結婚式は害?-結婚式は加害意識を持つよりは、祝ったほうが得-
本日結婚記念日なのですが、そんな日に
結婚式の加害性
というトレンドが目に入りました。
これに対して、加害性を唱える方は精神が疲れているという方がほとんどです。
私もそう思います。人の幸せは余裕がなければ祝えません。
ちょうど先日買った本にこんなことが書いてありました。
自分の不幸=悪
不幸の元に制裁を加える=正義
⇛正義の制裁=喜び>自分の不幸
という心理行動の公式が人間にはある。
冷静に考えれば、相手が幸せでも不幸でも
自分に本当に実害(メンタル部分は除く)はあるのか
というのはわかるはずです。
悪意を持って報酬未払いした相手には
二度と目の前に現れない程度に不幸になって欲しいですが
実働としては裁判で実害である未払いだった報酬を取り戻しただけです。
(そういう人間は勝手にそれなりの不幸になりますし)
自己犠牲で正義を貫くというヒーロー像は昔からあります。
しかし戦う悪を見誤ってはいけません。
では見誤るときはどういうときかといえば、
メンタルに余裕がないとき、疲れているときです。
でもまぁ、大なり小なり嫉妬心を抱くこと自体は止められません。
人間ですから。
そんなとき思い出してほしいのは
招待状を出した人は、あなたに自分を祝って欲しいと思っていること。
あなたは他人から結婚して新しい人生に入ることを知ってほしいと思われた
選ばれた人だということです。
もしも嫉妬心、経済的理由、なんでもいいので出席したくないのなら招待状の欠席に丸をつければいいのです。
理由も詳しく書かなくていいです。
「おめでとう」と一言添えてさしあげればいいのです。
仕事の見積もりと一緒です。
相手に対して祝いたくないと思うのであれば、事務的にこなしましょう。
何らかの都合で祝わないといけないなら、祝福の言葉だけ言って欠席しましょう。
ご祝儀は祝いたくないなら出さなくていいです。相手にはケチだと思われるかもしれませんが、祝いたくもない人相手なら良いのではないでしょうか?
しかし、祝いたい相手なら祝ってあげてください。
他人の不幸は一瞬の自己満足になりえますが
あなたの幸福になりません。
他人の幸福も、あなたの幸福にはなりません。
ただ、あなたが好感をもつ他人を祝うことはあなたは幸福になります。
推しの幸せが自分の幸せになるのと同じ原理です。
「ドーパミン」「セロトニン」「オキシトシン」の3つが幸福なときに出る脳内物質なのは有名です。
他人の不幸で得る幸福は、制裁の喜び。
興奮で得られるドーパミン的幸福です。
対して
他人の幸福を一緒に祝うことの喜び。
コミュニティ、人間関係で得られるオキシトシン的幸福です。
ドーパミン的幸福はかなり短時間で冷めます。
対してオキシトシン的幸福は人によっては長期に続きます。
なので結婚式に加害意識を持つよりは、祝ってあげたほうが得
と言えるのではないでしょうか?
ただし
結婚式にスパイト行動を起こさずオキシトシン的幸福を得る行動をするには
心身の健康であるセロトニン的幸福を得ている状態が必要です。
なので、結婚式に加害性を感じたら
「あ、私疲れてるんだな」
と思って、他人を呪う前に自分を労ってあげてください。
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