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「リジェネレイト」の本質とは何か?

0.あいさつ

どうもこんばんは!
あるいは初めまして!
72これラジオ、アンバサダーの小豆です。

普段は、YouTube上でメギド72に関する
僕なりの考察を紹介しています。

今回はメギド72に登場する
リジェネレイトという現象について、
なぜその名前が選ばれたのかを考えてみました。

先に結論を提示すると、
リジェネレイトという名前は、

J.ミルトンの「失楽園」11巻
Regenerateから着想を得た

と考えています。

ゲーム上のネタバレ要素などは避けますが、
あくまで僕個人の考えであり、
公式の情報とかけ離れている点をご理解の上、
以降の文を楽しんでもらえればと思います。

この文章を通して皆様のゲーム体験が、
より深く、より面白くなる事を期待しています。

以下、構成を示します。

1.はじめに
メギド72が注目すべきゲームである事を示しています。
2.リジェネレイトとソシャゲ
リジェネレイトに名前がつけられている事が注目すべき点を示しています。
3.リジェネレイトとサブカルチャー
リジェネレイトという単語がサブカルチャーの分野で回復魔法のイメージを帯びている事を示します。
これのことよって、よりリジェネレイトという単語が選ばれた事に注目が必要な事を説明しています。
4.リジェネレイトとキリスト教
リジェネレイトという単語がキリスト教の分野で洗礼を受けるという意味を帯びている事を示します。
このことによって、却ってリジェネレイトがキリスト教の教えの為に選ばれたわけでないことを説明しています。
5.リジェネレイトと「失楽園」
リジェネレイトという単語がミルトンの「失楽園」の中に登場していて、そのリジェネレイトとメギド72のリジェネレイトに関連性がある事をしましています。
6.総括
まとめです。

1.はじめに

メギド72
スマートフォン向けソーシャルゲーム(以下ソシャゲ)として以下の4点の要素の全てを持っている
革新的な存在だと思います。

・大人が感動出来る本格的なストーリー
・場面を盛り上げる複数のラグジュアリーな音楽
・手に汗握る独自のゲームシステム
・細部まで作り込まれたグラフィック

ソシャゲを普段から遊ぶ方の中には、
今列挙した4点の要素をみて、
それはソシャゲの前提ではないか?
と思われる方も多いと思います。

その通りです。
これら4点の施策を網羅している事は、
現在のソシャゲでは当然の施策となっています。

ですが、
メギド72はその先駆けとなった作品の1つです。

その現れとしてメギド722019年
日本ゲーム大賞 優秀賞を受賞しています。
これは完全新規IPのソシャゲとしては異例の事です。

2.リジェネレイトとソシャゲ

そんなメギド72の中で、
最も注目すべき点は何でしょうか?
それは、今回のnoteの題材となっている
リジェネレイトだと僕は考えています。

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上の図で示したようにリジェネレイトは、
既存キャラクターに新しいグラフィックなどを与えて、
新規キャラクターと同様に追加する手法(以下絵違い)です。

絵違いはメギド72以前のソシャゲでも見られます。


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けれど絵違いとリジェネレイトには決定的な違いがあります。
それは名前が与えられている点です。

多くのソシャゲでは
絵違いそのものを指す名前を公表していません。
しかしメギド72では公表しているだけではなく、
ストーリー上でも重要な役割を果たしています。

メギド72以前から繰り返されている施策を、
最も注目すべき点として僕が挙げた理由は、
この決定的な違い、名前がつけられている
という点からです。

ではなぜリジェネレイトという名前が
選ばれたのでしょうか?

3.リジェネレイトとサブカルチャー

なぜリジェネレイトが選ばれたのか?
という理由について考える為に、
皆さまに確認したい事があります。

それはリジェネレイトという言葉に、
どんなイメージを持っているかという事です。

まず僕には
TRPGの金字塔、※「D&D」の魔法、
Regenerate/リジェネレイトのイメージがあります。

※D&D(ダンジョン&ドラゴンズ)
…ルールブックとサイコロを用いて遊ぶ、
ボードゲームの様なモノの1つで、
剣と魔法の世界を冒険する事ができる作品。

Regenerate/リジェネレイトはプリーストの呪文で、
肉体の損傷を回復する事が出来る呪文です。

1989年に出版されている
2版(Player's Handbook 2nd edition)から
存在している由緒正しい呪文なので、
他作品へ大きな影響を与えているはずです。

また、
トレーディングカードゲーム※MtGの
再生/Regenerateのイメージがあります。

※MtG(マジック・ザ・ギャザリング)
…トレーディングカードゲームの一つで、
D&Dの影響を強く受けた作品。

この再生/Regenerate
事前に再生の盾を付与する事で、
クリーチャーの破壊を防ぐ能力です。

この再生/Regenerateは、肉体的なタフさで
死の淵から立ち直ることをイメージをすると
分かりやすいはずです。

また、
コアなゲームを好むゲーマーではなくても、
回復魔法のイメージを持つ人は多いはずです。

というのも、
ファイナルファンタジーなどのRPGでは、
リジェネレイトは、
ターン終了時に一定量回復する呪文だからです。

D&DやMtGの例もそうですが、
これらは肉体の再生を想起させる魔法です。

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ですから、サブカルチャーの世界では、

リジェネレイト
肉体の再生回復魔法を指す言葉

だと言えると思います。

では、
その状況でリジェネレイト
絵違いそのものの名前として使うのは、
妥当な事だと言えるでしょうか?

僕はそうは思いません。
その理由は4点あります。

まず、1点目の理由は、
回復魔法のイメージの存在です。

というのも、たしかにリジェネレイトは、
生まれ変わる事を意味する単語です。

しかし、
前述した通り、サブカルチャーの世界では、
リジェネレイトいう単語に対して、
回復魔法のイメージがあります。

だから、リジェネレイトの中に含まれる、
生まれ変わるというイメージは、
ゲームプレイヤーにとっては
伝わりにくく、混乱を招きます。
2点目の理由は、言葉の意味合いです。

メギド72に登場するリジェネレイト
肉体の回復ではありません。
精神的な変化が、
肉体と能力を変化させる現象なのです。

ですから、
仮に生まれ変わるという意味としての、
リジェネレイトだとしても、
精神的な変化のニュアンスまでは表せておらず、
名前として選ぶにしては、やや不適切です。
3点目の理由は、自動回復効果の存在です。

メギド72ゲーム内には、
ターン終了時に一定量のHP回復をする
という強化効果が存在しています。

いわゆるリジェネレイト効果がある中で、
リジェネレイトという名前の現象を、
登場させることは混乱を招きます。
特別な理由がないなら避けるはずです。
そして4点目の理由は、
メギド72単語の持つイメージ
とても大切にしているという点です。

その代表例が、
ゲームタイトルテーマソングです。

まず、ゲームタイトルです。
メギド72
ゴエティアの悪魔を題材としていますが、
ゴエティアの悪魔を題材とするソシャゲは、
他にゴエティア・クロスなどがあります。

ゴエティア・クロスの様に、
ゴエティア強調する事も出来たはずです。
しかし、メギド72という
一般的でない単語数字組み合わせ
ゲームタイトルとしました。

これゴエティアの悪魔に対して各人が抱いている
イメージとの干渉避ける為だと思われます。

次にテーマソングについてです。
というのもYouTube上などに投稿されている、
テーマソングメギド72」の動画内では、
単語のイメージに対して工夫があります。

それはゴエティアの悪魔名前と、
キャラクター同時に表示されるのです。

これは、
コアゲーマーオカルティストの持つ、
既存のイメージとの干渉軽減し、

また、
そうではない人にとっては
難解で漠然としている悪魔へのイメージ
鮮明に塗り替えキャラクターの名前と姿を、
強く記憶に残すための工夫だと思われます。

このようにメギド72は単語の持つイメージについて
戦略的な意図を持っている事は明らかです。

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以上の4点からリジェネレイト
理由もなく使う事は考えづらいのです。

4.リジェネレイトとキリスト教

前章では、リジェネレイトに対し、
特にサブカルチャーの分野において、
回復魔法のイメージがあることを、
確認しました。

サブカルチャーの分野では、
既に回復魔法のイメージがある以上、
あえて、リジェネレイトを選ぶとしたら、
イメージの混乱を引き起こしたとしても、
その単語を選ぶだけの利点理由がなければ、
不自然だと思います。

では、
何故リジェネレイトを選んだのでしょうか?
わざわざ、それを選んだ理由とは何でしょうか?

ここで、キリスト教文化圏では、
Regenerate洗礼を受けるという
意味合いがあることに注目したいと思います。

このRegenerateは、
主にborn-again(ボーンアゲイン)と呼ばれている
キリスト教の神学的な概念です。

これは、キリスト教徒が洗礼を受ける事で、
別の新たな人物として生まれ変わる
という考え方です。

では、Regenerateの持っている
born-againという意味合いを理由に、
リジェネレイトという単語を選んだのでしょうか?

僕は、そうは思いません。
理由は4点ほどあります。

まず、1点目の理由は
born-againの概念は、日本国内では、
広く知られていないという点です。

一般に知られていない
born-againという意味でのリジェネレイトを
回復魔法イメージが共有されている中で
選ぶメリットは少ないはずです。
2点目の理由は目的の不明確さです。

仮に、キリスト教の教義を宣伝する目的があれば
メリットがあると言えるかもしれませんが、
メギド72宣教を目的とはしていないはずです。

また、仮にそうした目的があったとしても
扱うべき概念はborn-againの他にあるはずです。
3点目の理由は、単語の選び方の不自然さです。

仮にborn-againの概念を借りるにしても、
リジェネレイトを選ぶ事は不自然です。

基本的にこの概念はborn-againと呼ぶのです。
ですから、ボーンアゲインや、
その訳語の新生や、回生などの方が、
単語の選び方でみるなら、自然です。
新生回生メギド72に登場する転生メギドとも、
音が類似していて使いやすかったはずです。
4点目の理由はニュアンスの違いです。

メギド72リジェネレイト
キリスト教的な概念born-againとは
ニュアンスは一致していないように思います。

というのも、born-againは、
洗礼を受けたことが重視されているのです。
洗礼を受けた事で、その人物は生まれ変わり
それにより、新たな生き方をしていけるのです。

その点で言うならば、
再召喚(リジェネレイト)ではなく、
ソロモン王に召喚された段階で、
メギドたちはそれを済ませているように思います。

リジェネレイトにとって重要なのは、
当事者の内面の変化のはずです。
そのニュアンスを伝えきれない以上は、
適切とは言いがたいはずです。

以上の4点から、リジェネレイト
キリスト教のborn-againの概念借用する為に
選ばれた単語でもないはずです。

キリスト教的な意図がないことが確認出来たことで、
今回の本題へ入りたいと思います。

それがJ.ミルトンの「失楽園」です。

5.リジェネレイトと「失楽園」

ミルトンの「失楽園」は、
聖書の物語を題材とした叙事詩です。

メアリー・シェリーの
フランケンシュタイン」を含め、
サブカルチャーの分野へ今もなお、
絶大な影響を与えている作品です。

メギド72がこれら作品の影響を受けている、
と言う点についての詳細な指摘は、
膨大な説明が必要となるので今回は割愛します。
(詳細は僕の動画を視聴して下さい。)

さて、
失楽園の中でRegenerateという単語は
失楽園11巻一度だけ現れます。

for from the Mercie-seat above
Prevenient Grace descending had remov'd
The stonie from thir hearts, & made new flesh
Regenerate grow instead

天上の恵の座から
※先行的恩寵 が降りてきて、
彼らの心から石のような頑なさを取り除き、
生まれ変わりの新たな肉を生じさせた

※Prevenient Grace/先行的恩寵 
…複雑な概念なので説明は避けます。
今回は「人間の意思よりも先に生じる神の救い」
と考えてください。

これは、
アダムとエバが自らの罪を自覚したことで、
文字通り生まれ変わった事を表した文章です。

しかし、
これだけではサッパリ意味が分かりません。
メギドとの関連点以前の問題です。

そこで、ミルトンがRegenerateについて
語っている別の文献を当たりたいと思います。

それが「キリスト教教理論」です。
この中でRegenerateは、
章を1つ費やして説明が行われています。

中でも冒頭にRegenerateとは何か?を
端的に表した表現があります。

The intent of supernatural renovation
is not only to restore man
still more completely than before 
to the use of his natural faculties,

as regards his power to form right judgement,
and to exercise free will;
but to create afresh, as it were, the inward man,
and infuse from above new and supernatural faculties into the minds of the renovated.
This is called regeneration, and the regenerate are said to be PLANTED IN CHRIST.
拙訳
人間を回生させようという神の意図は、
正しい判断力と、自由意志を駆使しようとする
人間本来の能力を、
以前よりも増して回復させるだけではなく、

その内的人物を新たなものにして、
その新しい人に
新たな神的な能力を与えようとします。
それはリジェネレーションと呼ばれ、
その過程のこと(Regenerate)は
「キリストの接木」と呼ばれるのです。

つまり、
ミルトンの考えるRegenerateとは、
神の意図によって、人間本来の姿
(正しい判断力と自由意志を駆使出来る状態)
取り戻し新たな人格を生じさせて、
その上で、新しい能力を獲得させる、
その過程にある、という事だと思います。

これは、少なくとも、
サブカルチャーの世界で共有されている
回復魔法のイメージや、
キリスト教的なborn-againよりも
メギドのリジェネレイトに近いはずです。

更にミルトンは次のように続けています。

REGENERATION is THAT CHANGE OPERATED BY THE WORD AND THE SPIRIT,
WHEREBY THE OLD MAN BEING DESTROYED,
THE IN-WARD MAN IS REGENERATED BY GOD AFTER HIS OWN IMAGE,
IN ALL THE FACULTIES OF HIS MIND,
INSOMUCH THAT HE BECOMES AS IT WERE A NEW CREATURE,
AND THE WHOLE MAN IS SANCTIFIED BOTH IN BODY AND SOUL,
FOR THE SERVICE OF GOD, AND THE PERFORMANCE OF GOOD WORKS.
拙訳
リジェネレーション
神の言葉と精霊の力が作用して、
それにより古い人格を破壊し、
その内的人物は、全ての意思の力までも、
神の意図するとおりに
生まれ変わらされるのです。
それは新しい生き物になったようなもので、
その人物の全身は、
肉体と魂の面で神聖なものとなり、
神に仕え、善き業を行うものになるのです。

内面から生まれ変わって、
全く別の新しい生き物のように変化する、
というのはリジェネレイトの説明としても
妥当なものに思えます。

これら二つの文は、
決定的な根拠とは言えないかもしれませんが
失楽園」、「キリスト教教理論」の影響を受けて
リジェネレイトという概念が生じた、
と予想する事が不可能ではない、
程度に関連している様に思えました。

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仮にそうだとすると、
ミルトンの考えるRegenerateと、
メギドのリジェネレイトには、
共通する本質があるように思います。

それは、
外部的要因によって
自己のあり方を取り戻す
という点です。

例えば「失楽園」では、アダムとエバは、
Satanによって堕落させられましたが、
(先行的恩寵により)反省して、
アダムとエバにとっての本来の姿
神に従う態度取り戻しています。

一方で、メギドのリジェネレイト
転生や、ヴァイガルドでの生活によって、
魂としても肉体としても変化した魂が、
自らのあり方取り戻して、
ソロモンの指輪という
supernatural/超自然的な力によって、
リジェネレイトしています。

6.総括

では、
メギド72失楽園影響を受けている為に、
回復魔法のイメージと被ったとしても、
リジェネレイト
という名前を選択したのでしょうか?

断言は難しいのですが、
僕は、そうだと考えています。

というのも、先程挙げた共通する本質
外部的要因によって
自己のあり方を取り戻すについて、

リジェネレイトした理由が
明確に描かれていないメギド、
例えば、ゼパルCモラクスRなどに
当てはめてみた場合に、
的を射ている表現に思われるからです。

ミルトンは「失楽園」だけではなく、
復楽園」や、「闘士サムソン」でも、
Regenerate」を描いています。

それらの作品について更に深く読むことで、
第3のリジェネレイトについても、
見えてくるかもしれません。
これは、絶賛調査中です。

まとまり次第記事にしたいと思いますが、
もし、何かお気づきになられましたら、
情報提供をお待ちしています…!

これがリジェネレイトという単語に対する
僕の見解です。
楽しんでもらえたなら嬉しいです。

ただ、改めて確認ですが
これはあくまで一つの見解です。
公式の情報とは全く違うかもしれないので
話半分に考えてもらえれば、と思います。

もしよろしければ感想などを
ツイッターのDMや質問箱などに対して
送ってもらえると嬉しいです。

Twitterアカウント: https://mobile.twitter.com/72corre
質問箱
https://peing.net/ja/72corre

7.追記

メギド質問箱にてリジェネレイトについて
解説がありました

以下引用とリンクをはります。

この現象をたとえるなら、ブロックトイで組み立てられた複雑な模型を一度バラバラに分解して、もう一度組み上げるようなものです。
そうした場合、材料がすべて同じだったからといって元の形と全く同じになっているかどうかはわかりません。
全く同じ形にするためには「設計図」が必要なのです。
ソロモンは指輪を使って、召喚対象の身体を分解し、再構成させることができます。
先述した通り、これがリジェネレイトという大掛かりな現象です。
この際、「設計図」となるのは、召喚対象の「魂」そのものなのです。
もしも召喚対象が自身の魂を少し違ったものと認識してしまったらどうなるでしょう?
特に、魂に衝撃を受けるほどの出来事があった直後や、死にかけて魂そのものが消えかけてしまった状態からの召喚だったとしたら…?
リジェネレイト後にメギドたちの姿がちょっと変わってしまうのは、再構成の際に参照した設計図、つまり魂にほんのちょっと変化があったからなのです。
メギド質問箱

最後に、

このnoteを踏まえて読んでみると、
面白いと感じる成れの果て
図鑑をご紹介して、締めたいと思います。

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Humbly thir faults,and pardon beg'd,
with tears Watering the ground,

涙で地を濡らしながら、
謙虚な気持ちで赦しを懇願しました。
(失楽園10巻より引用)

ここまでお付き合い頂き、
本当にありがとうございました。
コンゴトモヨロシク…。

以下、参考文献です。

ダートマス大学 ミルトン読書室
…ミルトンの著書について参照しました。
De Doctrina Christiana
(A Treatise on Christian Doctrine)
…「キリスト教教理論」について参照しました。
2019年日本ゲーム大賞 優秀賞 メギド72
…ゲーム大賞に関して参照しました。
The Forgotten Realms Wiki
…D&Dの「regenerate」について参照しました。
Mtg wiki
…Mtgの「再生」について参照しました。

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