夏バテの理由
身体っていうのは夏バテがおきてきて熱くなります。東洋医学的には夏は肝臓と心臓が疲れると考えられています。
どういったものでもそうなんですけど、身体の中における何か解毒しないといけないものが入ってきたりしますと肝臓がそれを解毒するわけです。
お酒を飲んだら肝臓が解毒するわけです。お酒っていうのは毒です。
百薬の長って言い方をしていますけども正真正銘の毒です。
神経性の毒。そのアルコールを飲むことによって、身体にとっては毒なんだから、これは困った、と思って肝臓が働くわけです。
その肝臓そのもの自体が身体の中で解毒をするのです。肝臓が解毒を一生懸命繰り返す。これは毒が入ったらです。
肝臓はそうやって分解したものをさまざまなかたちに変えて、体外へ排出しています。その排出のかたちのひとつが小便。そして汗というかたちです。
肝臓に送り込んで肝臓が分解してくれないといけません。
しっかりと汗をかいて、しっかりと小便を出さないと肝臓の分解物、身体に入った毒を排出することができません。
ところが現代人は汗をかくことを嫌います。汗をかかないようにする制汗スプレーなんかあるみたいですし、汗を止めるんです。そうなると身体は目詰まりを起こしますよ。
ないしはお手洗いに行きたくないから水を飲まない人もいる訳です。
肝臓は分解して尿素というかたちにして、排泄できるまでもっていくのですが、そこまでやったはいいけど出ないですよね。
尿素までいって出なかったら、もう一度へ肝臓へかえってきます。
リサイクルされるんです。そのときの肝臓の気持ちを考えたら・・・そうか、尿素じゃダメなのか、ってがっかりしているでしょうね。
今度は肝臓が尿素でパンパンになる、出ていかないからです。
そうすると、どんどん腫れてきます。
どんどん腫れてきますと今度はだるい。
気だるい気だるいってなります。
だからしっかりお水を飲んで、しっかりミネラルをとった上にちゃんと汗をかいておくと実は夏バテはしないのです。
この肝臓に血液を送り、がんばれがんばれって応援、サポートしているのが心臓です。心臓が血流というものを生み出してどんどん肝臓に送り込んでいます。
だからその他にもいろいろと要素はあるのですが、心臓と肝臓が夏は疲れるとなっています。
心臓と肝臓をどうやって手当するのか?って言うと、食べ物で言うと苦みと酸味を使います。
心臓の方は苦みが好きなんですね。苦いものが好きです。
肝臓は酸味が好きです。
ゴーヤの酢の物とかゴーヤを薄くスライスして軽く塩もみして、ちょっと水にさらして、それをぎゅっと硬く絞ってポン酢をかけて食べます。
カツオ節なんかをふってください。おいしいと思いますよ。
それを油をきちっと切ったツナ缶と合わせて食べるとおいしい。
苦みの酸味を同時に摂らないといけないという事はないですが、キュウリの酢の物を食べた後にコーヒー飲んでおくとか・・。
夏場のコーヒーは焙煎がちょっと濃い方がいいです。深煎りのコーヒーを飲んでおく方が心臓にはいいようです。
だから酢の物をちょっと食べた後に深い煎りのコーヒーを飲んでおくのは心臓を休めてくれます。
心臓というものが疲れて壊れてくると人は眠れなくなるんです。
心臓が異常を起こしてくると眠れない。だから心臓の異常を起こしている人たちは眠りにくい。眠りにくい以外にもうひとつのパターンとしては、いきなり眠ります。
子守歌が必要ない寝方といいましょうか。枕に頭がつくかつかないか、くらいで眠るんです。
心臓の弱い人って眠りの異常を起こすものです。
肝臓に異常が多い人は筋肉がひきつったりとかそれから目の異常が多かったりします。
すこし涼しくなってくると出てくるのが夏バテです。自分で自覚があまりなくても、意外と疲れているのが肝臓と心臓です。
苦味と酸味を利用して、しっかりと乗り切りましょう。
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