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領域展開! 解放感には程遠く、舵を切り出したところ

「無理です」と依頼を断りました。
一夜明けて、先週の暑苦しい朝とは打って変わって涼やか。那須の別荘(知人の)で迎えた朝のよう。とはいえ、解放感はないのです。ようやく意思表示の舵を切り出したところ、静かな湖面をゆっくりとオールの波が動き出したイメージです。

新しいことへのチャレンジにワクワクして「やります!」と即答した時が眩しい。プロジェクトの範疇が見えていなかったため、結果、求められていることと実績の見事なまでのズレが生じました。
「人はこうしてダメになっていくのか」
仕事の圧で気持ちが萎えるプロセス、その一端を身を持ってわかるとは、今まさに。

プロジェクトに取りかかる際、どこまでという線引きをしてこなかったからと、次々に負荷がかかると後に何度も思い知りました。やれていたのかと自問すれば、目標数字を達成できていないから、できていないという結果ですね。

ぼんやりと、これはわたしの領域ではないなあと思い始めてから、親しい友に状況を話してきました。「仕事ってそういうもんよ」とは言わず、聞いてくれました。
「どうやって状況を改善しようかな」と、ゆるゆると思ってきたけれど、策が浮かばないので状況は変わらない。気持ちは冷えます。

それでも、たまに気持ちを切り替えることができるのです。
息詰まりの理由を外的要因にしていたのは、他人のビジョンが「仕事」になっていたから! じぶんはどうしたいのか。目の前のプレッシャーへの対処療法でなく、根本的にどう生きたいかを明言化してこなかった危うさに気付くのです。

敗者宣言も近いなあと思いながら、インタビューの企画書を書いたら、まだ火種がありました。じぶんの領域に持ち込めるなら、やれそうかもという気になるのです。清々しいくらいでした。

ところがその直後、冒頭の「無理です」発言がとうとう飛び出します。冷たく高い壁が心を覆うので、潰れないよう自己防衛本能でした。タイミングがベストではなかったけれど、根回しも足りなかったけれど、まあずっとぼんやり考えていたことだから、やっぱり今かも。

じぶんの領域を知ることは大事です。これからどうするか、は考えます。どうしたいかを大事にします。

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