やすむためには勇気が必要だ
やすむためには勇気が必要だ。
ぼくは毎朝起きたらやる習慣があります。
それはその日の暦をチェックすることです。
今日はどんな日になるんだろう？
そう思いながらも自分の都合のいい一日にならないかな？と思って暦を一生懸命に観ています。
今日の暦はよくないです。どうも自分だけが都合がいいとか都合がよくないとか言っている場合ではないようです。
月破という日です。
月破大耗の日は天に巡ってきていますエネルギーが、すでに卯と酉でぶつかっていますので、争いや衝突、ケンカやトラブルといったことが起きやすい日となります。
この記事の時は卯の月と酉の日の月破でした。
今日は酉の月と卯の日の月破です。
ある流派では月破大耗の日には表に出るな、という流派もあるくらいです。それくらいたいへんな一日。誰かとトラブルになりたくなければ、人と会わない方がいいくらいの一日です。
そもそもぶつかりや衝突の象意があるのですから、一日のスケジュールとしては早めに家に帰宅する。ご飯を食べたら早めに就寝する。余計なメールはしない。明日に回せることは明日にする。過激な投稿は避ける。などです。卯と酉の冲はケガとか流血に意味がありますので、包丁を使うときなんかには注意が必要ですね。
そんな月破の日。とはいえ、じゃあ「月破日なので今日はお仕事お休みします！」なんてことは言えませんよね。
言えたらうれしい。言えるべきだ。それくらい言える世の中でないといけない。
無理ですね。
お仕事は誰か他のひととのつながりでやっていますので、自分の都合だけでやるやらないを決めることはできません。
何とか注意して、月破の過ごし方をなるべく遵守しつつ今日一日が無事に終わることを願うほかなさそうです。
今朝起きて、暦を観て、そう思いました。
冒頭の一文。やすむためには勇気が必要だ。
思い返せばこれまでそうでした。
たとえば理学療法士になるときの実習中。レポート課題ができなくて、ほぼ朝まで毎日毎日やっていました。
みなさんに明日の朝までに仕上げなければいけない仕事があったとしましょう。家に着いたのは夜の１０時過ぎ。
どうします？実習生ではここでふたつの分かれ道。いったん寝てからレポートをやるタイプの人と、とりあえずレポートを終わらせてから寝るタイプ。
朝までに仕上げなければいけない仕事に置き換えてみて、どうですか？どうします？いったん寝ます？とりあえず終わらせます？
ぼくはとりあえず終わらせる派だったんですよ。
というのも、いったん寝て、起きれなかった場合の地獄。それと、起きたとしてもレポートができなかったという地獄。
この２点を考えたときに、いったん寝るという選択肢はぼくにはなかったんですね。
とりあえず終わらせて、と言ってもほんとうに家を出なくてはいけないギリギリの時間にようやくできたこともありましたし「終わった！」って思ったら、部屋の外からすずめがチュンチュン鳴く音が聞こえてきたときもありました。ざらでした。
それでもレポートを持っていったら、すぐに赤ペンで訂正されて、修正されて、やり直し。その毎日なんです。でも実習生ってそういうもんなんですけどね。
ここまでどれだけの数「とりあえず」って書いたでしょう。ぼくがレポート課題をほぼ徹夜で毎日したことはがんばったことです。ほんとうにがんばったと思います。自分の知識のなさや考えの浅さ、そんなことでは患者さまの前に立てないよ、っていう心構えのようなものを学んだと思います。
それでも「とりあえず」なんです。がんばることは実は惰性だったりもします。がんばることに対してはいろんなことが後押ししてくれます。指導してくれる先生や協力してくれる患者さんのために、もあるでしょう。しかし、ミスをしないようにとか、自分の保身のためにもがんばることはできます。
がんばっていて、がんばっている姿勢を見せることで一定の評価はしてくれるかもしれません。
やすむためには勇気が必要だ。
やすんでいて評価されようと思うと大変なことです。実習生のころにはあり得ない感覚です。
いま、お仕事をしている、家事をしている、などなど。普通に生活をしていくことも毎日がんばっているのではないでしょうか。
やすむには勇気が必要です。やすむには強い意志が必要です。
変な言い方になるかもしれませんが、今日やすんだあなたはがんばっているのです。今日がんばっているあなたは惰性でしかないのです。
ぼくたちはがんばることを推奨されてきました。それこそ死ぬ気で。
ほんとうに正しかったのでしょうか？
ぼくたちはがんばることが意外と得意で、すぐにがんばるとか肉体と意志の力でどうにか解決しようとします。
がんばることをやすむことに使ってみたらどうでしょう。肉体も意志も喜ぶかもしれない。
そんなことを今日は暦を観ながら思いました。
昨日に引き続き、お知らせさせてください。
愛光流からだと心整体では四柱推命専門の基礎講座を行うことになりました。基礎講座が修了した方は応用講座に進んでいただくことが可能となります。
今回は参加することが難しいという方でも、今後参加されたい、興味があるという方がおられましたらお知らせください。
本日もお読みいただき、ありがとうございます。
読んでくださってありがとうございます。とてもうれしいです。