某ジャンルから気持ちが離れてしまった言い訳

数年前から某アイドル育成アプリゲームにハマっており、推しイベは課金して完凸するまで走っていた。アニカフェが開催されると遠征(地方住みです)して通い、ライブやトークイベントにも積極的に参加していた。ジャンルを離れるつもりはなかったし、サービス終了したら生きていけないくらいに思っていた。

学生の頃は90分の講義の合間にやったり(講義中もやっていた)、バイトにしても私の場合は拘束時間が短かったと思う。だから2.5時間ごとに全回復するゲームの体力を無駄にせずイベントを走れたのだ。しかし社会人になって、拘束時間が格段に長くなった。休憩時間をもらえたとしても4時間に1回。確実に体力が無駄になる。加えて仕事でくたびれた後に作業ゲームをする気力は残っておらず、推しイベ以外の時はログインしかしなくなってしまった。それでもしばらくの間は推しイベだけは課金してなんとか一枚は取れるところまでは頑張っていた。

ところが、ある事件が勃発した。

そのアプリが大型アップデートをし、従来の作業ゲーム・リズムゲームの2つに分かれることと、メインストーリーで時が進むことが発表された(前まではずっと何年もループしていた)。

ずっと追ってきたアプリだから、推してきたキャラだから、喜ぶべきことなのだ。キャラの成長を実感できる、素晴らしいことではないか。ジャンルにとっても、さらなる発展はとても良いことだ。頭では分かってはいたが、それでも私は、推しカプの未熟なところが好きだったし、新たな設定等がマンネリ化(ネタ切れ?)防止対策としか思えなくて、どうしても受け入れられなかった。

ゲーム内のことについてもいろいろ思うことはあるが、アップデートしてからほとんど触ってないためあれこれ言える立場ではないので今回は割愛させてもらう。

正直、もう情報を追うのに疲れてしまった。月に2回更新される新規絵+ストーリー、イベント情報、楽曲、生配信。全てを追う気力がないし、興味も薄れてしまった。

今まで私はいろいろなジャンルに手を出し同時並行で同じだけの情熱を注いでオタ活してきので、ジャンルの離れ方が分からず、今まだアプリを消すことも出来ず、まだ片足を抜け出せずにいる。

結局、「新しくなった」コンテンツに納得がいかないだけで、そのジャンル、キャラ、楽曲は嫌いになったわけではないので、新情報を見るとウキウキしてしまうのは確かだ。もう4年も追ってると思い入れというか執着というか、人生の一部のような感じで、簡単に手放せるものではなくなってしまっているのだ。

しかし、ゲームにハマり始めた時の興奮を、初めて生配信を観た時のワクワクを、もう感じることができなくなってしまっている。このままズルズルと深入りしない古参オタクになるのか、すっぱりやめるべきなのか、悶々とする日々である。

答えはきっと出ないだろう。正解などどこにもないのだから。

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