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一体感を探る

一体感を探る

探っていながら 探るという行為自体をあさましく思う
あさましいことを欲していて 欲しているからこそ得られない実感が生まれる

急激に重たくなる自分と乖離したい欲求が生じてきて もはや欲求という範疇に収まりきらないほど強く激しく育っていた


鎖につながれているような気がする

重くジャラジャラとした鎖
冷たくて無機的に繋いでいる
いつの頃からかわからないくらい長い間 鎖はそこで繋いでいた

問題は繋がれている方が繋がれているということを自覚していないことであり 繋がれているという実感が初めて「じゃあどうするのだ?」という問いを投げてくる

方法はわかっている
激しい炎で鎖を断ち切るしかない
それ以外に自由になる方法はないのだ



読んでくださってありがとうございます。とてもうれしいです。