2020-2-2歴民2

店舗を持たない移動販売カフェのルイジ感

日曜日12:30すぎ、高松駅から港へ抜ける散歩道は買い物客で賑わっています。赤と白のテントがトレードマークのさぬきマルシェ。買い物客の後ろから、立ち止まってお店をのぞいて「なにがあるかな」と横目で見ながら、視線をうごかすとお店がずっと続いています。

「うわー、かわいい。コーヒーのをお願いします」と買ったのは、カフェボール(香川県産の卵をふんだんに使用したベビーマドレーヌ)10個入り400円。人形焼と言わなくてよかった、フェナンシェのようなリッチな味わいです。思いがけず美味しかった!
「お店はどちらですか?」と聞けば、店舗を持たない移動販売。今日のさぬきマルシェは、そんなお店が多いのです。「移動販売の皆さんは、顔見知りですね」と言ったら、「そうなんです」と笑顔でお姉さんが答えてくれました。

2020-2-2マルシェ


ドリンクスタンドが両サイドにいくつも並んだ2月のマルシェ。香川県産の食材を扱うことが出店条件の中で、四国のお茶を扱っています、僕らはイベント企画集団ですとプレゼンしてくるテントがありました。香川県産は高瀬茶でした。飲みたかったお抹茶は売り切れでした。ひととおり語り終えた頃を見計らって「いつから活動されているんですか?」と聞けば、2019年7月とのこと。フードイベントに出店しているのですか?と聞けば、フェスを企画しています、という規模感のある返事。急須でお茶を淹れる様式を自称「ハンドドリップ」というので、お抹茶はクリーマーを使うのかなと邪推な想像を。メニューは3種類、各500円。
検索してみると、どうやら高瀬茶の組合育ちのグループのような、出どころがはっきりしません。Instagramを貼り付けておきますね。

お茶への偏愛より、これからやりたい空想でいっぱいの若いテントでした。

畦屋さんのお弁当を買って、隣のコーヒーをテイクアウト。チャイが売り切れで(今日はことごとく振られました、完売)、本日のコーヒーを。ポットから紙コップへ注いで、蓋をして手渡し400円。
「本日のコーヒは何ですか?」と投げかけたら、シングルオリジンであること、どこかの国の名前を教えてくれました。「深煎り、浅煎りで言ったらどちらですか?」なかなかうるさい客です。「うちは全部浅煎りです。焙煎が専門なので」と、店舗ではコーヒーも楽しめることも教えてくれました。
しかし、ヌルイコーヒーは残念。

そうそう、タイトルのルイジ感。移動販売の店舗設計もディスプレイも類似しているのです。カラーはナチュラルか黒。イメージスタイルもナチュラルかハード。色彩とイメージが同じトーンなので、類似感が漂います。色彩に対して異なるイメージを合わせるとおしゃれ度が上がります。ファッションからみるイメージ構成のポイントはまた今度 (jibun-fuku広報)!


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