痛風について考える

この時期になると男性は気が気ではない。

とある病気のことがむくむくと頭をもたげるからだ。

その病気は痛風。



その昔は贅沢病とか言われて、いいものばかり食べているから痛風になんかなるんだ、って揶揄されていたそうです。

じゃあ貧しいものしか食べていなかったら痛風にはならないのか??

そういったこともないように思います。

最近では普通の食生活をしている人でも意外と多い痛風持ち。

痛風のあまりにもの痛さと周りからの視線やいわれのない中傷で泣く泣く一日の唯一の楽しみであるビールをプリン体カットのものに変えてみる。

またそのプリン体カットのビールが美味しくなくて、カットしているにもかかわらず価格は結構する。カットしている分だけ安くなってもいいようなものだが、そうではない。

身体のことを考えて、研究に研究を重ねた結果、その技術の粋を尽くしたプリン体カットのビールが安かろうはずがない。

なにせプリン体が痛風にはよくないのだから、プリン体を削っていくしかない。

そういった涙ぐましい日々を送っている世の男性も多いかと思います。しかし、この時期になるとなぜか関節に異常を感じる。このままだと痛風の発作が出るかもしれない。ひそかにそう思いながら常備薬を口にする。


どうでしょう?こんな感じですかね?


プリン体ってそこまで痛風に関与しているのかな?って実際の経験上思います。痛風をお持ちの男性は案外とプリン体カットとか糖質○○%オフとかのビールを飲んで、突如訪れる発作に意外とおびえながら生活をしておられます。

痛風発作が起こっているときと起こる前とでは確かに対応というか対処方法は異なります。


整体では痛風は腎臓の異常と考えています。痛風ってプリン体が多くなって、尿酸が排出できなくなって、尿酸値が高くなって、結節が関節面にできて、それがめちゃくちゃ痛くなる、じゃないですか?そしてその結節をやり過ごすくらいしか対応方法はない、ですよね。確かにそうなんです。

ということは、痛風は排出の異常が起こったから起きるんですよね?その排出がうまくできていれば身体内にたまった余計なものを身体外に出してくれているから大丈夫なのです。

でも排出機能が低下して、排出できなくなったら、身体内にたまるしかない。その結果が痛風発作になります。


つまり痛風発作で苦しんでいる人は排泄機能が低下している。排出できていない人だと言えます。


腎臓の骨を調整して、腎臓の処を押さえて、腎臓のはたらきを助けてあげれば痛風は少しでもよくなります。

夏場に痛風が増えるのは腎臓の異常が起こりやすいからです。ほんとうは腎臓だけじゃなく肝臓や心臓の関係もあるので、夏になると、なんですけどね。


とにかく痛風は贅沢病ではありません。贅沢というと普段われわれが食べている食事自体が贅沢なものを食べていると思うと、贅沢病なのかもしれませんが、それさえも一般的になった今では、国民病や生活習慣病と言えるのかもしれません。

普通に食べて、普通の暮らし、普通の生活をしていると痛風になる。ひとそれぞれの体質というものもあろうかと思いますが、つらいものがあります。

今の時期、汗をかくことができなくなると身体内の排出が低下します。汗というのは身体内の老廃物を出す役目を担っています。

ようやく梅雨明けをしました。

梅雨という季節は雨がよく降ります。だから梅雨と言うんだよ、と習いました。梅雨には雨がたくさん降る、と。今年の梅雨は長かったです。災害もありました。

長雨の影響で野菜が高騰してきています。食料難にならないといいですが。この間もスーパーに行ってレタスを買おうと思ったら400円もしたのでさすがにやめました。キャベツも250円しました。鳥取県でですから、都心部のほうではおいくらくらいするんでしょうか?とよそ様の心配をしてはいます。

ええっと、梅雨の話ですね。梅雨には雨がたくさん降ります。雨が降るということは水蒸気がそこらここらにあるということです。水蒸気がそこらここらにあるということは、汗が出にくくなります。皮膚呼吸というのをご存じでしょうか?不感蒸泄というのを聞いたことがありますか?皮膚は何もしていなうように見えても、呼吸をしている。そして体内の水を知らないうちに外に排出しています。

それが、そこらここらに水蒸気があるとできなくなるんです。そういった人間の生理機能が季節という環境によって不利になる。腎臓はその分、排出しようとしてがんばっているんです。

その行き切ったものが痛風として出ることがあります。そのほかの症状で出る人もいますが、この時期の痛風はそういったことが影響しています。

別にビールを飲んだからなるわけではない。だからといって手や足を腫らしながらビールを飲むのはよくない。

しっかりと水を飲んで、汗をかいて、たくさん寝ること。

なんだそんなことか、と思うかもしれませんが痛風持ちの人は案外眠れていません。睡眠に異常がある人が多いのが現実です。

汗による排出と痛風が関係しています。そう考えますと制汗スプレーや制汗シートでせっせと身体を拭いている人は痛風への道を歩いているとも言えます。そもそも痛風持ちの人が制汗シートを使うのは本来ではやめたほうがいいかもしれません。

汗が匂うからとかそういったエチケットを気にして制汗スプレーとか制汗シートを使う。匂いが気になりだす30代や40代の男性に痛風が多いのもうなずますね。

女性のみなさんはどうか、臭い臭いと言わないでほしい。世の男性は女性に嫌われることと痛風なら痛風を選ぶくらい女性に嫌われるのを恐れているのですから。

しっかり汗をかけていると案外匂わないものですけどね。

単に贅沢病ではない痛風。整体的な観点を生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか?


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