豊島の 茶ごま
国産のごまは自給率、豊島では特別なごまを栽培していました。白でもなく、黒でもなく、金色です。豊島の人は「茶ごま」と言いますが、スーパーで胡麻を買うわたしから見れば、それは立派な金ごまです。
「そんなにめずらしいかねえ」
自家栽培のごまがたっぷりインスタントコーヒーの空き瓶に入っているのをみて、驚くわたしに島の人が言います。ごまの栽培は手間がかかると聞いています。あの一粒の小ささよ! 干して、殻を割り、ごみを取り除いてやっと生ごまがとれます。
「帰りに寄って。ごまを用意しとくから」
と、貴重なごまを持たせてくれました。生ごまです。炒り方を教わりました。フライパンで揺すりながら、パチンと弾けたら中まで火が入った証拠。
そうやって炒ったごまを入れて、食パンを焼きました。ごまをくださった方へお礼の品です。豊島にパン屋さんはないので喜ばれます。豊島でパンを買おうと思ったら食料店に入荷する「渕崎パン」か週に1回くるパンの移動販売など。
さて、ごま。土庄町がごまの栽培を推進していた時期もあります。
■本日の関連サイト
豊島で焼きたてパンは「てしまのまど」喫茶部
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