました。場所のわりに、安かったし、探してる期間中埋まらなかったので、最終手段となったわけです。
結果的に、汚くて自分なりにかなり掃除をしていますが、窓がない内側の部屋なので、周りにクラブばかりあるようなうるさい場所なのに驚くほど部屋は静かで、さらに日差しが強くて暑いマラガなのに、かなり涼しく過ごせていて、逆に良かったんじゃないかなと思います。

とりあえず2か月契約にしましたが、落ち着ける場所を見つけれて一安心です。



仕事探し。・・・仕事と私生活のバランスが難しい

元々日本に居る時からご連絡をさせていただいたことがあった日本食レストランで働かせていただくことになりました。(まだ日が浅いので名前は伏せます。)
こちらはマラガに来る前から連絡を取らせていただいていましたが、「来て調節話した上で決めたい」とのことだったので、確約はないままマラガに来ることになりました。
つまり、家も仕事もないままにマラガに来るという事で、まあまあなサバイブだったわけです。

元々スペイン語を学ぶために来たので、ビルバオではファーストステップとしてラーメン屋で働きましたが、なるべく日本人が多い環境で働くべきではないなと思っており、
最終的にはとりあえず1か月の契約で日本食レストランで働くことができています。

今後、生きていくためにまだまだ、仕事を探し、金を稼ぐ何かを探る日々は続きます。



友達づくり。・・・家と仕事が決まるより早く友人ができました


ホステル暮らしをしている間、結果、家や仕事を決めるより早く友人を作る事ができました!
家を探しながらも、ホステルで知り合った人たちと何度か飲みに行ったりすることがあり、少しずつ土地勘をつかみながら、いいバーなどを探しました。

ある日一人で飲みに行こうと歩いていると、何となくいい感じのバーがあって、少し勇気をだして入ってみましビールを頼み、カウンターに座ると、奥にあるテレビにはサーフィンが映っていて、サーフボードも壁に立てかけてありました。
そして確かにバーテンダーの人はサーファーぽかったので、声をかけるとロシア人のオーナーでやはりサーファーだというのです。マラガにこれから住むことや、自分もサーフィンが好きだという事を伝えると、すごくフレンドリーに接してくれて、家の探し方などを教えてくれました。

そのあとも、何となくいいなと思ったバーに入ると、めちゃ明るいバーテンダーの女性が声をかけてくれて、なんだと思ったら他の日本人の方が飲んでいて、その友人たちと共に飲むことができました。

今でもそれらのバーにはちょくちょく行くようになりました。

僕が日本全国で旅しながら「一人飲みいい感じの居酒屋探し」をしていたことを思い出します。バンライフ中に地方の町で色んなバーを巡ったりして情報を手に入れながら、窓のないドアのスナックに突撃してみたりしたことは無駄ではなかった。。
鼻が利くようになりました。


ギリギリの生活!今後の展望

最後に。
いまだにかなりハードモードです。
仕事は1か月契約、部屋は2か月契約。どれも生活をここで固定されたくないなあというワガママからくるものですが、なんとか自分のライフスタイルを作りたいと思います。

現在考えているのは、日本語講師(経験なし)、路上で習字を売る(経験なし)、後はホテルの掃除だったり、バーで働けるのか、あるいはオンラインの仕事も見ています。
もうすぐ31歳という事が常にちらつきますが、まあそんなことは大したことではないし、これも自分を試すために選んだ道なので、

楽しみながら自分で道をつくっていきたいと思います。
それではHasta luego!!


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